V85.塩見岳−蝙蝠岳縦走

1.動 機
塩見岳のずんぐりとした山容はどの山からも見えた山だが、南アルプスの真ん中にあってアクセスが難ししいので単独で登るには思い切りが要る。このたび、水戸アルパインで鳥倉林道から塩見岳に登って、蝙蝠岳を越えて二軒小屋へ下るコースが案内された。2日目に11時間の長い下りがあり、私の弱い膝には少々負担の大きいコースだった。それでも私は思い切って参加したが、和子は先日の安達太良で痛めた足の回復が思わしくなく涙を呑んだ。

2.データ
a)山域:三伏山(2615m)、本谷山(2658m)、塩見岳(3047m)、蝙蝠岳(2865m)、徳右衛門岳(2599m)
b)登山日:2008/08/30(土)〜09/01(月)、前夜発
c)コースタイム:
8/29日:日立電鉄南営業所 = 水戸IC = 守谷SA = 談合坂SA = 諏訪湖SA = 松川IC = 鳥倉林道ゲート
8/30日:鳥倉林道ゲート ---- 登山口 ---- 三伏峠小屋(昼食) ----本谷山 ---- 塩見小屋
8/31日:塩見小屋 ---- 塩見岳 ---- 蝙蝠岳(昼食) ---- 徳右衛門山 ---- 二軒小屋ロッジ
9/01日:二軒小屋ロッジ = 畑薙駐車場 = 川根温泉(入浴/昼食) = 焼津IC = 富士川SA 16:40 = 守谷SA 20:00 = 20:40 水戸IC = 日立電鉄南営業所
d)同行者:水戸アルパイン会員(男10、女9)、和子は不参加
e)地形図:1/25000 「塩見岳」
(塩見岳−蝙蝠岳縦走ルート)
(縦走路の高低差)


3.山行記録
アクセス:
日立自宅 20:35 = 20:45 日立電鉄南営業所 20:50 = 21:40 水戸駅 = 22:10 水戸IC = 22:55 守谷SA 23:05 = 0:50 談合坂SA 1:05 = 2:30 諏訪湖SA 2:45 = 3:50 松川IC = 4:00 コンビニ 4:50 = 6:30 鳥倉林道ゲート

ここのところあちこちで豪雨の被害が報道され、そのテレビを見ながら南アルプスの林道は大丈夫だろうかなどと心配しながら夕食をとってから、和子の車で日立電鉄南営業所まで送ってもらった。待っていたバスに乗って夜9時前に出発、東海、勝田、水戸と20名の参加者が全員揃って、水戸ICから高速に乗った。先日の剱岳に登った仲間が殆どなので話が弾む。守谷SA、談合坂SA、八ケ岳PAで休憩後、松川ICで高速を下り、松川のコンビニで朝食をとった。
バスは県道からR152に入り、大河原からいよいよ九十九折の林道に入った。崖のような急斜面に作られた林道は中国四川省の山道を髣髴とさせる。夜中から降り始めた雨は止むことなく続き、ワイパーを回しながら急カーブを曲がりながらどこまでも登っていき、やがて車止めのある駐車場に着いた。一般車はここから先には入れない。

1日目:
鳥倉林道ゲート 6:50 ---- 7:35 登山口 7:40---- 9:50 水場 10:00 ---- 10:35 塩川分岐 ---- 11:00 三伏峠小屋(昼食) 11:20 ---- 11:30 荒川分岐 ---- 11:50 三伏山 12:05 ---- 13:00 本谷山 ---- 15:10 塩見小屋

駐車場の水洗トイレで用を済ませ、身支度を整えて歩き始めた。雨の中の出発は気分が暗いが、みんなの雨具が色とりどりで綺麗だった。
ここから登山口まで車道歩きが続いた。道は崖のような急斜面に作られているので、所々には落石の跡があり、ガードレールもあちこちでひん曲がっている。途中から舗装も切れてダート道になり、これでは一般車は入らない方が安全だ。こんな道でも道端には、ヤマハハコやツリフネソウなどの花が咲き乱れていた。
(ゲート前でバスを降りる)
(崖沿いの林道歩き)

3kmばかり歩いて登山口に着くとバスの時刻表があり、8月いっぱいは定期バスが一日2便ここまで入ってくるらしい。ここまで定期バスに乗る手もあったなあ。
ここから山道登りが始まる。日本で一番高い峠の三伏峠は標高2615mにあるのでここから標高差800m以上あり、案内板には三伏峠まで4km3時間とあった。これだけで急坂であることを伺わせたが、歩き始めると植林の中の急登が続き、丸太で補強された崩れたところも多かった。シラビソの樹には一本一本ビニルテープのようなものが巻きつけてあった。鹿の食害防止のためだろうか、増えすぎる鹿にも困ったものだ。登るに連れて雨具の中は汗で蒸れてくるが、途中の水場で水を補給して頑張った。
途中、塩川登山口からとの道と合流したが、この塩川からの道はもっと急登が続いて大変らしい。
(鳥倉登山口)
(丸太で整備された登山道)

トリカブトやサラシナショウマなどの花を愛でながら三伏峠に登り着くと、立派な大きな山小屋があった。小屋前にビニルシートで屋根を作ってあり、この中で有難く休憩させていただいた。遅れて着いた我々数人は入りきれないので玄関口も借りることになった。
小屋から荒川岳への分岐を右に分け、少し登ったところに三伏山の標柱があった。ここは好展望台らしいが、今日はガスで視界が利かない。ここから一旦下って本谷山に100m上り返すが、途中黄色いマルバタケブキの群落があり、ウメバチソウやトモエシオガマが清楚な姿を見せていた。本谷山からの塩見岳の展望を期待していたが、やはりガスの中だった。
(三伏峠小屋)
(本谷山山頂)

本谷山の山頂近くは平坦なので登山道には水溜りが出来ていて、両端や水中の小石を踏みながら水溜りを避けて歩くのに苦労した。ハイマツ帯も多く、その都度下に隠れた切り株や落とし穴に気をつけながら歩くのに気を使った。
(水溜りがいっぱい)
(ハイマツ帯)

遅れ気味な女性を励ましながらゆっくりと登っていき、やっと塩見小屋が見えたときにはほっとした。2日目が長いことは覚悟していたが、1日目がこんない長いとは思ってもいなかった。1日中雨具を付けて歩いたので、余計長く感じたのだろうか。
それにしても塩見小屋の小ささには驚いた。予約限定の定員30名、予約外は別棟のテント小屋に入るとのことだが、中はどうなっているのか入ってみたいが、雨具を付けて小屋に入ることは禁止、雨具をとる前に外で色々と説明があるという。
先ずはトイレの使用方法の実演。女性と男性の大は携帯トイレを様式便座に取り付けて用を足し、用済み後回収箱に入れる。男性小は野天に一個の便器があり、ここは毛細管サイホン現象なるものを使って処理しているとのこと。下に水場があるので、付近でのキャンプや用足しは厳禁、宿泊者には男性に1個、女性には3個の携帯トイレが支給させる。追加は一個100円也。
雨具の乾燥は宿泊棟よりももっと小さい食堂兼事務棟の玄関にストーブが焚かれていて、各人が一つづつ貰ったハンガーに雨具を取り付け、管理人がこれを受け取って、ストーブの上に張られたワイヤに整然と並べる。各人が勝手にやっては入りきらないのだ。順番待ちで列が出来ていた。
雨具を手渡したら早く部屋に入りたいが、濡れたザックは寝室には持ち込めない。入口脇の物置にザックをまとめて置くのだが、夜中に必要なものだけはザックから出しておかなければならない。1人ずつが部屋に入る前に狭い玄関でこれをやるので、次の人は玄関の前で雨に濡れながら待つしかない。
部屋に入ると、一部2階になっていて、2階に6人、下に14人。丁度水戸アルパイン全員が一部屋にまとめて入ることが出来た(玄関の部分に10人分の寝室あり)。1.5畳に2人のスペースがあるので十分だが、私が入った2階の奥はこれまた大変だった。切妻屋根の低くなった部分で、床と梁との間は50センチほどしかなく座ることも出来ない。じっと大人しく寝ているしかない。
こう書くととても泊まる気にならないかもしれないが、夕食は山小屋としては品数も多く、全部手作りの暖かい料理ばかりで美味しかった。ご飯も味噌汁もお変わり自由、何杯もお代わりをした。トイレも匂い無しで快適。雨さえなければ悪くない山小屋だと思う。水のない稜線だが、160m下の水場から持ち上げた水を1人500ccずつ無料で配布され、足りなければ1本100円でもらえるのも有難かった。
(小さな塩見小屋)
(夕食は美味しかった)

夕暮れ近くなって雨が止み、雲海の上に仙丈岳が浮かび上がり、塩見岳も天狗岩を前にして頭を出してきた。地形図では天狗岩は塩見岳の一つの出っ張りに過ぎないように見えるが、ここから見ると塩見岳に対峙した立派な山に見える。これに登るのは大変だろうが、明日のお天気は期待できそうだ。

2日目:
塩見小屋 5:20 ---- 6:10 天狗岩---- 6:55 塩見岳西峰 7:10 ---- 7:20 塩見岳東峰7:25 ---- 7:50 北荒川岳分岐 ---- 10:25 蝙蝠岳(昼食) 10:55 ---- 12:45 徳右衛門山 ---- 13:05 水場 13:30 ---- 15:30 サージタンク 15:40 ---- 16:35 林道 ---- 16:50 トンネル入口 16:55 ---- 17:00 吊橋#1 ---- 17:05 吊橋#2 ---- 17:10 橋 17:15 ---- 17:30 二軒小屋ロッジ

夜半には屋根を打つ雨音が聞こえていたが、朝目覚めると視界は期待通りに絶好、塩見岳がバッチリ、中央アルプスや北部南アルプスの峰々もすっきりと見えていた。昨日は風景写真を撮れなかったので、みんなで盛んにシャッタを押し捲った。朝食は4時から準備されていた。夕食と同じように暖かい美味しい食事で、ご飯と味噌汁をお変わりして腹いっぱいになって5時20分に出発した。
今日は二軒小屋ロッジまで距離で14km、塩見の山頂から1670mの下り、アップダウンを入れた累積では登り700m、下り2000mにもなるきつい超ロングコースである。弱い膝をいたわりながら慎重に歩こうと気を引き締めて最後尾についた。
(朝は視界良好)
(出発前の塩見岳と天狗岩)

小屋前から少し登って ハイマツの間の登山道を抜けると,天狗岩への登り坂の全貌がはっきりと見えてきた。山頂が随分と高く見え、始めはハイマツ帯だが最後にきつい岩場が待っているように見える。
ハイマツ帯の中もガレた道で、ハイマツが尽きるといよいよ天狗岩のガレバだ。どこでも歩けそうな岩のゴロゴロとした斜面だが、リーダの後を忠実に歩くと足場に迷うこともなく、思ったほどの難所ではなかった。
(天狗岩に向かう)
(天狗岩頂上近く)

天狗岩に高度を上げるに従ってだんだんと視界が広がってきて、中央アルプス、仙丈・甲斐駒、兎岳・聖岳などが朝日に輝いて際立って美しかった。
(朝日に輝く中央アルプスや乗鞍岳、北アルプス)

天狗岩の肩まで攀じ登って一休みし、それを越えると、目の前に塩見の岩峰が聳え立っていた。天狗岩まで登れば山頂は直ぐだと思っていたので、その垂直とも思える壁の高さには驚かされた。登っている数人の姿を追うと、岩壁には確かに道らしきものが見える。
憧れの山頂はもう少しだと自分に言い聞かせて、リーダの進む後を追ってただ目の前の岩を攀じ登る。右や左に移動するたびに、その先にはカニのタテバイが待っている。今までは岩場を恐れていた女性陣も先日の剱で鍛えられたので、あまり渋滞はしないで塩見山頂に登りついた。岩の間にベンケイソウやトウヤクリンドウ、チシマリンドウなどがみんなを励ますように咲いていた。
(立ちはだかる塩見岳西峰)
(タテバイ連続の岩稜)

山頂標と三角点のある塩見岳山頂に登りつくと、360°の大展望が待っていた。なかんずく東峰の左手に両肩をピンと立てて、雲海の上に浮かぶ富士山の姿は、いままでどこで見たよりも絵になる姿だった。
(塩見岳西峰山頂、後ろは仙丈・甲斐駒)
(富士山絶景)

一周り展望写真を撮ってから、南アルプスの南部の山々の解説を聞く。まだ登っていない荒川三山がすぐ近くに格好よく見えているのが気になった。
(東峰を挟んで富士山ー南アルクス南部の展望)

三角点のある西峰が標高3047mで、すぐ先に見えるピークが東峰で3052m。東峰の方が高い。東峰へ移動するとこの山頂は狭かった。
東峰からこれから向かう蝙蝠岳への稜線が手に取るように見えていた。随分遠くに見えるが、蝙蝠まで歩いても、今日の歩行距離の1/3に過ぎない。何時までも展望を楽しんでいたい山頂だが、記念写真など撮って下りにかかった。
(蝙蝠岳への長い稜線)

ここからはなだらかな稜線歩きだと思っていたが、北荒川分岐までは岩山の連続で、そのたびにタテバイ、ヨコバイを楽しむことができた。普通の下りでは女性陣の足が速くなるので、下りに弱い私の膝には岩場があるのが救いなのだが、この分岐を過ぎるとハイペースの下山になった。蝙蝠岳までにも何箇所かのピークがあり、前方の富士山は頭を隠してきたが、振り返ると,塩見岳が堂々と高く聳えていた。道傍にはクロマメノキの実が沢山実っていて摘みながら歩いたが、少しすっぱい味がとても美味しかった。
蝙蝠岳の手前のピークで一休みしてハイマツをかき分けながら先へ進むと、両側に緑の灌木が茂る谷間に入りこみ、今までとは違う山に迷い込んだ感じがしたが、その谷間を抜け出すとふたたび稜線にでた。
(何回も岩場を越えた)
(ザレた稜線)

蝙蝠岳の山頂近くは岩山になっていて、めいめい石の上に陣取って、塩見小屋特製の弁当をほおばった。小さないなり寿司が6個入っており、2個づつ中身が異なっていた。弁当にまで手の込んだお手製のものを作ってくれる思いがとても嬉しかった。
山頂には「塩見岳2時間40分、二軒小屋6時間」の道標はあるが、山頂標はなかった。仲間が見つけてきた山名板を手に持って証拠写真を撮った。
(蝙蝠岳山頂近くは岩場)
(蝙蝠岳山頂)

蝙蝠岳からは基本的には下り道だが、途中に何箇所も小さなピークがあった。ハイマツとシャクナゲの密生した道を掻き分けながら歩き、時には倒木を越えたり潜ったりの所も頻繁に出てきて、また女性陣の中に遅れが出てきはじめた。励ましながらその後をゆっくりと歩いた。私の膝のためには丁度良いのだ。
(徳右衛門岳までハイマツと格闘)
(倒木とも格闘)

道標に手書きで「徳右衛門岳」と書かれたピークを越えて、急坂を下っていくと休憩中の先行隊に追いついた。水場が急坂を5分下ったところにあるらしく、数人が水を汲みに下っているとの事。Hさんと二人で下っていった。途中の分岐に通行止がしてあり、反対側にあったけもの道に迷い込み、同じく迷っていたWさんと一緒に引き返した。通行止めのすぐ脇に踏跡があり、これに入ったら仲間の姿が見えた。恐ろしいような急なザレ道を下ったところに水場があり、周り一面にトリカブとの花が咲き乱れていた。水にトリカブトのエキスが入っているかもと冗談も出たが、冷たくてとても美味しい水だった。頼まれた入れ物にも水を満タンにして登り返したが、この坂は下る時よりも登る方が緊張しなくて楽だった。
水場を過ぎても急坂の下りは続いたが、苔むして宮之浦のもののけひめの森を髣髴とさせるようなところもあって気分を和ませてくれた。途中からポツポツと小雨が降り出したが、どこまでも続く原生林の中の道を頑張って下っていった。直角に曲がって岩場を下っていった先に、突然コンクリートの構造物が現れた。水力発電所の取水口かサージタンクと思われるが、こんな構造物があるのはもう里に近いのだと期待させた。
(徳右衛門の水場はトリカブとのお花畑)
(発電所の階段を下る)

サージタンク脇の階段を下って、ここでまた雨具を付けた。少し下ってロープ場を上り返すと、ここからジグザグに下る転げ落ちるような急坂が始まった。岩も土も小雨で濡れて滑りやすくなっており、緊張して足にも手にも力が入るので、下りなのに汗が噴き出してきた。もう直ぐだと思った里にはなかなか着かず、林道に降り立ったのはサージタンクから1時間近くかかっていた。
(ロープ場もあり)
(ジグザグの急坂下り)

林道に下りて東俣沿いに下り、橋を渡った先にトンネルがあった。トンネルを通った先に二軒小屋への道があるのだが、トンネルの向こう出口に柵が見える。Oさんが通過できるかどうか見に行ったが、やはり通行不可だった。やむなく右の道に入って大井川を吊橋で渡った。二枚の板を敷いた良く揺れる吊橋で、脇には2本の鉄線が渡してあるだけだった。定員3人の表示だが、怖がる女性は二人ずつ静かに渡った。リーダはトンネルの柵を点検に行ったOさんを待ったので最後尾になり、ここで隊列がばらけてしまい、この先で問題が起こった。
右岸の道を下り、崩落地を乗越えた先の吊橋でまた左岩に渡り返し、一山越えたところで林道に出た。二軒小屋方向には橋があるが柵がしてある。トンネルの教訓から柵は通過できないとして林道を左手方向に登っていったが、なかなか向かいには渡れそうにない。引き返して橋入口の柵を見ると、「人は横を通り抜けてください」と書いた小さなメモがかけてあった。橋を渡って高みに上がったところに二軒小屋ロッジがあったが、3人が未着だった。大きくばらけたので、3人だけは前にも後ろにも仲間がいない状態で林道をどこまでも歩いていったのだ。帰ってくるのに10分ばかりかかった。山の中の間違いでなくてよかった。
(トンネルの先は通行止め)
(二つの吊橋を渡る)

大井川を堰き止めた堰から滔滔と落ちる流れが、橋の袂から眺めると自然の滝さながらで見事だった。翌朝には、立ち込める飛沫に朝日が当たって綺麗な虹が出来ていた。
今日の宿の二軒小屋ロッジは、旅館並みの設備が揃っていて、リニューアルした風呂やトイレは快適そのもので、夕食も鹿肉の刺身やステーキ、天麩羅と綺麗で美味しい料理が色々と並んだ。打ち上げの乾杯にも気合が入った。
寝室は3階で風呂やトイレは1階、階段の上り下りに私の膝はピリピリと泣いていた。やはり歩行11時間のロングコースはきつかった。
(名瀑)
(打ち上げ)

3日目:
二軒小屋ロッジ 9:35 = 11:15 畑薙駐車場 11:30 = 13:25 川根温泉(入浴/昼食)15:05 = 16:00 焼津IC = 16:30 富士川SA 16:40 = 17:55 港北PA 18:00 = 19:25 守谷SA 20:00 = 20:40 水戸IC = 21:00 水戸駅 = 21:45 日立電鉄南営業所 = 22:00 森山自宅

美味しい朝ごはんを食べてロッジ近くをゆっくりと散策してから、9時半発の東海フォレストのバスで、日立電鉄のバスが待つ畑薙ダム駐車場まで下った。林道は荒れていて、道路修理の車も走っているが、バスの運転手さんも時々車を止めてはタイヤを傷つけそうな角張った小石を除けていた。二軒小屋からは我々20人だけだったが、途中、椹島で5人の登山者が乗り、さらに聖沢を下ってきた一人を拾って満員近くになって畑薙ダムの下の駐車場に着いた。
ここで日立電鉄のバスに乗り換えて下ったが、正規の道が通行止めになっているとの事で、どうみても大型車には無理と思えるような狭い山道を見事な運転で下っていった。途中の茶畑が美しかった。
(東海フォレストのバス)
(一面の茶畑)

川根温泉で昼食をとって、一風呂浴びてから帰途についた。心配された首都高も大した渋滞には合わないで、予定よりも早めに茨城に帰りついた。




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