T125 県北のやぶ山(戸屋山から見張山へ)

1.動 機
年末が迫ってきたが、天気予報で晴れマークが続いた。今年最後の山歩きをしようと、近くの山をシモンHPの茨城の山から未踏峰を物色すると、大子に戸屋山と見張山という山があった。シモンHPに山行記録はないが、地形図を見ると戸屋山から見張山近くまで破線の道が通じており、何とか歩けそうだったので早速出かけてみた。

2.データ
a)山域:戸屋山(565m)・見張山(679m)
b)登山日:2006/12/23(土)晴れ
c)日程: 日立自宅9:00 = 10:20後場路側 10:45 ---- 11:00アンテナ11:05 ---- 11:25戸屋山11:35 ---- 12:00鉄塔(昼食)12:30 ---- 12:50 565mピーク ---- 13:15林道 ---- 13:45見張山14:00 ---- 14:10林道 ---- 14:45鉄塔 ---- 15:00戸屋山 ---- 15:25後場路側 15:35 = 17:00日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000「町付南西」

(戸屋山−見張山縦走ルート)

3.山行記録
R118を北上し、大子道の駅からR461に左折し、すぐのところで県道160に入って北上すると県道159に交差し、左折してしばらく走ると峠になった。ここが地形図で破線の道が始まる・346の地点と思われた。少し下ったところに広い路側を見つけて駐車すると、目の前にお堂があって、その脇に階段が斜面を登っていた。ここを登れば何とかなりそうと思って登り始めた。だが、すぐに墓地で行き止まった。
踏跡を辿って少し右に歩いてから杉の植林の中をしゃにむに登っていくと、NHKのアンテナ埋設の黄色い杭が立てられた道が現れ、アンテナまでこれを登った。アンテナの先からも踏跡を辿ると、右手から上がってきた破線の道と思われるしっかりとした登山道と合流した。
(お堂のところから取り付いた)
(手入れされた植林を登った)
道は広くなり、どんどん歩いていくと高みがあった。道から外れて登ってみると、ここが戸屋山の山頂で、RKさんの名前の入った山名板がぶら下がっていた。展望はないので、証拠写真を撮って次に向かった。
尾根筋に杉林の中の道がしばらく続いたが、突然周りの杉が途絶えて東側の展望が開けた。地形図以外に大きな地図を持参するのを忘れ、八溝山や男体山など特殊な形の山も見当たらず、山並みの名前は特定できなかった。
(戸屋山山頂にて)
(東方の展望)
道が藪っぽくなってきて、しばらく背の高さほどの笹の中を踏跡を探しながら歩いた。やがて鉄塔が見えてくると、ささが刈り払いされた道になってきて、道傍にバッグが転がっていた。人の話し声が聞こえ、下に林道が現れ、車の周りで弁当を広げている人たちがいた。エンジンカッタや鋸がそばにあって、登山道の刈り払いをしている人たちだと分かった。「今から見張り山まで行くのかい。日が短いから早めに帰って来いよ」と注意してくれた。
鉄塔下が広く気持ちが良いので一休みし、昼弁当を広げた。西側の展望が広がっていたが、やはり山名同定は出来なかった。
地形図では林道は鉄塔まで延びていないが、この林道を歩けば見張山直下にいけるはずだが、尾根の藪っぽい道を進んだ。・555mのピークを越えて、地形図で5差路になっている手前のピークを越えると植林が途絶えて藪が濃くなったので、直進をやめて左手の植林の中を下った。林道に出ると、すぐ目の前に見張山が見えていた。
(背丈の笹が覆う道)
(林道からの見張山)
林道からの取り付きが急なのですぐに尾根に上がるのはやめにして、大きくカーブする林道をしばらく歩いて、見張山直前の谷間から取り付いた。これが間違いで、間伐した杉がところかまわず散乱し、それも枝を付けたままなので、急斜面でこれを通過するのに汗をかいた。
やっとたどり着いた山頂には、05-1の日付の付いた黄色い山名板があった。ここも展望がないので、証拠写真だけ撮ってさっさと下山にかかった。下りは杉の倒木を避けて、林道へ一番近い方向に下りた。林道へ下りるところで少し段差が大きかったが、登りよりもずっと歩きやすかった。
帰りは鉄塔下まで林道を歩いた。下草刈りの車ももう帰るところで、途中で出会って挨拶をした。鉄塔下は車の転向のためなのか広場のようになっていて、そこからは手前のピークの後に戸屋山の姿が見えていた。
(見張山山頂にて)
(林道終点からの戸屋山)
鉄塔から尾根道に戻って戸屋山に向かい、下りは確認のために破線の道を辿る積りでいたのに、つい、登った踏跡をそのまま辿ってしまった。
今年最後の山としては変哲もない山だったが、歩いた後で結構充実感を感じた山歩きだった。



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