V715.ノルウエーフィヨルドとトレッキングの旅(5)

(ガイダンゲルフィヨルドとダルスニッパ展望台)


5日目記録 6月30日(月)晴後小雨

ローエン9:00=9:55ヘルシルト港11:00=(ゲイランゲルフィヨルド)=12:10ゲイランゲル港=13:00ダルスニッパ展望台14:00=15:25ロム16:00=16:30エルベスタホテル

朝起きて近くのフィヨルドの周りを散策した。同行の方たちとも出会い一緒に歩いたが、昨日のボダルス氷河での暴走が祟ったのか脹脛が引き攣るように痛い。
朝食後9時に出発して、始めはフィユルド沿いの道を走り、やがて一山越すルートになり、山上はなだらかな道が続いた。交差する車は大型バスが多くなった。
ヘルシルトに下る橋の下を流れる滝が目に付いた。ヘルシルトの駐車場でバスを降りると、目の前に滔滔と流れる滝があった。船が出港するまで時間があったので、みんな揃ってお店に入ってお土産探しに励んだ。
(ヘルシルトの街)
(ヘルシルトの滝)

バスと一緒に乗船してすぐに甲板に上がった。今日の船はスピードが遅いのか、前のフィヨルドほど寒く感じなかった。ガイランゲルフィヨルドは急な崖が迫っていて、急な岩肌を流れ落ちるいくつもの滝が続き、もっとも男性的なフィヨルドだといわれる。
ノルウエー語と英語のほかに日本語のアナウンスも流れてきて、崖の上や袂に農場があったり、なかなか気が付かない景色も色々あったが、安心して観光できた。
(ガイランゲルフィヨルド)

「七人姉妹の滝」と放送されたので、よく数えたら、美しい滝は確かに7本あった。右や左を眺めている間に、あっという間にガイランゲルに着いてしまった。
(七人姉妹の滝)

ガイランゲルの街に着くとここは熱海のような風情の観光地だったが、そのまま通過してフィヨルドを見渡しながらいろは坂のような急道をくねくねと登って行った。一旦高原状の台地になったが、再びいろは坂になった道を登っていくと料金所があった。近くに湖があったが、一面白く凍っていた。
料金所から展望台まで一走り、頂上はただっ広い広場になっていて、360度の大展望で名前は分からないが、遠くまで雪山が続いていた。何の印かわからないが、多くのケルンが積まれているのが気になった。
(山頂標の前で証拠写真)
(ガイランゲルフィヨルド方向の展望)

展望を楽しんでから、日が当たる場所で手作りのサンドウイッチをほおばってから下山になった。料金所まで下って、沢沿いに来た道と反対方向に走って下っていった。道路沿いには牧場があったが、高いところの牧場や農家よりも、どんどん下ったところの牧場は家畜も多く家のたたずまいも裕福そうに見えた。高福祉が徹底しているノルウエーでも貧富の差はしようがないのだろう。
ロムの街に入ってビジタセンタの駐車場に入ると、目の前にスターブ教会の美しい建物があった。中に入るのはガイド料が必要なので、外の遊歩道を一回りした。美しい流れや古い木橋、屹立した山などシャッタポイントに事欠かなかった。
(スターブ教会)
(綺麗な滝)

今日の宿は、ロム郊外エルベスタの古いホテルだった。部屋やバスは古かったが、代々の主人の趣味で集められた絵画や彫刻の骨董品が家の内外に飾ってあって見応えがあった。
(エルベスタの古宿)
(骨董品の絵画)

明日からのハイキングの間は3班に別けてあるくことになり、我家と小林家が入った12名のA班には「かめさん班」の仮称を与えられていたが、みんなで反発して「かもしか班」と改称した。





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