U41 アンナプルナ・ダウラギリ展望の12日間

6日目;4月16日 タダバニ−バンタンテイ−デウラリ−ゴレバニ


標高 2725m、 モーニングコール 6:00、 気温13℃
タダバニ 8:05 ---- 8:30 沢渡り ---- 8:55 バンタンテイヒル 9:10 ---- 9:35 バンタンテイ 9:50 ---- 10:55 水力発電所 ---- 11:20 デウラリラリグランス11:45 ---- 12:00 デウラリグリンビュー(昼食)13:00 ---- 13:55 展望の丘 14:05 ---- 14:55 ゴレバニ(泊)

朝起きて外を見ると、雪山が見えている。慌てて身支度をしてカメラを持って展望所に出かけた。和子は体調が悪いので部屋にいるという。朝焼けの空に、アンナプルナサウス、ヒウンチュリ、アンナプルナV、マチャプチャレ、アンナプルナUが広がって見事なパノラマだった。やがてアンナプルナサウスに朝日が当たりだして朝焼けを期待させたが、朝日方向に雲が発生したのか、段々と暗くなり始めた。これまでよと、部屋に引き返した。

(朝焼けのパノラマ、アンナプルナサウス、ヒウンチュリ、アンナプルナV、マチャプチャレ、アンナプルナU)

左図:出発前にロッジ前でシェルパ達と 
後が評判の悪かったロッジ、その後ろににアンナプルナサウスが薄く見えている。

部屋に戻って、シュラフを片付け、用意されたお湯で洗面したり髭を剃ったりしてから朝食を頂いた。食後も、雪山は朝日に輝くことはなかった。
8時過ぎに出発して、シャクナゲの古木とサルガセオのジャングルの中の急坂を下った。周りの断崖にもシャクナゲの古木がへばりつくように生えていた。300m下ると沢に出会い、飛び石を踏んで沢を渡ると、しばらくはトラバース気味のなだらかな道だったが、やがて今度は急な登りが待っていた。九十九折の急坂を400m登り返したところにバンタンテイヒルのロッジがあってここで休憩した。


(ゴレバニからシャクナゲのジャングルの急坂を下る)

(沢まで下ってから今度は急坂を登り返す)
登り返したバンタンテイヒルからの展望はなかなか良かった。
近くにシャクナゲの大木があり、もしその向こうの雪山が見えていれば素晴らしい被写体になっただろう。向かいの山には真っ赤なシャクナゲの花が点々と見えていた。眼下には深く切れ込んだ谷間が延びており、一本のシャクナゲの木に満開の赤い花をつけているのが印象的だった。谷間の向こうに見える集落が、下りに通過するウレリの集落だと言う。

バンタンテイヒルからは、なだらかにのぼり、やがて断崖絶壁が見えてくると、その下にバンタンテイのロッジがありました。目の前の断崖に白い頬髭の猿が数匹餌を漁っていました。


(崖に3匹の猿がいるのが見えますか)

(バンタンテイからは登りになりました)
左:登る途中にあった小さな水力発電所。
4インチほどのゴムホースで導水した水で発電している。ここに導水するのでその上の名物の滝は水枯れで見ものにならなくなっていた。

登りついたデウラリのラリグランスロッジ前には、満開のシャクナゲの大木が一面に広がっていた。


デウラリのラリグランスロッジから、シャクナゲが咲く散歩道を少し歩いたところに3100mに建つグリーンビューロッジがあり、ここで昼食の準備が出来ていた。食事中に突然雹交じりの雨が降り出し、ポータ達は素早くビニルシートで屋根を作った。その要領の良さには驚かされた。
(3000m近くなると、登山道脇にはまだ満開のシャクナゲの大木がたくさんありました)

食事の後、雨具を付けて歩き出し、シャクナゲの花が咲く尾根道をどんどんと歩いた。天気が良ければシャクナゲが綺麗に見えただろう。小一時間で草原の一角にタルチョがひらめく展望台に着いた。多くの外人さんが休んでおり、300度の展望が開けてダウラギリの大展望も得られるところだろうが、生憎の空模様だ。少しだけ休んで、今日の宿泊所、ゴラバニに向かって階段道を下っていった。
(昼食をとったデウラリのグリーンビューロッジ)
(ダウラギリが見えるはずの展望台)
ゴラバニは今までで一番大きな集落だった。ナイスビューのプーンヒルへの登山口なのでロッジの数も多く、土産物屋やレストラン、本屋などが軒を連ねていた。
夕方、周りのあちこちを散歩してみたが、おなじみのアンナプルナサウスやマチャプチャレがやっと見えているだけで、ダウラギリは雲の中、シャクナゲを入れた写真は明日の楽しみにした。
(ゴレバニの集落)
(今日は生憎のお天気でした)


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