X62.吉美山(里美の山・追加)

1.動 機
5月8日に高平山に登った時、横川鉱泉の手前でR461から少し入ったところで「吉美山」という小さな道標を見つけていた。このため、5月22日の「X57.天平山・瘠松山・若駒山・明神山」の報告で、「旧里美村ガイドマップに載っている里美村の山17座を全部登った」と書いたのが、どうも気になってしようがなかった。梅雨入り前の日曜日、この吉美山に登って気分をすっきりとさせることにした。
「吉美山」という山は勿論地図に表記はなく。道標を見ただけなので、山頂がどこにあって、登るのにどれぐらい時間がかかるか全く分らなかった。地形図の・402のピークだとすると片道1時間ぐらいかかるかもしれないが、その前にいくつもポコがある。とにかく、実際に登ってみよう。

2.データ
a)山域:吉美山(320m)
b)登山日:2010/06/13(日)、曇一時晴れ
c)コースタイム:
日立自宅 9:00 = 9:50 横川林道P 10:00 ---- 10:05 登山口 ----(ゆったりコース)---- 10:15 吉美山山頂 10:45 ----(わんぱくコース)---- 10:55 登山口 = 11:00 横川林道 11:05 = (山菜採り) = 15:00 日立自宅
(吉美山登山コース)
(吉美山登山コースの標高差)

d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「竪破山」

3.山行記録
我家を9時に発車して、R349を北上、折橋の交差点を右折してR461に入った。横川鉱泉の手前で右の細い道に入って200mほど入ったところに、見覚えのある「吉美山」の道標に再会した。道が狭くて駐車できる場所がなく、更に200m入って、やっと道が広くなったところを見つけて駐車した。
道標のところまで引き返して登山道に入ると、すぐに二股になって、右に新しい黄色い道標があった。道標が設置されているだけに、登山道もよく整備されていて結構な急坂なのに歩きやすい。
(登山口の道標)
(手入れのいい登山道)

5分も登るとまた道標があって「ゆったりコース」と「わんぱくコース」に別れた。古い道標も立っていて「わんぱくコース」の方を向いていたので、「ゆったりコース」は最近追加された道なのだろう。登りはゆったりと行こうと「ゆったりコース」を選んだが、名前通りにゆるやかな道だった。
(二つのコースの別れ)
(ゆったりコースを登る)

わんぱくコースと合流するとすぐに山名板のある山頂だった。駐車場所からわずか15分、なんともあっけない登山だった。
北西方向が開けていて、丸太で作ったベンチやテーブルがあったので、山名板の前で証拠写真を撮ってから、コーヒを飲みながらゆっくりと展望を楽しんだ。。
(山頂のベンチ)
(証拠写真)

眼下に横川の家並みが見られ、ここは丁度横川鉱泉の真上のようで、鉱泉で日帰り入浴する団体さんなのだろうか、時々、中野屋のお迎えバスが走っているのが見えた。
目の前の小さな山に遮られて鍋足山など北の山は見えなかったが、高崎山から、奥久慈男体山、シモン山、武生山、奥竜神無名峰などがよく見えていた。天気が良ければ日光連山も見ることができるのだろう。
(山頂からの展望)

吉美山山頂から先にも道が延びていたので、覚悟していた・402のピークまで歩いてみようかとの話も出たが、それよりも残った時間で山菜採りの山に行こうという結論になった。
ゆっくりと休んでから、「わんぱくコース」を下ったが、危ないというほどではないが少し急坂ではあった。途中、ところどころにコアジサイやウツギの花が咲いていた。
(わんぱくコースを下る)
(コアジサイ)

駐車場所に戻ったのはまだ11時。昼食にも早過ぎるので、すぐに山菜採りに出かけた。吉美山登山よりも時間も体力も使って、フキやウド、ワラビ、オヤマボクチなど収穫して帰り、夕食の食卓を賑わした。


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