V44 アメリカグランドサークル9日間

5日目;4月15日 モニュメントバレー

モーニングコール なし
モアブホテル 9:00 = 10:00 コンビニ 10:20 = 12:00 タイヤパンク 12:45 = 12:55 グールデングスロッジ(昼食) 14:00 = 14:10 バレーツアー 15:40 = 16:20 グールデングスロッジ 16:50 = (時差−1時間)19:10 ペイジホテル(泊)

今日は9時にモアブを発車してモニュメントバレー経由ペイジの宿まで250kmのロングドライブです。始めはラサールマウンテンやブルーマウンテンの雪山や、次々現れる変わった形の岩山を眺めながら走った。途中コンビニで休憩してからは原野の中のドライブになり、だんだんと西部劇の舞台に入った感じになってきた。
(ブルーマウンテンズ)
(車窓から)

途中、映画のシーンに使われたという、一直線に伸びる道路の先の砂漠の中にビュートが立ち並ぶカンプポイントでカメラ休憩した。モミュメントバレーに近付くと風が強くなり、これが砂漠の砂を巻き上げて猛烈な砂嵐になってきた。時折道を隠すような砂嵐の中をしばらく快調に走っていたバンが、急にガタガタと振動を始めた。パンクだ!
IちゃんTちゃんは客には手出しさせたくないようだったが、男性陣は勝手に降りて砂嵐もものともせずお手伝いを始めた。ここでIちゃんが現地人との付き合いの良さを発揮、ナバホ族の知人に電話して応援を依頼した。幸いすでにモニュメントバレーの近くまで来ていたので、程なく屈強な二人のナバホの男性が駆けつけて、要領よくタイヤ交換を終了させた。バンは安全を確かめるために空身で走り、一向は荷物車とナバホ車に分乗してモニュメントバレーまで走った。
(ガンプポイント:映画の撮影場所)
(パンクしちゃった)

モニュメントバレーはナバホ族の領内にあり、ナバホの憲法で治められ、観光もナバホ族が一手引き受けである。モニュメントバレーに到着して、まずレストランでナバホ族のタコ料理をご馳走になった。ナンのようなパンに野菜中心のサラダを乗せたような料理だが、日本人の好みに合って美味しかった。ナバホ族は禁酒を守っているので、ここではアルコールは注文できない。レストランに隣接して駅馬車にでてくる宿屋(今はグールデングス博物館)や黄色いリボンの小さな小屋が残っており、駅馬車も展示されていた。
(グールデングス博物館)
(駅馬車)

食後、ジョンフォードポイントに移動し、ここからモニュメントバレーの砂漠の中をトラックを改造したオープンカーで走り回るバレーパレードが始まる。今日はIちゃんも初めてだという猛烈な砂嵐なので、オープンカーで砂嵐をまともに受けたら目も開けておれない。Iちゃんがナバホとの付き合いの良さを発揮して交渉してくれ、我々だけバンでのパレードになった。それでもビューポイントで車から降りるときには、鼻や口はマスクで覆っても身体中砂だらけになった。
(通常はオープンカー)
(我々だけ砂嵐を避けてバンで)

砂嵐の中をモニュメントバレーの中を一巡した。要所では停車下車して景色を眺め、カメラを出してシャッタを押すのだが、小さな砂嵐はカメラの細部まで入り込んで動作不良を起こしたカメラもあった。
晴れた日のモニュメントバレーも見事なものなのだろうが、Iちゃんも経験したことがないほどの砂嵐の中のモニュメントバレーを身をもって体験できたのは幸運と言うべきだろう。
(ジョンフォードの愛した風景)
(スリーシスターズ)
(サンドスプリングス)
(ノースウインドウ)
(モニュメント・バレーのパノラマ)

駐車場に戻って砂嵐の中で営業中のみやげ物屋を眺めて、点検が終わったバンに乗って今日の宿泊所ペイジに向かい、ここからは夏時間不採用地域になるので時計を1時間遅らせた。砂嵐の中をペイジの街中の宿に入って、顔や頭をタオルで拭いたらタオルが真っ赤に染まった。ペイジの街はグランドサークルの真ん中辺にあり、ザイオンやモニュメントバレー、アンテロープキャニオンにも近く、この時期て多くの宿屋も満員らしい。





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