T46 石尊山

1.動 機
磯原の石尊山は山菜の宝庫で毎年登っている。今年は少し早すぎて収穫は少なかったが、男坂を初めて歩いて西明寺にもお参りでき、大矢さんご夫妻と語り合って登ったので、賑やかで楽しいピクニックになった。

2.データ
a)山域:石尊山(412m)
b)登山日:2006/04/18(火)曇時々晴
c)コースタイム:
森山自宅 8:30 = 9:30西明寺前 9:40 ----(女坂)---- 10:40 石尊山(山菜採り、昼食)12:40 ---- (男坂)---- 13:40 西明寺前 14:50 = 16:00 森山自宅
d)同行者:大矢夫妻、和子
e)地形図:1/25000「磯原」

3.記 録 
(名句)
10時に西明寺に集合と約束に遅れないよう、日立の渋滞を考えて8時30分に出発した。R245もR6も意外に空いていて約束時間の30分前に到着したが、大矢さんはすでに到着済だった。挨拶して身支度を整えて女坂登山口から登り始めた。
大矢さんの目は鋭い。早速タラノメを目敏く見つけて収穫するが、コシアブラはまだ小さい芽のままだった。日当たりのいいところは開いているだろうと慰めあいながら登っていった。足元のスミレやミヤマシキミが可愛いく、上にはキブシも新鮮だった。1時間で尾根に着き、すぐに祠のある山頂に到着した。「杖を道ずれ老夫婦谷山超えて目指す山頂石尊山」「着いたぞばあちゃん山頂だ旨い空気が待っていた。幸せだな?」の名句を見ながら祠に収穫を祈った。
ここから山菜を求めてしばらくうろついたが、タラノメが少し採れただけで、コシアブラはまだみんな小さかった。ぜんぜん収穫無しでは淋しいので、小さな芽が可愛そうではあったが、春の風味を味わえるように少しだけ頂戴し、暖かい陽だまりで昼弁当を広げてピクニック気分を味わった。
下りは男坂を下ることにした。初めて下る男坂は予想以上の急坂が10分も続いた。ロープや立ち木に掴まりながら下り、ここを登るのは大変だろうと思ったが、途中で鎌を持った元気な男性に出合った。急坂をこなすと、後は女坂よりも歩きやすい道になり、昭和53年に立てた石尊会の名が入った立派な石造りの道標が何箇所かに立っていた。平地に出ると西明寺があり山サクラが綺麗に咲いていた。参道沿いにはシャガの葉が続いていて、花の季節には華やかになりそうだった。更に下って集落に出ると、ミツマタやサクラが色よく咲いていて桃源郷のような気持ちのいい風情をかもし出していた。車道に出て駐車場所に戻る間には、シデコブシやナシの花が見られて、石尊山を眺めながら戻る車道の歩きも気持ちが良かった。
(西明寺)
(桃源郷)
家に持ち帰った山菜は早速テンプラになったが、ちょっぴりの山菜も春の風味を十分に味合わせてくれた。たっぷり収穫したときとは一味違った嬉しい味だった。



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