T31 板敷山から吾国山

1.動 機
雪山に単独で登る自信がないので、冬の間は茨城の山のピークハントをする。前夜に目的地を検討したが、何年か続けていると、シモンHPを見てもお奨めの山が少なくなってきた。今日は3月04日なので標高304mの山を探して登ろうと意見一致し、笠間の先に板敷山という山を見つけた。板敷山は地形図には山名表示がないが、大覚寺の上方、吾国山の稜線上にあるので、吾国山まで足を伸ばせば一日のハイキングになる。

2.データ
a)山域:板敷山(304m) 吾国山(518m)
b)登山日:2006/03/04(土)晴
c)コースタイム:
森山自宅10:15 = 11:40 護摩壇登山口11:50 ---- 12:00板敷峠 ---- 12:40 板敷山12:45 ---- 13:20 422m峰(昼食)13:45 ---- 14:15 吾国山14:25 ---- 15:50 護摩壇登山口 16:00 = 17:15森山自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「加波山(北部)」

3.記 録 
深夜の検討で寝るのが2時になったので、朝はゆっくり起き出発は10時を過ぎた。61号を通って笠間に入り、福原駅を過ぎて64号沿いの板敷部落に着いたのは12時近かった。大覚寺近くの64号沿いに駐車して、板敷山登山口の標識のところから脇道に入った。すぐに吾国山への林道に出ると板敷峠の標識があった。親鸞聖人法難の遺跡跡の石碑があり、その前に2,3台駐車できるスペースがあった。
林道は板敷山山頂のすぐそばを通るが、ここから登山道に入った。境界杭沿いに踏み跡があり、ところどころ踏み跡が怪しくなるが雑木林の中をなだらかに登った。一度林道に出て山道に戻って40分ほどで4等三角点のある板敷山山頂に着いた。304mの三角点があるだけで山名板もない。木の枝越にすぐ近くの加波山が見えるが、証拠写真だけ撮って次に向かった。
(雑木林の登山道)
(3月4日の三角点))

(フライト基地)
ここからは林道が稜線を通っていて山道はなさそうなので林道をどんどん歩いた。1kmも歩いたところにフライト基地があり、沢山の若者が次々に飛び立っていた。気持ち良さそうなハングライダーのフライトをしばらく眺めて、監視員らしき人に「高いところを飛んでいる間は気持ち良さそうですね。」と話を向けると、「飛んでいる間は、風の様子を見ながら常に緊張して調整しているから、気持ちいいと思うゆとりはない。気持ちいいと思うのは、無事着地した後のこと。」と思いもしなかったことをおっしゃる。基地中央には立派な山名方位盤があり加波山の展望がいい。使っていない発進台の上に上がって写真を撮ってから林道に戻ると、駐車場には東京、千葉、宮城など遠方の車ばかり並んでいた。
(加波山系の展望)

(・422m峰証拠写真)
フライト基地の先から422mのピークに向かって右手の山道に入った。岩場を回り込んだところに古びた「虎石展望台」の標識があったので上がって見たが、周りの木立が育っていて展望はよくなかった。すぐに石がごろごろした・422ピークに到着したが、やはり展望はよくない。ここで遅い昼食をとった。
吾国山方向への稜線の道を歩いて林道に出て、階段道を登って行くと大きな歌声が聞こえてきた。ロープを張った急坂を登って行くと、中ほどで7人の若者が中国の歌を歌っていた。行儀の良い明るい青年達で「洗心館に泊まって、日本語の勉強をしている」という。写真を撮ったが、まだ慣れないカメラの設定をここから間違えてしまい、拙い写真になってしまった。カタクリ群生地を過ぎ山頂の神社に着く。展望を楽しんでいると、岩間駅から歩いてきたという一人旅の女性が上がってきて、頼まれてシャッタを押し、山の名前の案内をした。茨城の山にも大分慣れてきたような気分になった。
(明るい中国留学生)
(一等三角点)

下りは往路を戻ったが、急坂の下りでカタクリの手入れをしに来たという男性に出会い、「今月末には咲くと思うからまた来てよ」と言われた。急坂を下ってから板敷山の先で山道に戻るまでは、・422も板敷山もパスして林道を歩いた。途中、中国留学生にまた出会い、「大覚寺に行こうとしたが行き着けず引き返してきた」というので地形図のコピーを渡して道を教えた。近道をしようと板敷山登山道を途中から逸れて、急坂を下って駐車場所に戻った。



戻る

inserted by FC2 system