V714.ノルウエーフィヨルドとトレッキングの旅(4)

(ブリクスダール氷河とボダルス氷河)

4日目記録 6月29日(土)晴後小雨

シャイ9:00=10:45オルデン=11:10氷河駐車場11:25----12:20ブリクスダール氷河13:05----14:20駐車場14:30=15:15ローエンホテル16:00=16:25ボダルス駐車場16:30----17:00林道途中----17:20ボダルス駐車場17:25=17:45ローエンホテル(泊)

ホテルを9時に出発して牧草地や牛や馬の放牧地などを眺めながら田舎道をどんどん走り、途中燃料を補給してから峠越えの道に入った。高台にはスキー場もあり伐採されたところもあって、珍しく避暑地開発のためだと言う。向かいに雪山を見ながら緩やかにくだり、更にフィヨルド近くになってS字を繰り返した。フィヨルドに下りてからは狭い道になり、対向車との交差にも苦労するようになった。時にがけ崩れで大渋滞もあるところらしい。
氷河駐車場についてから片道45分のハイキング。上には断崖の滝、足元に色とりどりの野の花を眺めながらゆっくりと登っていった。氷河までオープンカーで上り下りするサービスもあり、歩く人よりも車に乗った人のほうが多かった。途中に滝のすぐそばを通るところがあり、流れの迫力と一緒に水しぶきの洗礼も楽しんだ。
(水しぶきの滝)
(断崖の大滝)

途中、「1800年代の氷河の先端」という立札があったが、氷河湖に着く20分も前だった。200年の間に随分と後退したものだ。
氷河湖の畔は氷河の絶好のビューポイントで、大勢の観光客が我家と同じく記念写真に余念がない。
昼食の時間だが、氷河の冷たい風が強く吹き付けてきて休んでおれない。くぼみに入ってホテルで作ったサンドウイッチをほおばった。
氷河の氷を採取してきた人がいて、ホテルに向かうバスの中で氷河割のウイスキーが振舞われた。普通の氷とは一味違う気分を味わった。
(ブリクスダール氷河)

氷河ハイキングを終えてローエンのホテルに入ったのは午後3時過ぎ、早すぎて勿体無いとガイドさんが気を使って、希望者にホテル近くのボダルス氷河のハイキングが設定された。部屋割りを終え、室内のチェックをしてから希望者だけバスに乗って出かけた。駐車場まで30分の道程だったが、道すがらのフィヨルドが雪山を写して綺麗だった。
(ローエンのホテル)
(途中のフィヨルド)

駐車場に着いてみると、ボダルス氷河までは5kmとあり、とても予定の夕食時間にはホテルに戻れない。小雨も降り出してバスの中で待っているという人もあったが、とにかく1時間の予定で途中まででも歩いてみようと歩き始めた。どこまで行っても樹林帯の中の車道が続き、20分歩いたところで先頭を引っ張っていた人が嫌気を感じて引き返してきた。諦めが早すぎると、あと10分頑張ると言って1人で猛スピードで歩き続けたが、10分歩いても樹林はつきず氷河の上部がやっと見えただけだった。
諦めて走るように下り始めると、下から登ってくる人が2人いた。単独行の私を心配した隊長さんとUさんだった。「九大山岳会としては単独行は絶対に困ります」と一言苦言を頂戴した。2人の後を歩くバスまでの道のりがやけに長かった。
単独行については3年前の北八ケ岳スノーシューハイキングで遭難寸前の体験をして「もう絶対に単独行はしません」と誓ったはずだったが、もう忘れかけていた。
(ボダルス氷河登山道の車止め)
(時間ぎりぎり、ここまで)





inserted by FC2 system