V624.ミヤマキリシマを求めて九州山行
1.動 機(4日目:由布岳) この度、ミヤマキリシマの最盛期に阿蘇山、九重山、由布岳と3泊4日で歩く山行が水戸アルパインで計画され、夫婦二人で参加してきた。 最終日の4日目は、1日目の阿蘇山、2,3日目の九重山と続いた百名山のあと、由布院の二百名山・由布岳に登る山行だった。当初は正面登山口からマタエから西峰に登った後、マタエに戻って東峰に登って東登山口に下る予定だったが、当日のペース配分から正面登山口から東峰までのピストン登山に変更になった。今回初めて24名全員揃っての登山になった。 2.データ
a)山域:由布岳東峰(1584m)b)登山日:2008/06/10(火)曇
e)地形図:1/25000 「別府西部」
3.山行記録豪華ホテルの朝食を腹いっぱい頂いて、8時にホテルの人たちに見送られながらバスで出発した。正面登山口には20分で到着し、目の前に聳える由布岳を見上げながら身支度をし、準備運動をして歩き始めた。
始めは牧場の中の平らな道を歩き、突き当たりで牛止めの扉を開けて登山道に入った。
始めは樹林の中の道で、ガクウツギの白い花だけが唯一の慰めだったが、合野越(ごうやごし)で一休みしてからは視界が開けてきて、上には西峰も東峰も見え、下には飯盛ヶ城の緑一色の山と由布院の街が見渡せるようになった。残念ながら久住の山々は霞んで見えなかったが---。ジグザグに急坂を登って一休みしてからは、東峰だけで引き返すA班を置いてB班は先に歩き始めた。
更にガレた急坂を登りつめると、東峰と西峰の鞍部で小広くなったマタエに到着した。右に東峰、左に岩だらけの西峰が見えており、その間が噴火口だと言うが、全面草木に覆われミヤマキリシマまで咲いていて、噴火口の雰囲気はなかった。
ここで時計と睨めっこしていたリーダは、「西峰アタックは時間的に少し無理になった。A班を待って全員で東峰に向かう。」と宣言した。丁度、一人の男性が東峰から下りてきて西峰に登っていき、その姿がマタエから良く見えた。山慣れた男性でするすると登っていったが、これだけの岩場を17名の団体で攀じ登っていくのは随分と時間がかかりそうだと納得した。
A班が合流してからみんな揃って東峰に登っていくと、すぐに山頂が見えるようになり、その周りをミヤマキリシマが彩りを添えていた。
山頂で万歳三唱をし、今回初めて山頂での全員揃っての集合写真をとってから下山にかかった。
登山口で待っていたバスに乗って別府温泉に向かい、日帰り温泉で美味しいビールと昼食をとって、気持ちの良い野天風呂で汗を流した。
大分空港から羽田空港に向かう飛行機からは、夕日に沈む富士山や南アルプスが美しかった。定刻に羽田空港でに到着して日立電鉄のバスに迎えられ、守谷SAでの夕食をパスしたので水戸ICには22時過ぎに到着したが、水戸市内をぐるぐる回っているうちに終点の電鉄営業所に着いたのは午前様になってしまった。
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