T34 堂山と妙見山
(大子の山のピークハント)

1.動 機
(堂山と妙見山の歩行ルート)
天気が良さそうなので、久しぶりに茨城の山のピークハントをしたくなった。シモンHPには、大子の堂山に「もう一度登りたい」のマークがついているので、この山に登ることにした。一座だけでは時間が余りそうなので、近くにある妙見山も一緒に征服することにした。両方の山とも登山ルートがはっきりしなかったが、地形図を見ながら、尾根を辿る周回ルートを作って歩いてみた。妙見山のイワウチワがもうほころび始めていて春の息吹を感じさせていた。

2.データ
a)山域:堂山(460m) 、妙見山(390m)
b)登山日:2006/03/20(月)晴時々曇
c)コースタイム:
日立自宅 8:40 = 10:10阿坪P 10:20 ---- 10:35 鳥居 ---- 11:15 堂山山頂 11:20 ---- 11:40 355m峰 ---- 12:00 阿坪P 12:10 = 12:15 お茶の里公園(昼食)12:40 = 12:45 上ノ坪P ---- 13:15 332m峰 ---- 14:05 妙見山三角点 14:10 ---- 14:40 地元の妙見山 ---- 14:50 332m峰 ---- 15:15 上ノ坪P 15:30 = 17:00 日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「大子(北西)」

3.記 録 
((広い茶畑の向こうに堂山)
a)堂山
大子市街を抜け、県道205に入って鷹巣スリーCCを過ぎて、阿坪集落の手前の路側に広くなったところを見つけて駐車した。身支度を整えて県道から右手の茶畑の中の地域道に入り、最初の分岐を右手に曲がって堂山に向かって歩いた。沢筋の林道を10分も歩くと赤い鳥居を挟んで林道が二股に分かれていた。予定のルートはこの間の尾根に取り付くことになるので、鳥居をくぐって小さい祠を超えると踏み跡が見えてきた。植林の中の急坂をジグザグに登ると小 さなピークに着くと、樹間に堂山の三角形の山容が見えていた。
再び急坂を登ると南北に通った登山道があり、南に曲がってすぐに堂山山頂に着いた。山頂からは期待の展望はほとんど無く、二等三角点と黄色と赤の2枚の山名板がぶら下がっていた。北風が強くて寒く長居は無用だった。
(赤い鳥居)
(堂山山頂)

証拠写真を撮ってすぐに下山にかかった。南方向に登山道が伸びていて、境界杭らしい赤い標識が続いていた。355m峰のところで道は二股に分かれたが、駐車場所の近くに降りられそうな左の踏み跡に入った。県道に近づいてから道を見失ったが、少し藪を漕いで茶畑に降り立った。手前で丸々としたフキノトウを収穫してから車に戻った。
b)妙見山
茶の里公園で昼弁当を開いてから、引き返して上ノ坪集落の近くの路側に駐車して歩き始めた。下ノ坪部落への道に入って橋を渡ったすぐのところの登山道らしき道に入った。鎮守の社があったりして始めはしっかりした道だったが、計画の尾根筋を狙っているうちに道は無くなった。手入れされた林なので、道はなくてもたいして藪は漕がないで332mの峰に着くと、ここにははっきりとした踏み跡が東西に通じていた。数株のシュンランが新鮮な花を広げていたのでシャッタを押した。尾根筋を西に向いて歩いて、次の小さなピークを巻いて進むと、尾根の北斜面にイワウチワの群落が広がっていた。その時期に登れば綺麗な花に出会えそうだった。
(新鮮なシュンラン)
(ほころび始めたイワウチワ)

次の登りでは右の斜面にトラバース道が現れたが、迷わず予定通りの尾根筋を登った。踏み跡ははっきりしているのだが、最近は歩く人がなくなったのか、つつじなどの潅木の枝が茂って段々と歩きにくくなってきた。しばらく藪と格闘しながら歩き、林道に出たときにはほっとした。林道の向かいに赤いテープがあって踏み跡が登っていたが、林道を妙見山の直下まで歩いてから、急な坂を立ち木に掴まりながら攀じ登って三等三角点の妙見山の山頂に登頂した。山頂には三角点以外に何の印も無かった。「妙見山」と「妙見山頂」と左右にマジックで書いた小さな木片を見つけて、妙見山といえば普通は祠があるはず、三角点があるここが「妙見山頂」、地元の「妙見山」は別にあるのだろうと話しあった。
(三角点の妙見山)
(地元の妙見山?)

三角点の前で証拠写真を撮って、尾根筋の道を北のピークに向かって歩いた。このピークが地元の妙見山かと思ったが祠は無かった。山頂近くにイワウチワの群落があって、もうつぼみを開き始めていた。ここから林道に下りて、往路の尾根の藪漕ぎを敬遠してトラバースしている山道に入った。歩きやすい山道は山を半周していて、往路とは大違いの楽な山歩きになった。次のピークは往路では巻いて歩いたのだが、登山道が山頂に向いているので登ってみると石の祠があった。これが地域の妙見山だろうということにして写真に撮った。
332m峰からは東に下りるしっかりした道があり、これを降りると迷うことなく部落の茶畑に出ることが出来て、民家の庭の福寿草を眺めながら車道を歩いて駐車場所に戻った。

(後記)
帰宅してからHP(山悠遊)を確認したら、地元の「妙見山」は北西に延びた林道の先端にあるピークのようである。



戻る

inserted by FC2 system