T27 早春の花めぐりと御亭山

1.動 機
2月後半に予定されていた62会ハイクが28日に決まったが、前日の27日も好天の予報だった。折角の晴天、あまり疲れない外出をと考えて、去年行き損ねた馬頭の福寿草群落地を訪れてみることにした。ここの福寿草が時期尚早で寂しかったので、一昨年歩いた近くの御亭山と大田原北金丸のザゼンソウ、寒井と雲巌寺の福寿草を眺めて帰ってきた。

2.データ
a)山域:御亭山(522m)
b)登山日:2006/02/27(月)晴
c)コースタイム:
森山自宅9:05 = 10:35 馬頭御前岩・高野宅11:20 = 11:50 御亭山 12:20 = 13:40 黒羽寒井・池沢宅13:55 =14:15大田原・北金丸ザゼンソウ園 14:35 = 15:10雲厳寺・鈴木宅15:35 = 17:00 森山自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「下野小川」「黒羽田町」「大田原」

3.記 録 
  (御前岩と腰巻竹)
(馬頭の福寿草)
(馬頭)
朝ゆっくり我家を発車し、R293で馬頭の街に入って大子方向に右折し、R461に入って少し走ると御前岩物産センタがある。駐車場の周りが竹で囲われており、その間から川岸に下りると遊歩道があり、対岸に大きな岩があった。御前岩(おんまえいわ)である。そのむかし、水戸黄門が「隠すべきを隠さぬは、通行人の目ざわりになる」と、対岸に竹を植えさせたと言い伝えられ、この竹は「腰巻竹」と呼ばれている。なるほどと感じ入りながら何度もシャッタを押した。
物産センタの人に福寿草の場所を聞くと、目の前の高台にある長屋門の家が高野さんの家だという。歩いていくと、立派な門の前に「福寿草群落地へ」の立札があり左手に遊歩道が整備されており、斜面にぽつぽつと黄色い花が咲いている。少し早すぎたようで寂しい感じだが、歩いている間にも3組のご夫婦が入ってきた。地方ケーブルテレビの二人が撮影中で、今年は花付が悪いと言いながらカメラを回している。私達も形のいい株を選んで写真を撮った。この家の主人が写真愛好家のようで、長屋門にミニギャラリがあり、福寿草だけでなく、紅葉や野鳥の綺麗な写真が展示されていた。
(御亭山)
馬頭に来る道すがら、日光の白い山並みが見えていたので、去年、車で登って抜群の展望を満喫した御亭山(記録11)にまた行くことにした。R461をそのまま進み、唐松峠の先に御亭山の道標があり、左手の林道に入った。山頂近くの駐車場からは、白く輝く日光や高原山の山々が綺麗に見えており、その左に古賀志山など前日光の山々、筑波山まで綺麗に見えていた。後ろ側には奥久慈男体山や八溝山が見渡せた。
駐車場からは塩原や那須の山が見えないので、少し西にある希望ケ峰まで登って写真を撮った。目の前にアンテナ塔が邪魔をして、撮りたかった日光から那須までのパノラマ写真は絵にならなかった。5mも位置をずらせてくれればと恨めしく思った。引き返しながら御亭山に登って何とか4連峰のパノラマ写真を撮った。
(希望ケ峰越しに日光連山−高原山−塩原の山−那須連山)

(黒羽寒井・福寿草)
御亭山の林道を反対側に降りてR461からR294を北上し、くらしの館を通り過ぎて1km、那須製作所のところで狭い道に右折すると池沢さんの庭に入る。ここの福寿草は道の畦道と庭に今や盛りと咲いていた。八重の福寿草が華やかだった。
(寒井の福寿草は華やかだった)
(庭一面に咲いていました)

(大田原北金丸・ザゼンソウ園)
R461の北金丸交差点の近くに「ザゼンソウ園」の立札がある。入口に10台位駐車できそうな駐車場があり、満車に近かった。民家の庭を通って歩くと回遊木道が整備された400坪のザゼンソウ園がある。やや盛りを過ぎた感じだが、沢山のザゼンソウがポコポコと頭を出していた。一回り観察して、撮影しながらもう一回りした。
(ザゼンソウ園)
(可愛く咲いていました)

(黒羽雲厳寺・福寿草)
R461を引き返し、唐松峠を通り過ぎてから左折して県道13号に入り、更に八溝山への道に左折すると名刹雲巌寺に着く。この先が雲巌寺部落で、数分走った右手の山の斜面が一面黄色になっている。その下の一軒家が山の持主、鈴木さんのお宅で、初めての人はおばあさんが親切に案内してくれる(記録24)。ここの福寿草は一重で清楚である。斜面が西向きなので、ここの鑑賞は午後がいい。花数は去年よりも多いように思われ、何度もシャッタを押した。鈴木宅の裏を登った赤い鳥居のところに行くと、草叢に見たことのない白い可愛い花が咲いていた。おばあさんに聞いても名前が分からなかった。
(雲巌寺の福寿草は一重)
(名の分からない白い花)



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