U91 読売新道

6日目;9月3日 奥黒部ヒュッテー黒部ダム 


9/03(日):奥黒部ヒュッテ7:00 ---- 9:15平の渡(昼食)10:20 ---- 10:35平の小屋下 ---- 14:00くろよんロッジ 14:15 ---- 14:40黒部ダム15:05 = 15:20扇沢15:35 = 15:45薬師の湯16:45 = 17:40豊科IC = 19:10横川SA(夕食)19:40 = 22:00水戸IC = 23:30日立電鉄南営業所
天候:曇時々晴れ

美味しい朝食を食べて、10時20分発の平の渡に間に合うように、コースタイム2時間半に余裕を付けて7時に出発した。小屋を下りてすぐに丸太の橋で右岸にを渡る。

(奥黒部ヒュッテを出発)


(すぐに右岸へ渡る)

しばらく色々な花が咲く河床を歩くが、20分ほどで丸太の階段を登る。

(河床を歩く)


(やがて高巻き)

断崖を削って細い道が作られており、「下の廊下のようだ」の声もあった。随所に出てくる悪場は材木で補強されており、整備は完全で安心して歩くことが出来た。落ちたらお仕舞いのような断崖の道だから当然かもしれないが、昨日のしばらく手入れされた跡が感じられなかった読売新道とは大違い、整備に苦労された人たちに大感謝。

(下の廊下さながらの絶壁道)


(全線に渡って整備は完全)

何度も高巻の登下降を繰り返し、時々赤牛岳や立山の姿を仰ぎながら湖岸の絶壁を2時間15分歩いて、平の渡の船着場に着いた。乗船場には丸太の階段を50mほど下るのだが、時刻表の注意書きに「乗船希望の人は階段を乗船場まで下りて待ってください。人の姿が見えない時は欠航します」とあった。対岸の平の小屋から見ているのだろう。
時間がたっぷりあったので、乗船場への階段に陣取って早めの昼食にした。ここには針ノ木乗越からの道も下りて来ており、登山道整備のボランテアだと言う二人の男性が一緒になって船に乗った。

(湖面の上に立山)


(平の渡)

高巻きは左岸に渡ってからも、一旦下って枝沢を渡ってはまた高巻き道に登るので、これでもかこれでもかと登下降を何度も繰り返した。高巻き道では行く手に赤沢岳や針ノ木岳の鋭鋒が見え、後に水晶岳もちらりと見えていた。

(左岸も大高巻きの連続)


(お天気上々、針ノ木岳を仰ぐ)

渡から3時間半ほど頑張って、やっとくろよんロッジに着いた。ロッジには人の気配はなかったが、自動販売機がおいてあり、冷たい飲み物で渇いた喉を潤すことができた。美味かった!

(奇岩、奇木の道)


(くろよんロッジで冷たい飲み物)

ロッジからは舗装道路になる。観光客とも行き交いながら25分歩いて黒四ダムに到着した。長い長い読売新道が終わった。
ダムサイトには大勢の観光客が押し寄せて、放流の光景を楽しんでいた。中国語や韓国語が飛び交っていて、近年の中国、韓国の隆盛を感じさせた。15時5分発のトロリーバスに乗って扇沢に戻り、待っていた日立電鉄のバスに乗って薬師の湯に立ち寄って汗を流し、ビールで乾杯した。

(黒部ダムにゴールイン)


(15:05のトロリーバスに乗車)

豊科ICで高速に乗り、横川SAで夕食を食べて水戸ICを22時に下り、順次仲間が下りていって、最後の日立電鉄営業所には23時30分に到着した。




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