U41 アンナプルナ・ダウラギリ展望の12日間

5日目;4月15日 ガンドルン−バイシカルカ−タダバニ 


標高 1950m、モーニングコール 6:00、 気温16℃
ガンドルン 8:00 ---- 8:40 シトキュ 8:50 ---- 9:50 橋 10:00 ---- 10:35 バイシカルカ 10:50 ---- 11:20 展望地 11:25 ---- 12:00 タダバニ(泊)

朝目覚めると、向かいに雪山のシルエットがくっきりと見えていた。早速、庭先の椅子に座り込んでシャッタチャンスを待った。そのうち、皆さんも出てきて一大撮影会になった。プロ並みの写真機材を担いできているTaさんは、じっくり構えてなかなかシャッタを押さないが、私はかまわずどんどんとシャッタを押し捲るので、みなさん呆れていた。アンナプルナサウスの右肩に高山があるように見えて、これがアンナプルナT峰8091mだと主張したが、サーダに「T峰はここからは見えない。あれはサウスの一つの稜線だ」と一蹴された。赤く朝焼けにならないかと期待してみんなでじっと睨んでいたが、少し赤くなっただけでそのまま夜明けになり、食事の時間になった。

(夜明け前のパノラマ(アンナプルナサウス、ヒウンチュリ、ガンガプルナ、アンナプルナV、マチャプチャレ)

(朝食前のパノラマ)

食後になるとマチャプチャレが朝日の逆光で霞んできたので、出発までの時間を使って、集落を超えたところまで歩いてみた。ロッジの庭よりも広い展望だったが、マチャプチャレはやはり霞んでいた。

(ガンドルン裏の高台からの展望)

今日も午前中だけのトレッキングだ。はじめから、アンナプルナサウスを目の前にして歩くので快調に歩けた。
美しい三山を眺めながら歩くうちに、マチャプチュレの右にアンナプルナU峰7937mの鋭鋒が頭を出してきた。谷間の橋を渡ると急坂の登りになり、シャクナゲの大木の林になってきた。花期はすでに過ぎていて、真っ赤な花がところどころに残っているだけ。サーダは2週間前には見事だったと言う。出発を遅らせたのを悔やむ。代わりに、道端にコザクラ、ミヤマカタバミなど可愛い花が咲いていて慰めてくれた。
やがて、またアンナプルナサウスやマチャプチャレが見えるようになり、それもずっと近付いてすぐそこに見えて嬉しくなった。数箇所、展望の素晴らしいところがあり、みんな記念撮影に忙しくなった。

(シャクナゲの花の代わりに姥桜)

(シャクナゲが咲いていれば素晴らしい写真になるのだがなあ)

今日も、宿の前でジュース、お茶、クッキーの出迎えを受けて、目的地のタダバニに予定時間12時丁度に到着した。準備された昼食を頂いてから外に出てみると、山々は雲の中に隠れてしまっていた。展望がいいのは午前中だけのようだ。近くの祠のある丘にのぼってみたり、露店を冷やかしながら孫への土産物などを物色した。
山側の高みに上がってみると、ホテルの横の広場にテントが数張設営してあり、外人さん達が大テントの中で食事中だった。数年前はアルパインツアーのトレッキングもこの形式だったのだろう。
ここのロッジは電球の照明も思うに任せず、部屋もトイレもいままでよりも程度が落ちる。女性陣は、明日は雨が降ろうが嵐になろうが次に向かって出発するのだと息巻いていた。

(祠の丘からロッジ街を見渡す)

(たくさんの露店が店を開いていた)

(テント泊の広場)


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