U63.一等三角点の山・子持山
3.山行記録
昨日、荒山・鍋割山のツツジを楽しんで道の駅「こもち」で車中泊し、早く眠りに着いたので目覚めも早い。濃いガスがかかっていて、残念ながら子持山は見えなかった。トイレで洗顔を済ませ、隣接のコンビニで朝食と昼食の弁当を買って、屋外テーブルで朝食を済ませてから子持山の登山口、5号橋に向かった。赤い大きな鳥居を過ぎて細い道を走って行くと、1号橋の標識が目に入った。順番に8号まで名前が付いているらしい。5号橋の手前の駐車場に一番乗りで車を停めた。車道は7号橋の先の登山口まで伸びているが、今日は周回ルートで浅間から5号橋に降りてくる予定なので、ここから歩きはじめた。
途中、左手に小さな岩場があり、寄り道してみた。この岩は尖っていて頂上には立つ気がしなかったが、しし岩のいい展望台だった。目の前に大きく屹立しているが、この岩も大きくて、今日は上のほうは霞んで見える。天気が良ければ岩肌もはっきり見えてもっと迫力があるのだろう。それでもあの上に登るのだと思うと緊張が走る。
ガスが濃くて展望がほとんど利かない。ガイドブックによればここからの展望が一番らしいので、45分もガスの晴れるのをじっと待っていた。柳木ケ峯がわずかに見えたことだけで諦めて次に向かった。
鎖と梯子を下り、子持山の道標の方向に向かったが、柳木ケ峯までの間、急な崖の下りや登りに緊張を強いられた。
柳木ケ峯の中腹から振り返ると「しし岩」が空中に聳えていた。確かに獅子頭の形をしており、口髭まで生えているのが面白かった。
柳木ケ峯に登りつくと三叉路の道標があり、小さな祠があった。小休止して子持山に向かうと、ヤマツツジがちらほらと見えてきた。樹間から岩の山が見えてきて、これが山頂かと思いこんで、危なっかしい踏跡を辿って岩頭に上がってみたが、どこにも一等三角点は見つからなかった。子持山はもう少し先だった。
柳木ケ峯まで引き返し、浅間方向に下るとものすごい急坂の下りだった。滑らないように歩くのに緊張して汗をかいた。「おおたるみ」まで下ると、浅間までなだらかな尾根道になり、気持ちよく歩いた。
可愛い(牛の?)顔の石碑がある牛十二の分岐をすぎ、浅間山に付くと、山名板がぶら下がり、富士浅間皇大神と書いた石碑や小さな祠が並んでいた。証拠写真を撮って下りにかかると、ここも結構な急な下りだった。柳木ケ峯から5号橋まで立木に遮られてほとんど展望のない道だが、数箇所からしし岩を眺めることが出来た。
5号橋まで無事下りついて、昨日も入った富士見温泉みはらしの湯で汗を流し、中のレストランで地粉そばを頂いてから帰途についた。500円(65才以上300円)の料金で、広くて清潔な温泉に入り、リーゾナブルな値段の美味しい料理も気に入って、少々遠回りだったが立ち寄った。帰りは急がないので渋滞も覚悟して、和子の運転でR50を走ったが、どこにも渋滞がなく気持ちよく日立まで帰りついた。 |