W116.神峰山から鞍掛山へ
(大煙突展望台)

1.動 機
市報に「ハイキングを楽しみ日立市をPRする会」主催で「神峰山ハイキングと大煙突を歩こう」というハイキングが載っていた。大煙突を間近から見上げることができるだろうと期待して参加したが、展望台は大煙突に間近とは言いかねるところにあった。それでもお天気は上々、滅多にない大勢での賑やかなハイキングを楽しんできた。付録に鞍掛山の三角点を確認することができた。
我が家は「ハイキングを楽しみ日立市をPRする会」には初参加だが、日立の山の登山道を整備しながら年に2回のハイキングを主催しているボランテア団体とのことだった。

2.データ
a)山域:神峰山(599m)、羽黒山(491m)、鞍掛山(248m)
b)登山日:2009/11/28(土)晴
c)コースタイム:日立自宅 8:00 = 8:15 大甕駅 8:20 =(JR)= 8:30 日立駅 8:40 =(バス)= 9:10 キララの里入口 9:35 ---- 9:55 No5駐車場 10:00 ---- 10:30 高鈴山分岐 ---- 10:55 神峰山 11:05 ---- 11:40 沢平分岐 ---- 12:05 羽黒山(昼食) 12:45 ---- 13:00 小木津山公園分岐 ---- 13:20 蛇塚 ---- 13:25 大煙突展望台 13:35 ---- 14:15 鞍掛山駐車場 14:25 ---- 14:45 鞍掛山 14:50 ---- 15:10 神峰公園 15:40 ---- 15:45 神峰公園前BS =(バス)= 15:55 日立駅16:12 =(JR)= 16:22 大甕駅 ---- 16:40 日立自宅
(神峰山−鞍掛山登山ルート)

(神峰山−鞍掛山登山ルートの標高差)

d)同行者:日立市民70名、役員15名、和子
e)地形図:1/25000 「町屋」「日立」

3.山行記録
スタートがキララの里で、ゴールが神峰公園なので、マイカーでは都合が悪い。我が家から大甕駅まで歩いて、日立駅までJRに乗り、日立駅前から路線バスに乗った。満員を心配していたバスは増発されていてゆとりがあり、2台が連なって定刻の9時10分にキララの里前のバス停に到着した。大雄院あたりで車窓から見上げると、今日のお目当ての大煙突がダルマ煙突と百足煙道の上で青空に向って白煙を上げていた。今日はこれを近くから見られるのだと、わくわくしながら見上げていた。

キララの里入口に入ると、すでに役員さんを含めて大勢が集合済みで、すぐに開会式が始まった。役員やリーダの紹介や挨拶があり、71名の参加者を5班に分けられた。予約なしで参加した我が家は、その他大勢の第5班に配属された。
準備運動をしてから歩き始めたが、長い行列はゆっくりと進み、遅いペースになれている我が家にも少々遅すぎる。慣れるまで、周りの風景にカメラを向けながら気分を紛らわてあとに続いた。冬桜を眺めたりホタルの育成地などの説明を聞きながら公園内の遊歩道を歩いて行き、20分歩いた一番奥の駐車場で休憩になり、コース最後のトイレを使った。
(林道途中の登山口)
(大集団の出発!)

やがて神峰山へのハイキング道に入ったが、この道もよく整備されており、なだらかな道を30分歩くと、高鈴山と神峰山とを結ぶハイキング道に合流した。合流点には「奥日立キララの里1.0km、向陽台0.8km、神峰山0.9km」の道標があった。神峰山方向に歩くと巻道の分岐があり、神峰山への直登は急坂だ。
ベンチやレリーフのある山頂で休憩になり、知り合い同士で記念撮影をしたり、大煙突の風景を眺めたり、それぞれに勝手に過ごし、グループごとに記念撮影の号令が飛んでいたが、にわか作りの集団はなかなか纏まらず、集合写真を撮ったのは第5班だけのようだった。
(神峰山頂で一休み)
(神峰山頂からの大煙突)

神峰山の山頂を出て、神峰神社にお参りし四等三角点地点を踏んでから、滑りやすい急な登山道を落差200m下った。周りの山の紅葉や里美の風車群、高鈴山のアンテナ群などを眺めながら羽黒山に向かう。この頃から歩行速度が速くなり、今日は小春日和で暖かいこともあり羽黒山へ登り着くころには汗ばんできた。
樹木に囲まれて展望のない羽黒山の山頂に12時過ぎに到着し、ここでゴミ拾い登山中の”のんびり”さんグループと一緒になり、昼食休憩になった。初対面同士でも、リンゴなどデザートのお裾わけが回ってきた。
ここで全員の集合写真を撮ったが、人数が多すぎるので、1,2,3班と4,5班に分かれての集合写真も撮られた。「写真はNHKTVで放映されるよ」など冗談(?)も飛んで賑やかな撮影風景だった。
(回りの山は紅葉真っ盛り)
(羽黒山で集合写真)

羽黒山からの150mの急坂を下り、小木津山自然公園への分岐を過ぎると道はなだらかになる。私の見当では、ススキの原を過ぎると大煙突の分岐があるはずだが、行列は迷うそぶりも見せず、ひたすらハイキング道路を進んでいった。
蛇塚(じゃづか)を過ぎると、そのすぐ先の「助川線No35鉄塔に至る」の道標と一緒に「大煙突展望台」の真新しい道標が立っていた。東電のブラスチック補強の階段を上っていくとただっ広い草原になり、鉄塔の手前の広場に「大煙突展望台」の標柱が立っていた。予想していたよりも少し遠いが、高鈴の山並みをバックに大煙突が白い煙を吐いているのが眺められ、なかなか良い眺めだった。みんな競ってシャッタを押した。
ここでも煙突をバックに集合写真が撮られて下山にかかった。
(ススキも綺麗)
(大煙突展望台)

久原房之介の榊のトンネルを気持ちよく通り、沢をわたり、続く広大な産業廃棄物の埋め立て処分場の敷地を左に見ながら歩いて行って、最後に急坂を丸太の階段で下って鞍掛山駐車場にゴールインした。
(榊のトンネル)
(処分場の柵を左に見て下る)

鞍掛山の駐車場で整理運動をして、挨拶があって解散になった。解散の前に、何の回り合わせか和子も指名されて感想を話させられた。「お天気も良く、大勢で賑やかに歩け楽しかった。大煙突をもっと近くで見あげられると期待していたのだが、少し遠くて残念でした。」と正直な感想をしゃべっていた。
(今回は人数が多すぎて大煙突の近くには案内できなかったが、歩くコースは刈り払いの整備はしてあるので、希望者は個人的に歩いてほしいとの話をもらった。日を改めて歩いてみようと思う。)
駐車場から神峰公園に降りる途中、今年3月の日立アルプス縦走時に疲れてパスした鞍掛山に寄り道してみることにした。丸太の階段を登り、ハイキング道をどんどんと歩いて行って清掃センタの上あたりまでくると、右上にアンテナが見えた。踏跡があったので急坂を登ると、そこに三等三角点と山名板があり、証拠写真を撮った。高鈴山がよく見えていた。
鞍掛山のハイキング道の周りの桜の木には、一本一本番号札が取り付けてあった。車道に出たところに「鞍掛山のさくらの山づくり」説明板があり、さくらの樹木500本以上が確認されているとの表示があった。ここにもボランテアの活動があった。
(鞍掛山駐車場で解散)
(鞍掛山山頂)

にぎわう吉田正記念館を通過して、神峰公園のベンチで日立の街を眺めながらコーヒを入れて一休みしてから国道に降りてバスに乗り、日立駅でJRに乗り換えて我が家に戻ってきた。


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