U62.またまたツツジを求めて(荒山・鍋割山)
ナビで最短距離を指定すると、R50経由で荒山高原登山口まで183kmとでたが、朝の通勤渋滞に出会うのを心配して、距離は199kmと少し長くなったが日光・R122経由を指定した。高速道での東京経由は256kmと距離が長くなりすぎて論外だった。 久しぶりに早起きして5時過ぎに我家を出て、日光口PAに2時間で到着して弁当を食べたまでは予想通り快調なドライブだった。清滝ICを出てR122に入ったところで規制速度厳守のダンプに先導され、草木湖まで40分間ゆっくりと走った。渋滞ではないので時間は10分も違うわけではないのだが、少しいらついて、草木ダムの休憩所で新緑に映える美しい湖面やダムの豪快なアーチを眺めながら気分を休めた。ナビの指示するままR122から分かれて、狭い地方道を何度も分岐しながら走って、登山口の姫百合駐車場に9時40分に到着、広い駐車場も8分方埋まっていた。 身支度を整えて丸太の階段道を歩き始めると、中年女性の多い賑やかな団体さんと一緒になった。はじめはゆっくりペースで丁度いいなと思いながら後について歩いていたら、「急行の通過!」の号令のもと道を譲られてしまった。今日は急に気温が上がって暑い、途中まではなだらかな登りだったが、半分ほどのところ、四季の道分岐から急坂になり、それも石がごろごろした歩きにくい道になった。30分しっかり汗を搾られて、やっと荒山高原に近付くと、やっと赤いヤマツツジや白いズミの花が見えてきた。荒山高原は名の通り広い野原で、ヤマツツジがそこかしこに咲いていて、標識や案内板があって何人もの人が談笑しながら休んでいた。荒山はまだまだ遠く高く見えていた。
下りは南東の尾根道を下ったが、上から見ると、登りで下から見上げるように見るよりもツツジの花が綺麗に目だって見えた。途中に「ひさし岩」という岩場があって展望が開け、ここからだと黒檜山も良く見えた。小さな東屋のところの分かれ道で直角に曲がって平らな道を棚上十字路まで歩くと「芝の広場」というベンチもある公園のような広場があった。ここにもヤマツツジやズミがいっぱい咲いていて見事だった。
一回りして荒山高原にもどり、今度は反対方向の鍋割山に向かった。展望のない坂道を少し登ると、小高い丘になって展望が開けた。今日はガスが多くて遠くの山は見えないが、満開のヤマツツジの上に赤城の山々が広がっていた。
ここから鍋割山頂まではなだらかなアップダウン、ツツジのトンネルの中を気持ちよく歩いた。山頂にはニ等三角点と大きな箱型の山頂標があり、その前で証拠写真を撮った。
富士見温泉みはらしの湯で汗を流し、夕食もここのレストランで頂いて、今日の宿泊予定地のR17沿いの道の駅「こもち」に向かった。綺麗なトイレ完備の道の駅で、車中泊する車が多く停まっており、一般車30台、大型貨物10台以上並んでいた。すぐ近くに子持山の山並みが霞み加減に見えており、明日の好天を祈りながら早い眠りについた。国道を疾走するトラックの音が少し気になったが、朝までゆっくりと眠れた。 |