V13.子年の山・鷲子山

1.動 機
2008年の干支は鼠か子(ね)だ。去年の猪は近くの2つの山(白猪山猪集)に登ったが、今年の鼠は近県には該当する山が見つからない。子を「ね」と読むことに拘らず漢字の「子」であれば良いことにして、鷲山に登ることにした。以前鷲子山に登った時は茨城県側から登ったので、今度は栃木県側から登ってみた。

2.データ
(鷲子山登山ルート)

a)山域:鷲子山(463m)、
b)登山日:2008/01/08(火)晴
c)コースタイム:
日立自宅 8:50 = 10:20 県道232P 10:25 ---- 10:35 坂本登山口 ---- 11:10 鷲子山神社(散策、昼食)12:20 ---- 12:40 県道232P 12:45 ={高岩山へ}13:15 林道aP 13:20 ---- 13:40 ・261m峰群 14:20 ---- 14:35 高岩山 15:00 ---- 15:15 林道aP = 15:25 林道bP ---- 15:50 三角点 ---- 16:10 林道bP 16:25 = 18:00 日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「馬頭」

3.山行記録
車のナビに鷲子山登山口の坂本部落を指定して、9時前に我家を出発した。ナビの指示に従って走ると、R293から鷲子神社の参道を登り出し、神社前を通り過ぎて細い道を下り始めた。県道232との表示があるが道幅は狭くて車の交差は出来ない。後で山頂の出店で聞いたところ、正月の間は一方通行になっていたとのこと。ネットの情報では登山口近くには駐車場がなかったとあったので、坂本部落のずっと手前に道が広くなったところを見つけて駐車した。
10分歩いて坂本部落まで下ると、鷲子山上神社の大きな看板があり、その前に2,3台は駐車できそうだった。
(登山口の駐車場)
(坂本登山口)

看板のところから脇道に入ると苔むした石の橋があり、ここが登山口だった。元朝参りのためか登山道は綺麗になっていて気分良く歩けた。登山口から神社まで1合目から12合目まで土地の商店が寄進した号目石が立っていた。周りの杉林も綺麗に手入れされていて気持ちよく、山頂近くなると大きく立派な杉が多くなった。
(石の橋を渡る)
(気持ちの良い登山道)

30分も登ると車で下った県道に合流した。路側には数箇所の広い駐車場があり、神社近くの駐車場は休日でもないのに満車状態だった。参拝したり散歩したりしている人が多く、我家よりも一回り歳上らしい人が多かった。山頂手前に本宮の鳥居があり、石段が左に上がっていたがここのお参りは後回しにした。
(県道232に合流)
(鷲子山上神社本宮の鳥居)

茨城県側からの車道と合流するところが本殿前の広場で、社務所や茶店が人を集めていた。赤い大鳥居の前には「ここが県境」と書いた立て札かど真ん中に立っていた。鷲子神社は茨城と栃木の県境に建っていて、両県の氏子により守られてきたという。
鳥居の奥には、茨城県文化財の隋神門があり、隋神と仁王さんに守られ周りは見事な彫刻を施されていた。三脚を構えてシャッタを押す人もいた。
門をくぐると長い石段があり、「フクロウの石段」と書いた立札があった。「96段の石段を往復するとフクロウ(不苦労)になり幸せになる」と説明してあった。我家はうっかり帰りは巻き道を降りてしまったので、今年は苦労が増えるかも。石段の途中に「ここから富士山が見えます」の立札があったが、もちろん今日は霞しか見えなかった。
(本殿鳥居と隋神門)
(不苦労の石段)

石段を登りきるとここにも門があり、たくさんの千羽鶴が奉納されていた。本殿前には立派な造りのフクロウの像がたくさん奉納されていて、信者の多いありがたい神社を思わせていた。鷲子神社はふくろう神社とも言うらしく、境内のあちこちに色々な形をした梟の像が奉納されていた。傍には千年杉の巨木が立っていて厳かさもかもし出していた。
(鷲子山上神社本殿)
(千年杉)

本殿の裏の石段を下りたところには稲荷神社があり、まわりに寒椿が植栽されていて、丁度咲き初めで綺麗だった。
(奥山稲荷神社)
(寒椿)

登山にも来た訳なので、本殿脇から少し山の中に入って歩いてみた。最高点あたりに赤い石柱があったので、ここを・463m峰の山頂とした。
本殿からの下りは巻き道を歩くと、「杉五十本植付け、昭和参年」の石碑があり、80年の見事な杉が並んでいた。この神社はみんな信者の寄進によって出来ているのだ。
広場まで下りて「亀井戸」の立札を見つけて下りてみた。懐かしい手押しポンプでくみ出すようになっていて、飲んでみると冷たくて美味しい水だった。
(・463m)
(亀井戸の御神水)

社務所横の茶店に入って、暖かいうどんとそばの昼食を食べてから下山にかかった。途中、本宮の石段を登って、フクロウ御柱をたたき、福石を「福運びフクロウ」にお供えして、今年の幸せを祈った。
下山は駐車場所まで舗装された車道を下ったが、車が殆ど走らないので気分は良かった。
(本宮境内の不苦労御柱)
(下山は車道歩き)

余りに歩き足りないので、もう一つ近くの高岩山に登ってみることにした。今度は県道232を矢又に向かって走ってR293に出て、県道29、274、12を繋いで大岩部落に向かった。





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