V92.筑波山(孫との登山No.5)

1.動 機
9月の連休にどこかの山に一緒したいと孫一家から連絡あり、谷川岳登山の計画をしていた。当日を楽しみにして待っていたが、中日が雨天の予報になったので残念ながら中止、代わりに近場の筑波山に日帰り登山をすることにした。今回はさーちゃんが忙しくて不参加だったが、パパが初めて加わって賑やかに歩いて来た。

2.データ
a)山域:筑波山(877m)
b)登山日:2008/09/13(土)
c)コースタイム:日立自宅 7:05 = 7:50 水戸 8:05 = 9:35 つつじヶ丘 9:55 ---- 10:35 弁慶茶屋跡 10:50 ---- 11:25 女体山(昼食) 12:20 ---- 12:30 御幸ヶ原 12:45 ---- 12:55 男体山 13:00 ---- 13:20 展望台 ---- 13:40 御幸ヶ原 14:10 ---- 15:45 筑波山神社 15:50 ---- 16:00 大鳥居 16:05 = (路線バス) = 16:15 つつじヶ丘 16:40 = 17:50 水戸 18:30 = レストラン = 21:00 日立自宅
(筑波山の登山コース)
(筑波山登山コースの高低差)

d)同行者:あきちゃん、パパ、ママ、和子
e)地形図:1/25000 「筑波」

3.山行記録
当初は筑波山神社に車を停めて、ここから弁慶茶屋跡を経由して女体山に登り、男体山に登ってから自然研究路を一周してケーブル脇の道を筑波山神社に下りる予定だった。ところが、ママの運転する車はR6側から筑波山に向かいつつじヶ丘入口まで上がった時気が変わった。車はここから300mも下るのだから、ここから登り始めれば落差300mも楽できる。今日は久しぶりの真夏日で暑くなりそうだ。急遽登山口をつつじヶ丘に変更した。
連休の筑波山は観光客も含めて大変な人出で、駐車場も大半が埋まっていた。身支度を整えて、がま大明神にお参りしてから多くの家族連れと追い越したり追い越されたりしながら登っていった。
今日はパパも始めて一緒に登ることになったが、前夜のお付き合いが御前様だったので少々辛そうだ。あきは階段で整備された急坂を登りながら、「これぐらいの坂は安達太良ほどではないよ」とパパママに話しながら元気に登っていった。
(つつじヶ丘から登り始め)
(急な階段も元気に)

休み休み弁慶茶屋跡まで登って大休止、その先からは大きな石が重なる登山道になるが、安達太良山で自信がついたのか、ババの心配をよそにどんどん登って行く。女体山まで、弁慶の七戻り、胎内くぐり、出船入船、裏面大国岩、北斗岩、大仏石など次々現れる大岩に立ち止まってはババの説明を聞く。
改修中の女体山神社の前を通って女体山の山頂の岩場に登りついた。山頂は人でいっぱいで、山名標柱の前で証拠写真を撮るのも順番待ちで大変だった。人が少なくなった時を狙って山頂の岩場に上って展望を期待したが、遠くは霞んで近くの宝鏡山までだった。向かいの足尾山から飛び立ったのか、パラグライダー2機が気持ち良さそうに舞っているのが目を引いた。
岩場の上に立った写真を撮ろうとポーズを取らせたが、高い岩の上は気持ちが悪いようで、少々ぎこちないバンザイになった。


(怖い怖いと言っているのに
無理やりバンザイさせられちゃった)
(岩場も弁慶の七戻りもなんのその)
(女体山山頂にて)

下りる前に、パパに薦められて女体神社のおみくじを引いていたが、運は「吉」だったとのこと。ロープウエー駅からの合流点の休憩場所で昼食をとったが、今までとは比べようもない大勢の人が行き来して少々落ち着かない。食後、またがま石やセキレイ石などの大岩を眺めながら御幸ヶ原に下る。途中のカタクリ園の立札を見て、「この花は見たことがある」と言って那賀のカタクリ園を覚えていてくれた。
御幸ヶ原でトイレを使い、お土産屋で四六のがまなど見て回りながら休憩して男体山に登っていった。こちらには家族連れよりも登山者の方が多い。交差したり追い越されたりしながら山頂に登って男体神社にお参りした。
(男体山へ)
(男体神社前にて)

登り道と反対側の藪道に入り込んで自然研究路に下った。草が茂っていて道がはっきりしないので、ママのリュックに掴まって恐る恐る足を運んでいる。パパやママがいるとやはり甘えん坊になるようだ。
研究路まで下って展望台の岩に上がってみたが、やはり展望はないのですぐに次に向かった。自然研究路は御幸ヶ原まで距離の短い左回りで歩いた。この研究路でも、つつじヶ丘からの登り道でも、途中にあったマイナールートの分岐には「貴重な植生保護のためこれより先には立ち入らないで下さい」の札がかかって立ち入り禁止になっていた。メインルートしか歩くことが出来なくなって久しいようで、面白かったマイナールートはもう藪になってしまったのだろうか。
途中の立身岩のところでは「出世はしたくない」とびっくりするようなことを言って近くまで下ってみようとはしなかった。樹木や岩石の説明板には興味を示さなかったが、あちこちの草花に止まっているアサギマダラには興味津々の風情で、じっと眺めたり追いかけたりしていた。そういえば以前から昆虫が大好きだったっけ。
(自然研究路へは藪道)
(立身岩)

御幸ヶ原に戻って、回転展望台に上がってみたり、お土産屋の猫を可愛がってみたりしてゆっくりと遊んでから下山にかかった。登ったと同じ道を下るのでは面白くないと、ケーブルカー沿いの御幸ヶ原コースを下った。さすがのあきも少々お疲れ気味で、岩場の下りではペースが遅くなってきた。途中横を通過するケーブルカーを眺めながら、「あれに乗って下ればよかった」とジジは反省した。
神社から車のあるつつじヶ丘まで歩いて登るのは無理そうなので、タクシーで戻ることにした。売店でタクシーを呼んでもらおうとすると、丁度いいバスが上がってくると教えてくれた。バス停のある大鳥居まで歩いて、バスに乗ってつつじヶ丘まで戻った。
(御幸ヶ原コースを下る)
(筑波山神社でお終い)

つつじヶ丘の売店でお土産を買って、冷たいアイスで喉を潤してから水戸の家までパパの運転で帰った。お疲れのあきちゃんは気持ちよく居眠りを始めた。水戸に着いてから汗を拭いて着替えをし、クラブ活動や敬老会の行事で一日忙しかったさーちゃんの帰りを待って、街のレストランに出かけた。今までの山行のことなど話しながらの賑やかな夕食になった。




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