V14.高岩山

1.動 機
以前、栃木県の烏山あたりの低山を歩いた帰りに、緒川村に入ったところに「高岩山」の道標をみて気になっていた。地形図には三角点はないが・291あたりに高岩山の表記があり、ネットでは山頂に大きな岩があって面白そうだった。鷲子山に登ったついでに登ってみることにした。

2.データ
(高岩山登山ルート)

a)山域:高岩山(300m?317m?)
b)登山日:2008/01/08(火)晴
c)コースタイム:
{日立自宅 8:50 = 10:20 県道232P 10:30 ---- 10:40 坂本登山口 ---- 11:30 鷲子山神社(周遊、昼食)12:20 = 12:40 県道232P 12:45}= 13:15 林道Pa 13:20 ---- 13:40 ・261m峰群 14:20 ---- 14:35 高岩山 15:00 ---- 15:15 林道aP = 15:25 林道bP ---- 15:50 三角点 ---- 16:10 林道Pb 16:25 = 18:00 日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「烏山」


3.山行記録
干支の山鷲子山を下りてから、R293から県道29、274、12を繋いで大岩部落に入ると、「緒川十景高岩山」の道標があり、左の山の手に高岩沢林道の車道が入っている。舗装された道を進むと大きな林道の説明板の脇に高岩山と書いた小さな板が取り付けてあった。少し引き返した広いところの路側Paに駐車して歩き始めた。
(県道12沿いの道標)
(高岩沢林道の説明板)

説明板のところから左手の道に入ると、広い手入れされた道が続いた。いつか道幅が狭まると、眼前に・291らしき山並みが見えてきた。これを見ながら進むと伐採中のような杉林に入った。左手の山が目指す高岩山と目星を付けて、藪っぽい踏跡を登っていった。
(歩きやすい登山道)
(伐採中の杉林に突き当たった)

・291の山頂に上がっても大岩は見つからない。次の峰かと思って尾根を辿っていったが、そこにも大岩はなかった。次かと思って下り始めると小さな岩場があった。大岩とは言えないが、ここから先に進んでも地形図の高岩山からは離れるばかりなので、とりあえずここを高岩山として往路を引き返した。周りをもう一度確かめようと・291までひき返してから、ふと北を見ると、木の茂みの間に小さな祠がある岩山が見えていた。これが高岩山だ!
(とりあえずの高岩)
(・291からの高岩山)

向かいの高岩山に向かうには・291から谷間まで一度下ることになる。往路を戻ってもどうせ藪道なので・291の急斜面を谷めがけて直接ずるずると下った。
伐採林の入口のところまで引き返すと、砂利を敷いた登山道の終点の所に右手に上がる階段があり、入口に注連縄が張ってあった。ここが高岩山の登山口で、登る時には目の前の・291峰ばかりを見ながら歩いたので、この分岐に気が付かなかったのだ。
(・291をずるずると下る)
(高岩山への入口)

丸太の階段を登るとすぐに高岩山の大岩が見えてきた。大岩の前には小さな赤い祠があり、その前で証拠写真を撮った。南面の展望が広がっていたが、地図が頭に入っていないので、どのピークが何山だかさっぱり分からなかった。
(高岩山)
(祠の前の証拠写真)

裏に回って大岩の上に上がった。一番上の小さな岩にも上がろうとしたが、足がかりが見つからず諦めた。
祠の前の立ち木に山名板があり、標高317.3mと高岩沢林道の北端あたりにある三角点の標高を書いてあった。
(岩の上にも登ってみた)
(山名板)

317.3mの三角点の名前が高岩なのだろう。そうだとすると、このピークにも登らないと高岩山に登ったことにならない。車に戻って林道を少し上まで走って、取り付きやすそうな場所の路側Pbに駐車して歩き始めた。
倒木があったり少し藪があったりしたが、踏跡はしっかりしていた。尾根に上がると向かいの養鶏場の悪臭が鼻をついてきた。この養鶏場は地形図にも表示されている大きな養鶏場で、この悪臭ではここを観光地化するわけにはいきそうにない。県境界まで上がるとここから三角点まで境界杭が続いて歩きやすくなっていた。展望もなく三角点の前で証拠写真だけとって下山した。
(三角点への藪道)
(高岩三角点)

帰宅後、国土地理院のHPで調べたが、この三角点の名前は確かに「高岩」だった。




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