V44 アメリカグランドサークル9日間

6日目;4月16日 グレンキャニオンダム〜
アンテロープキャニオン〜グランドキャニオン

モーニングコール なし
ペイジホテル 9:30 = 9:35 グレンキャニオン橋 9:45 ---- 9:45 ビジターセンタ 10:20 = 10:25 レイクパウエル 10:35 = 10:45 コンビニ 10:50 = 11:00 駐車場 11:05 = 11:15 アンテロープキャニオン 12:05 = 12:10 駐車場 12:20 = 12:50 モール街(昼食) 13:30 = 14:45 キャメロン土産店 15:20 = 15:50 グランドキャニオン東口 = 16:05 デザートビューポイント 16:25 = 16:40 ヤバパイロッジ 17:30 = 17:35 ブライトエンジェルロッジ 17:45 ---- 17:55 コルブスタジオ 18:05 ---- 18:15 ブライトエンジェルロッジ 18:20 = 18:30 ヤバパイポイント 17:00 = 17:20 ヤバパイロッジ(夕食) 19:50 = 20:30 IMAXシアター 21:10 = 21:30 ヤバパイロッジ(泊)

ペイジの街はグランドサークルの真ん中辺にあり、ザイオンやモニュメントバレー、アンテロープキャニオンにも近く、この時期て多くの宿屋も満員らしい。朝食前に宿の近くを一回りしてレイクパウエルなどの展望を楽しんだ。
ペイジの町外れのグレンキャニオンダムの手前までバスで移動し、上流のダムとパウエル湖、下流のコロラド川の大渓谷を眺めながらグレンキャニオン橋を歩いて渡った。橋を渡ったところにビジタセンタがあり、空港と同じように裸足になって手荷物検査を受けて中に入り、ダム建設の勉強をした。
(橋を歩いて渡りました)
(グレンキャニオンダム)

ビジタセンタの前庭にはここの発電所の水車ランナが展示してあり、長年水車製作に携わってきた私には嬉しい気分だった。
(橋から下流の絶景)
(水車ランナもありました)

車で近くの展望台まで移動してレイクパウエルを展望した。何しろキャニオンランズまで280kmも続く広大なダム湖、端まで見渡せるわけはないが、その広さに感嘆し、アメリカの国土の広さを実感させられた。今は水不足で水位が数十mも低下しているが、満水になったらどんな光景になるのだろうか。
(長大なレイクパウエル)

次はアンテロープの観光だ。ここもナバホの観光事業になっている。入口でトラックに座席を取り付けたオープンカーに乗り換えて、ドライクリークの砂の河床を、手すりにしがみつきながらアンテロープの入口まで揺すられていった。
(ドライクリークをオープンカーで)
(アンテロープキャニオン入口)

アンテロープキャニオンは大きな砂岩の間に、激しい水流で削られた溝が出来たようなもので、長さ150m深さ20mの狭く深い渓谷が続く。狭い渓谷なので、昼間の間だけ日光が差し込み渓谷の赤い岩壁を照らす。この間が観光にいい時間で、これに合わせてペイジをゆっくりと出発したのだ。
ナバホの男性の案内で渓谷に入った。コークスクリューという別名もうなずけるらせん状に削られた岩肌が、赤く輝く様は別世界に迷い込んだような錯覚を覚えさせる。これもパンフの写真では判らない光景だった。ここにも色々な造詣があり、リンカーンとかビュートだとか案内者が指し示すと、なるほどとうなづける。
底は砂、大雨の時は流れが押し寄せてきて通行不能になり、その後の様子も一変するという。Iちゃんがこの前来たときには1mも高いところまで砂に埋まっていたという。
(リンカーン)
(ビュート)

日光は時に光の帯となって谷底まで射してくる。ナバホの男性が砂を手で巻き上げると、光条がよりはっきりと見えるようになり、早くシャッタを押せと催促される。
(光条)
(壁の条線)

やおらIちゃんが持ってきたナバホの笛を取り出して映画音楽を奏で出した。妙なる音色が谷間に響き渡り、他の観光客も一緒に聞きほれた。
出口近くでツーショットの写真を撮って貰ったが、ストロボ禁止で少々ぶれ気味になった。
(美しい音色が響き渡る)
(記念写真も)

帰りもオープンカーにゆすられて駐車場に戻り、ネバダ観光のバンに乗ってグランドキャニオンに向かった。途中、モール街のスーパで寿司弁当を買って昼食にし、その先の大きな土産物屋で孫へのお土産を買い込んだ。グランドキャニオンに近付くにつれて、平原の一部が切れ落ちて渓谷を作ったミニキャニオンが車窓に現れだし、期待に胸を膨らませた。
グランドキャニオンには東口から入り、先ずデザートビューポイントに案内された。ウオッチタワという展望台の先のテラスに上がると、目の前に初めてみるグランドキャニオンが眼下に広がっていた。視界がよければテーブルマウンテンの向こうに砂漠地帯まで見えるのだろうか。ウオッチタワーの長い螺旋階段も登って、屋上にも上がってみた。
(デザートビューポイント)

一旦宿に入って一休みして、また別のビューポイントを案内された。天皇も泊まったと言う高級ロッジの中を見学し、その前庭に出ると、ビュート群に夕日が横から射していて綺麗な光景になっていた。さらに伝説の写真家コルブの写真などを飾ったスタジオを見学して、絶景の夕景を拝めるヤバパイロッジに向かった。
(ブライトエンゼルロッジ前から)

ヤバパイポイントには大勢の写真家がカメラを構えてシャッターチャンスを待っていた。風も吹き出しだんだんと気温も下がってきて寒さが身に応えだし、ありったけのものを身に付けて、何回もシャッタを押しながら日没を待った。
(ヤバパイポイントで日没を待つ)

ついに向かいのビュートやメサが真っ赤に燃えた。盛んにシャッタ音が聞こえてきた。やがて太陽が東に沈んでドラマは終わった。
(夕日に燃えるグランドキャニオン)

宿に戻って夕食をとり、すぐに公園外の映画館に案内されて、9人のパウエル一隊が3艘のボートでコロラド川の激流を下る立体映画を鑑賞した。大きなスクリーンに見入りながら自分も濁流に翻弄されているような感覚を味わった。





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