V15.加賀田山・難台山U字山行

1.動 機
水戸アルパインの山女4人で加賀田山に出かけるとの話が入り、一緒に歩きたいとお願いすると快く仲間に入れてもらえた。我家の車を加えると原案のピストン山行でなく、62会で歩いた泉蔵院から愛宕山までのU字形コースを歩けそうだ。出発時間が少し遅かったので団子石峠までとしたが、皆さんは快調な歩きが続いて愛宕山まででも歩けそうだった。和子を含めて元気な女性陣に押され気味だったが、冬晴れの中、思いがけず楽しい山歩きが出来た。
(宍戸アルプス・中央が加賀田山)


2.データ
a)山域:加賀田山(410m)、難台山(553m)、団子山(432m)
b)登山日:2008/01/10(木)晴後曇
c)コースタイム:
日立自宅 8:15 = 8:25 日立南IC = 8:45 友部IC = 8:55 宍戸駅 9:10 = 9:35 上郷路上= 9:50 団子石峠 = 10:00 泉蔵院 10:10 ---- 10:45 館岸山 10:50 ---- 11:10 採石場上 11:20 ---- 11:30 加賀田山 ---- 12:10 364.6m峰(昼食)12:45 ---- 13:15 373.8m峰 ---- 13:40 ・305峠13:45 ---- 14:00 428.6m峰 ---- 14:25 スズラン分岐 ---- 14:45 難台山 15:00 ---- 15:10 屏風岩 15:20 ---- 15:35 団子山 ---- 15:45 団子石峠 15:50 = 16:00 泉蔵院 16:05 = 16:25 友部IC = 16:50 東海PA 17:25 = 17:30 日立南IC = 17:40 日立自宅
d)同行者:水戸アルパイン会員4名和子
e)地形図:1/25000 「加波山」「岩間」
(宍戸アルプスUの字ルート)


3.山行記録
丁度通勤割引の時間帯なので常磐道に乗り、初めて友部JCTで曲がって北関東道に入り。友部ICで高速を下りた。待合わせ場所の水戸線宍戸駅でFuさんの車と落合って、電車でやってきた3人を待った。登山口の泉蔵院までは細い道だったと思い、手前の適当な場所で4人に下りてもらって後は歩いてもらうことにした。Fu車と一緒に団子石峠に向かい、予想以上に登った峠に川本車をデポして、Fu車で泉蔵院に向かった。Fu車が着いた時、4人も少し道に迷って着いたばかりだった。
泉蔵院は小さな祠で、公民館の方が目立ち、聳える樹齢400年のカヤや遊具のシーソの方が興味を惹いた。舘岸山ハイキングコースのスタート地点となっていて、手書きのコースの案内板があった。
余り覚えていないとは言ったが、一応経験者なので最初から先頭を歩くことになった。
(泉蔵院の大カヤ)
(館岸山ルート)

公民館脇の石段を登っていくとすぐに三角点があった。さらに登ると尾根上の道に出ると桜並木の案内がある。2m幅の道を緩やかに登っていくと、右手の採石場の上に金毘羅山の格好のいい山容を現した。「あの山にも登りたいね。四国まで行かなくても金毘羅参りができるもの。」と山女の話はすぐ次の山行の話しになる。
ヒノキの並木道を登っていくとやがて舘岸山への分岐点になり、ここにも館岸山ハイキングコースの案内板があった。向かう北山(加賀田山)方向の道には×印が付いていた。
舘岸山にも立ち寄ることにして、館岸城址方向に一旦下り、丸太の階段で急坂を登るとすぐに館岸山だった。周りは植林で囲まれ展望がなく証拠写真だけを撮った。先が忙しいので城址まで下るのは止めにして、さっきの分岐まで引き返した。
(県道232に合流)
(館岸山にて)

62会で下山リーダのもと歩いた道なので、看板の×印を平気で無視してどんどん歩いた。423.8mの三角点への破線の道も気にしないで林道を進むと採石場の上に出た。鎖を越えると採石場の上に、これから歩く難台山までの長いU字ルートの山並みが見渡せた。展望を楽しみながら小休止。美味しい手作りの干し柿が振舞われた。
(採石場上から団子石峠への長い山並み)

少し引き返して、かすかな踏跡を見つけて加賀田山に向かって直登を始めた。藪っぽい急登だが、山なれた女性陣はむしろ楽しんでる風情で文句一つでない。一汗かいて410mのピークに上りついたが、加賀田山を示す何物もなかった。尾根上には良く踏まれた踏跡が続いており、左に曲がって次のピークを越してからの下りがすごい急坂だった。
(加賀田山へのけもの道)
(加賀田山からの急坂下り)

次のピークで直角に曲がって下り、登り返すところで振り返ると樹間に加賀田山が見えていた。思いがけず格好のいい山容で、あそこから下ってきたのだと感慨にふけった。ゆるく上り返した364.6mの三角点峰で昼食にした。各家庭の大根の漬物や蓮根の煮物が出てきて美味しく頂戴した。
食後下って次の373.8m三角点近くまで林道を歩き、植林を急登してピークを越え、長沢への分岐を超えてからの道が今日一番の藪漕ぎになった。
(樹間から加賀田山)
(長沢分岐からの藪漕ぎ)

右手に時々吾国山を見ながらだらだらとした尾根道を歩いた先の林道交差のところで、左手にこれから登る難台山が高く聳えているのが見え、「高いなあ」との声が聞こえた。
ここからも破線の道を歩いている積りで先導していたが、いつか外れて少し藪っぽい尾根道を辿り、尾根に登りついたところは428.6m峰の山頂近くだった。ここからは道祖神峠から難台山への間違えようのない広い登山道になった。
(・305峠から難台山)
(428mへの登り)

急坂を下った次の登りが急だった。斜面に丸太でジグザグの道が切ってあり、滑りやすかった昔に比べて随分と登り易くて助かった。登り切ったピークにスズラン園への分岐があり、道標に「難台山まで20分」とあった。難台山はまだまだ遠くに見え、「20分で行けるなんて信じられない」とみんなブーイング。それでも一旦下ってまた急坂を登り返して難台山に到着したのは丁度20分だった。
山名表示板を見て歩いて来たコースを振り返り、表示されている近くの山々の品評会をし、薄く見える筑波山を眺めながら一休みした。持参の三脚を持ち出して、美女5人との幸せな証拠写真を撮ってから次に向かった。
(難台山前の急坂)
(難台山にて美女5人と一緒に)

次の屏風岩では美女陣は岩の上まで登っていった。下から撮影しようとしたが、藪と逆光とで人影は写せなかった。
(屏風岩上の山女達)
(獅子ケ鼻)

獅子ケ鼻の先の急坂を下った次のピークの下りがまた急坂で、滑りやすい土に落葉が重なっていて、ロープをつかんで下っていった。
その先の三角点には「団子山」という初めて聞く名前の山名板がぶら下がっていた。どう見ても団子とは思えない団子石を眺めて下った団子石峠に、デポしていた川本車があり、これに全員乗り込んで泉蔵院まで走った。途中、加賀田山を中心にした宍戸アルプスが綺麗に見えていて、「よく歩いてきたなあ」と言いながら一時停止してシャッタを押した。
(下りも急坂)
(なんで団子石?)

泉蔵院までひき返して、みんな充実した笑顔を交わしてお別れした。16時25分に友部ICで高速に乗り、できるだけゆっくりペースで運転したが、日立南ICには17時前に着きそうで通勤割引が危ない。東海PAで休憩して名物のラーメンを頂いて帰ってきた。




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