V114.エイジ標高の山
(69m陣ヶ峰と・66m峰)

1.動 機

去年エイジ標高登山と称して、私の年齢と同じ標高68mの山を探して登った(U55.エイジ標高の山と横根山)。今年も同じことをしようと思って69mの山を地形図で探していたら、常陸太田と常陸大宮の間、花房交差点の近くに69.2mの三等三角点(陣ヶ峰)があり、好便にもすぐそばに・66mが仲良く並んでいた。これを言うと年がわかって拙いが、・66mは和子のエイジ標高である。
誕生日以後いつ登ろうかと機会を狙っていたが、夏は暑いし藪が酷いだろうと思って伸び伸びになっていた。晩秋になって大宮に所要が出来、天気も良かったので、朝のうち用事の前に登ることにした。

2.データ
a)山域:陣ヶ峰(69m)、・66峰(66m)
b)登山日:2008/11/19(水)晴
c)コースタイム:
1日目:切通バス停 10:40 ---- 11:05 ・66m 11:10 ---- 11;30 青木集落 11:50 ---- 12:05 陣ヶ峰 12:25 ---- 12:50 切通バス停
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「常陸大宮」

3.山行記録
陣ヶ峰を右に見ながら県道62を北上して花房交差点に入り、ここを右折してJAのところで再び南下し、青木集落でまた右折して陣ヶ峰を一回りした。切通しを通過したところにあった切通のバス停の近くの路側に駐車して歩き始めた。
切通しを少し引き返して、谷あいの踏跡に入り込んだ。踏跡はすぐに消えてしまったが、やみくもに這い上がると尾根筋にはっきりとした踏跡があった。踏跡を辿って2つのピークを越えると細長い山頂部になり、ここが・66の山頂らしい。周りは雑木や篠竹に囲まれて視界は利かないし、何の標識もないので、「ここが貴女の山よ」と言っても「こんな藪山歩きは面白くない」と言って機嫌が悪い。
切通のバス停
(・66m山頂)

はっきりとした踏跡は・66から南に延びていたが、東の田圃印の方向に薄い踏跡を頼りに強引に下った。田圃のほとりの道を歩いて青木集落に出て、切通しの道に向かうと、その方向に黄葉した陣ヶ峰のなだらかな山容が見えていた。途中、真っ赤に熟れたカラスウリの実を切り取ったり、銀杏の実を拾ったりしと道草をしたので、少し時間が余分にかかった。
切通しから北に上がる実線の道を上がると2軒の立派な家があり、その先から谷に下るか山に登るか迷ったが、谷筋が藪っぽく見えたので山に向かった。結局、こちらも薄い踏跡はあるものの相当な藪道で、三角点を見つけるまで和子のご機嫌は斜めのままだった。
三角点の周りは刈り払われていて、歩いて来た反対側から2本の登山道が上がってきていた。ここで紅茶を入れて一休みした。
一休みして西に向かう登山道を辿ると、これも途中から少し藪っぽくなってきたが、あまり苦労しないで部落の道に下りることが出来た。あとは車道を500mほど歩いてもとの駐車場所に戻った。
(剣ヶ峰)
(陣ヶ峰三角点)

着想に惚れ込んでエイジ登山なるものを2年やってみたが、正直言って余り面白いものではない。標高が低すぎるので充実感がないのだ。70mの山も見つけてはあるが、来年もやるかどうか考え物である。




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