T122 明山

1.動 機
しばらく山から遠ざかっていた和子が、昨日夜になってから「明日どこかに出かけようよ」と言い出した。先日下山さんと弘昌さん御夫妻で歩かれた明山のGPS軌跡が公開されたばかりで、半分は歩いたことがなかったので、このコースを忠実に辿ってみようと話がまとまった。歩いてみると、なかなか変化のあるコースで、紅葉もまだ綺麗なものが残っていて、満足の晩秋ハイキングになった。

2.データ
a)山域:明山(457m)
b)登山日:2006/12/7(木)曇
c)日程:
日立自宅9:30 = 10:20上山ハイキングコース入口 10:25 ---- 10:30大久保集落10:35 ---- 11:25明山11:40 ---- 11:55三葉峠 ---- 12:10篭岩分岐 ---- 12:25上山ハイキングコース入口12:45 = 12:50休屋展望台13:05 = 15:00日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「大中宿南東」


(大久保から歩いた明山周回ルート)

3.山行記録
(大久保集落からの明山の眺め)
我家をゆっくり出発して、県道249から322に入り、高草間から町道に入って上三草から上山方向に向かった。大久保の集落への分岐を過ぎたところに上山ハイキングコース入口の道標が立っている。車をこの近くの路側に停めて歩き始めた。
大久保の集落への入口のところまで引き返すと、明山がすぐ近くに迫って見えた。それほど時間はかかりそうな距離ではなさそうだが、急坂が続いているようだ。集落の道をどんどん歩いていると、和子が「この道でいいの?」と不安顔。下山さんのGPS軌跡を見直すと、もっと手前から尾根に上がっている。少し引き返したが尾根への取り付き点が見当らない。沢沿いをうろうろしていると、畑の上の笹薮の中に上に伸びている踏跡らしきものが見えた。近付いて見ると、確かに三人が歩いたらしい真新しい足跡が残っていた。確信して踏み込んで笹薮を過ぎると、1本のはっきりとした道になり、部落のアンテナ線がこの道に沿って上がっていた。直登の連続でなかなかきつい。草木に掴まりながら登っていった。
(いたち?)
一寸した岩場を越えると、目の前の木に一匹のイタチらしき動物が駆け登った。お互いに動きを止めて、しばらくじっとしていた。
このあたりから、鮮やかな紅葉が多くなり、何度かシャッタを押した。陽が当たればもっと綺麗なことだろう。一つピークを越えて山頂に近付くと急坂になったが、三葉峠からの岩場に比べればたいしたことはない。左右に分岐が分かれていたが、左は三葉峠からの岩場を迂回する道と思われたが、右はどこへ下りるのだろうか。
山頂に到着すると、周りはまさに360°の大展望だった。日光連山−高原山−塩原の山−那須連山と綺麗に見え、その上に会津の白い雪山が丁度陽を受けて光っていた。近くには、篭岩山、奥久慈男体山、白木山、シモン山と連なり、竜神大吊橋の上に神峰山と高鈴山が目立っていた。
(大吊橋と神峰、高鈴)
(明山山頂の証拠写真)
展望を楽しんで、証拠写真を撮ってから下りにかかると、下から登ってくる元気な声が聞こえてきた。10人ほどのグループで、道を譲り合いながら下っていくと、旧職場のSeさんがいて声をかけられた。最近になって近くの山を歩き始めたとのことで、山で知り合いと出会うのは嬉しいものだ。
(三葉峠の紅葉)
こちらの道は歩いたことのある道、三葉峠まで下ると紅葉が一段と綺麗で、また何枚もシャッタを押した。亀ケ淵への道を右に分けて上り下りすると、篭岩への道と町道への道が別れる。左の町道への道がハイキングコース入口に向かっており、こちらに向かって下った。ここからは下り一方の歩きやすい道、紅葉を眺めながら気持ちよく下ると、すぐに左下に登る時通った大久保の集落が見えてきた。
駐車場所に戻って軽い昼食を取り、帰りの途中で休屋展望台に立ち寄って、日光那須の山並みをもう一度楽しんだ。ここのカエデはまだとても綺麗だった。
水府、常陸太田で買い物をしながら我家に帰った。



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