U25 境界尾根の岩下三角点
1.動 機 盛金富士の北、桧沢口の上に、大子町と旧山方町を分ける北西に伸びるはっきりとした尾根筋がある。その上の馬放平三角点からの男体山の眺めが良いよという話を下山先生から聞いたことがあり、久慈川近くの神社マークのところから取り付く積りで、天気のいい冬晴の一日、フキノトウ狩がてら出かけてみた。 2.データ a)山域:岩下三角点(257.9m) b)登山日:2007/02/27(火)晴
d)同行者:和子 e)地形図:1/25000「小中宿(南西)」 3.山行記録 あちこちからフキノトウの話が聞こえてくるが、今年我家はまだ味わっていない。奥久慈の群生地に出かけてみることにし、ついでに大子町と旧山方町を分ける境界尾根筋を歩いて、奥久慈男体山の展望を楽しむことにした。一旦下小川駅に駐車して近くを歩いて何箇所かでフキノトウを物色したが、すでに採られた後のようで空振りだった。
尾根筋は下草刈りをしたばかりで、贅沢を言えば切り口が地上20cmばかり飛び出ていておっかなかったが、藪漕ぎはなくて助かった。展望を楽しみながら何回もピークを上り下りして、やっと岩下三角点の石標を見ることが出来た。4等三角点だった。 ここまで来ると、真下に採石場が見え、男体山の展望がさらに良くなってきた。ゆっくり昼食にしたいが、ところかまわず飛び出している切り口が危なっかしくてそのまま先を急いだ。
次の282mのピークに上がると展望は更に広くなり、下には広い採石場が広がり、向かいには、茨城21峰、月居山、長福山、男体山、鷹取岩、篭岩山、アンテナの山、熊の山とずらりと並んで気持ちが良い眺めだった。おやつを食べながら一休みした。
予定では、更に378.2mの馬放平三角点峰まで稜線を歩いて行こうと思っていたのだが、ここから先は刈り払いがされていなくて、急に藪が濃くなってきた。これを見ると歩き通す気力が萎えてしまい、今日はここまでにして、先は日を改めて歩くことにした。 下山は杉の植林を下った。手入れの良い植林は急斜面でも藪ではないので何とかなる。ずるずると滑るように下っていくとトラバースする踏跡のような道があった。この道はどんどん進むと、岩下三角点の下の枝尾根に曲わり込んだ。この枝尾根の道が良く踏まれた道だったので、これで下の県道まで何とか下れる自信が出てきた。どんどん下って県道直前で、左の沢に下りると塩ビパイプで水を引いた水溜めがあり、これからはホースで下に水を引いていた。ここから沢沿いの道を下ると、道は再び左に登っていた。県道が目の前に見えたので、そのまま沢筋の薄い踏跡を通って下ると、県道への出口には孟宗竹2本でとうせんぼしてあった。 かまわず跨いで県道に出て、岡平の集落をフキノトウを探しながら20分歩いて駐車場所のキャンプ場に戻った。今日のフキノトウの収穫はテンプラだけなら十分だが、フキミソも作りたい。我家への帰途、別場所に立ち寄ってやっと十分な収穫ができたのでした。 |