X72.花の伊吹山と急登の荒島岳

1.動 機
イタリアから帰ってきて梅雨の合間の好天気が何日かあったが、手軽な茨城の低山を歩くには暑過ぎると思って出不精を続けていた。イタリアの写真整理などしている間に運動不足の日が続いたので少し遠くにでも出かけようと、去年の白山の時雷雨の予報で諦めた荒島岳を目標にし、ついでに花の名山伊吹山に登ることにして、ETC割引1000円を使って三連休に出かけることにした。始めに登った伊吹山は物凄い人出だったが期待通りの高山植物が楽しめた。次の荒島岳は想像を絶する物凄い急登の連続、その上梅雨明けの猛暑が重なって喘ぎながらの耐暑登山になった。次のMACの黒部五郎への出発日が一日早まっていたのを忘れていて、疲れが抜け切らないうちに出かけることになって、仲間に迷惑をかけることになった。

2.データ
a)山域:伊吹山(1377m)、荒島岳(1524m)
b)登山日:2010/07/17(土)〜20(火)
c)コースタイム:
17日:日立自宅 11:00 日立南IC 12:55 太田桐生IC = 18:40 養老SA(車中泊)
:18日:養老SA(朝食) 6:35 = ゴンドラ乗場 =(タクシ)= 三合目 8:00 ---- 伊吹山山頂 ---- 14:20 伊吹山登山口P = 16:50 九頭竜国民宿舎(泊)
19日:国民宿舎 7:35 = 勝原スキー場P 8:00 ---- 荒島岳山頂 ---- 14:55 勝原スキー場P = 国民宿舎(入浴) = 21:15 米山SA(車中泊)
20日:米山SA 6:10 = 磐梯山SA = 日立南IC = 10:45 日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:1/25000 「関ヶ原」「荒島岳」

3.山行記録

(1日目:移動)
日立自宅 11:00 11:10 日立南IC 12:20 佐野藤岡IC =(R50)= 12:55 太田桐生IC = 13:25 甘楽PA(昼食) 16:00 = 15:25 梓川PA 15:40 = 14:20 駒ヶ岳PA 14:45 = 17:35 駒ヶ岳PA 17:50 = 18:40 養老SA(夕食・車中泊)

伊吹山登山口に近い関ヶ原ICまでの経路は、首都高を通過するのが一番近いが高速代が高いし、いつも渋滞していて運転も疲れる、磐越道、北陸道を経由すれば高速代は1000¥で済むが距離がいかにも長すぎる。北関東道が途中で途切れるので1000¥余計にかかるが、空いていて快調に走れる北関東を経由することにし、車中泊する積りの養老SAに日暮れ前に到着するように我家を昼前に出発した。
梓川SAで北アルプスを眺め、駒ヶ岳SAで中央アルプスを眺めて、予定通り養老SAに夕刻7時前に到着した。SAの高台に上がると伊吹山が近くに見えていた。大型駐車場から離れたところに車を停めて、レストランで夕食をとってから早めに車中泊した。予想通り気温は高かったが、車の騒音は低いし、不思議に蚊などの虫もいなかったので、窓を開けてぐっすりと眠ることが出来た。

(2日目:伊吹山登頂)
養老SA(朝食) 6:35 = 6:40 関ヶ原IC = 7:00 伊吹山登山口P 7:10 = 7:20 ゴンドラ乗場 7:40 =(タクシ)= 7:55 三合目 8:00 ---- 8:35 六合目避難小屋 8:40 ---- 9:40 道標 ---- 9:45 伊吹山山頂 10:10 ----(東遊歩道)---- 10:55 山頂駐車場(昼食) 11:15 ----(西遊歩道)---- 11:45 伊吹山山頂 11:50 ---- 12:45 五合目小屋 13:00 ---- 14:20 伊吹山登山口P 14:35 = 14:55 関ヶ原IC = 16:10 白鳥IC = 16:50 国民宿舎(夕食・泊)
(伊吹山登山ルート)
(伊吹山登山標高差)

軽食堂の朝食セットを食べてSAを出発、近くの関ヶ原ICで高速を下りて伊吹山の登山口に向かった。途中、山頂九合目まで登る伊吹山ドライブウエーへの分岐があったが、九合目まで車で登っては登山にならない。伊吹町に入って駐車場のマークを頼りに街の中の狭い道を走るが、民宿の駐車場への呼び込みは盛んだが公営の駐車場は見つからない。消防署前の広い民間駐車場に車を入れた。
目の前に伊吹山が見えているが、ここの標高は200m、茨城の山と変わりがない。山頂まで1200mの登りを一気に登るのは暑い夏ではきつ過ぎるので、標高720mの三合目まで楽をしたい。三合目までのゴンドラの支柱が見えているが現在廃業中とのこと。三合目までの林道もあるが、事故があったとのことで一般車は入れない。ゴンドラ乗場に行けばこの林道を走ることができるタクシが待機しているとの情報があり、三ノ宮神社の鳥居を過ぎ、ゴンドラ乗場に向かった。途中、ここから登り始める団体さんなどに出合ったが、小さな子供連れもいてみんなお元気に見えた。
ゴンドラ乗場に着いたが、待機のタクシはなく、電話で呼び出して車が来るまでトイレを使ったりしながらしばらく待つことになった。やってきたタクシの運転手さんはお話し上手で、林道入口のゲートの鍵をあけて入ってから三合目に到着するまで、面白いお話をいっぱい聴かせていただいた。一般車を入れない事が当然のような狭い九十九折りの道を上手に運転しながら、ゴンドラやスキー場浮沈の話、林道閉鎖の経緯、伊吹山の名花、薬草の話など上手に話していただいて、2000¥の乗車賃は決して高くはなかった。
三合目でタクシを下りると、目の前に黄色い花が賑やかだった。ニッコウキスゲかと思ったが、ユウスゲらしい。まだ蕾ばかりだったが、もう数日すれば一面真っ黄色になりそうに見えた。ほかにも茂みの中にひっそりと咲くエゾフウロの薄紫の花が新鮮だった。
(登山口の私設駐車場)
(三合目はユウスゲの原)

三合目から五合目あたりまではゆるやかな道が続いた。ハルジオン、ウツボグサ、ヨモギのようなキバナノカハラマツバなどが見られるが、花の名山と言うにはまだ淋しい。
(三合目のゆるやかな登山道)
(五合目からそろそろ坂道)

六合目避難小屋近くになると、シシウドが一面に咲いていて賑やかになった。六合目避難小屋は石壁の造りだが2年前に作られたばかりの様で、中を覗いてみるととても綺麗だった。
(シシウド)
(六合目避難小屋)

避難小屋を過ぎると六合目の道標があり、この辺りから石くれの道になって登山道らしくなってくる。花数も多くなり、種類も多くなって賑やかになってきた。特に、絨毯を敷き詰めたように咲いているイブキジャコウソウや、青い簾のように咲くイブキノエンドウは見事だった。
(岩の急坂もあり)
(ヤマホタルブクロ)

(イブキジャコウソウ)
(イブキノエンドウ)

(ウツボグサ)
(メタカラコウ)

黄色く賑やかに咲いているヨモギのような花は、山頂の資料館で調べたらキバナノカハラマツバという初めて聞く名前の花だった。
(キバナノカハラマツバ)
(キバナレンリソウ)

花を愛でながら急登をゆっくりとこなすと、平坦な山頂部に出て分岐になり、山頂遊歩道の案内板が立っていた。これを見ながら、山頂に行ってから東遊歩道に入り、西遊歩道をつないで山頂部の外周を一周しようと決めた。
(カワラナデシコ)
(山頂手前の案内板)

山頂部にも色々な花が賑やかだったが、イブキトラノオとミヤマコアザミの大きな群落があって特に目立っていた。
(イブキトラノオ)
(ミヤマコアザミ)

山頂入口には伊吹大菩薩を祭った日本三高山霊場があり、その奥には石の日本武尊像を祭ってあったりで、霊場の雰囲気もなかなかのものがあったが、5軒の山小屋が軒を連ねていて民宿街のようでもあった。ここではかき氷も作っていたので、いっぱい食べてみたら乾いた喉にとても美味しかった。
(賑やかな山頂部)
(山頂にて)

どこから現れたのか、山頂部は大勢の登山者で溢れんばかりに賑わっていた。ゆっくりできる雰囲気ではないので、資料館で伊吹山の花の資料を眺めてからすぐに山頂部を一回りすることにした。
始め東遊歩道を歩いたが、この道は花の数が少なく余り面白いところではなかった。その上、道が狭くて追い越しも出来ない。案内板に「下り専用」の注意書きがあったのはこのためかと気が付いたが後の祭り、ゆっくりおしゃべりしながら歩くおばあちゃんの後ろに出来た長い行列の後ろを我慢して歩くしかなかった。
(キンバイソウ)
(東遊歩道)

11時頃、山頂駐車場まで下ると、数百台停められそうな広い駐車場が満車になっており、登ってきた車が車道に行列を作って係員の指示を待っていた。散策を終えて下山する人が現れて車が出て行くのを待つしかないのだった。山頂に人が溢れていたのは、殆んどがこの駐車場から登ってきた人達だったのだ。
駐車場脇のテーブルでSAで買い込んだ鱒寿司の弁当を食べてから、今度は西遊歩道に向かった。西遊歩道は広くて周りの花数も多くて楽しく歩くことが出来た。東遊歩道は敬遠して、中央遊歩道と西遊歩道を繋ぐのが正解だった。
(満車の山頂駐車場)
(西遊歩道)

眼下に琵琶湖を眺め、綺麗に咲いたヤマアジサイ、シモチケソウ、メタカラコウ、クガイソウなど愛でて歩いているうちに30分で山頂部に戻った。
(ヤマアジサイ)
(シモツケソウ)

伊吹山は薬草の多い山でもあるらしく、大勢を引き連れて丁寧な説明をしながら歩いているボランテアの人の姿も目に付いた。
今夜は荒島岳登山口近くの国民宿舎に予約をとってある。前日に電話したら、たまたま一部屋あいていたのだ。余り遅くなっては申し訳ない。薬草の話を聞くのも魅力だが、すぐに下山にかかった。
歌を歌いながら下る可愛い小学低学年のお嬢ちゃんと前後しながら下って、五合目の小屋でまたかき氷をいただいた。かき氷はここでもやっぱり美味しかった。
三合目まで下ってからホテル横の登山道を歩いて下り、スキー場の中を歩いてどんどん下っていくと、今から登ってくる人とも出会った。一合目のトイレを使って樹林の中の掘れた登山道を下ると三ノ宮神社脇の登山口に出た。
(山頂部に戻る)
(下りは三合目からも歩く)

駐車場に戻って靴を履き替えて車を発進、関ヶ原ICで名神高速に乗り、養老SAで顔を洗ってすっきりとしてから再出発、一宮JCTから東海北陸自動車道に乗って白鳥ICまで走り、怪獣街道R158を走って、九頭竜スキー場の国民宿舎に入った。温泉で汗を流して贅沢な夕食をいただいて静かな部屋でゆっくりと眠りに着いた。

(3日目:荒島岳登頂)
国民宿舎 7:35 = 7:50 勝原スキー場P 8:00 ---- 8:15 第一リフト上 ---- 8:50 第二リフト上 ---- 10:30 しゃくなげ平 ---- 11:15 急坂上 ---- 11:40 荒島岳山頂(昼食) 12:15 ---- 13:05 シャクナゲ平 ---- 14:25 第二リフト上 ---- 14:50 第一リフト上 ---- 14:55 勝原スキー場P
(荒島岳勝原登山ルート)
(勝原登山ルート標高差)

早めに用意してもらえた朝食をいただいて出発し、8時前に荒島岳の登山口・勝原スキー場の駐車場に入ると、すでに満車に近い状況になっていた。皆さんは「暑い夏は早立ちが鉄則」をちゃんと守っていらっしゃる。空いていた駐車場入口近くに車を停めて、登山口のポストに登山届を出して歩き始めた。
なだらかなスキー場を登って行くと途中から舗装された道になってきた。リフトの終点からは登山道が右に直角に曲がり、広いが石がごろごろする道になり、傾斜も急になって歩きにくくなった。朝日が背中を焼いて暑くてしようがないが、オカトラノオやギボウシの花が暑さに耐える気分をわずかに救ってくれる。
(駐車場からスキー場を登る)
(第一リフト降場)

蒸し暑い中、歩きにくい登山道を登って、登山口から50分でやっと標高670mのリフト降場に到着した。こっちのリフトは廃業に追い込まれたのか解体されていた。登山口からの高度差は320m、1524mの山頂までまだ850mある。ここまで登ってきた分の3倍も残っていると思うとウンザリする。
大野市の街並みや小荒島の山容を眺めながら気分を切り替えて歩き始めると、すぐにブナの森の中に入った。ブナの森に入ると、陽が遮られた所為か、ブナが出す大量の酸素の所為か、随分と涼しくなった感じがして歩くのも気持よくなってきた。
(廃墟の第二リフト降場)
(ブナの森)

やがて丸太の階段の急登が始まって、気分の良い登山も長くは続かなかった。急登の合間になだらかなところがあり、白山の展望も得られて一息入れた。
(急登)
(白山展望)

すぐにまた階段の急登が始まって汗を絞られた。暑さで頭がおかしくなりそうだ。朝早く暗いうちから登り始めた人が下ってくる時間になり、出合う度に「頑張って下さいよ」と励まされ、夏は早立ちが一番と思い知らされる。「去年の8月、白山の次の日に少々の雨を覚悟して登っておけばよかったな」と嘆きながら黙々と登った。
急登を頑張ると小荒島岳・中出登山口への分岐点があるしゃくなげ平に飛び出した。中出登山口からの道は長いらしいが、こっちから登ってくる元気な声も聞こえてきた。
(また急登)
(しゃくなげ平で一息)

「しゃくなげ平」と言う名前が付いているので広い平原を予想していたが、展望もない狭い広場だった。展望もないので一息入れてすぐに次に向かう。数分下ったところに「佐開登山口」への分岐があり、その先から今まで以上に大変な急登が始まった。「もちがかべ」という急坂で、ロープや木の根っこに掴まりながら汗をふきふき登って行った。後ろを振り返ると、もう小荒島岳は低く見えていた。
(またまた急登「もちがかべ」)
(小荒島岳の下に大野市展望)

急坂を登り切ると、目の前が開けてきて笹原の向こうに荒島岳の山頂が見えてきた。
続く尾根沿いの坂道を少し頑張ると細長い荒島岳の山頂部に出て、やっと暑い急登から解放された気分になってホッとした。
(荒島岳も見えてきた)
(平らな山頂部)

平らな尾根道を歩くとすぐに一等三角点のある山頂に到着した。登り始めて3時間40分、丁度昼食時で数人の先客が弁当を広げていた。我家のすぐ後に登りついてきた人と、三角点前の山頂標柱の前で証拠写真の撮り合いをしてから、社脇に陣取って弁当を広げた。
三角点から少し離れたところが少し高くなっていてケルンを積んであったので、昼食後ここでも万歳をしてシャッタを押してもらった。
(山頂標柱前にて)
(最高点にて)

ケルンの脇には、シシウドやクガイソウが小さな群落を作っていた。スキー場を過ぎてからは殆んど花を見ることがなかったので、嬉しい眺めだった。空には無数の赤とんぼが空を覆うように飛び回っていた。
(シシウド)
(クガイソウ)

荒島岳山頂からは360°の展望が開けており、状況がよければ、木曽御嶽、乗鞍、北アルプスも見えるらしいが、今日は残念ながら白山さえ雲の中に隠れていた。その中で、南方に形の良い山が見えていて、地図で調べると能郷白山という山らしかった。
(大野市の展望)
(能郷白山)

暑くて苦しい登山だったが、とにかく頑張って目的を達成したことに満足して下山にかかった。登りで想定外にきつかった急坂は、下りでも暑くて汗を絞られた。ブナの森に入った時には気温が24°まで下がって救われた気持になった。それも第二リフト降場を過ぎて石くれの道になると、太陽の照り返しもあって気温は一気に36°まで急上昇、山頂から2時間40分で駐車場に降り立った時はもうへとへとだった。
駐車場の登山口近くに停まっていた車はすでに退散していてがらんとしており、入口近くに数台残っているだけだった。すぐに汗を流したくて昨夜泊った国民宿舎に向かった。

(3、4日目:帰宅)
19日:勝原スキー場P 15:10 = 15:30 国民宿舎(入浴) 16:10 = 16:15 道の駅九頭竜 16:25 = 17:05 白鳥IC = 18:25 城端SA 18:40 = 19:30 有磯海SA(夕食) 20:00 = 21:15 米山SA(車中泊)
20日:米山SA 6:10 = 8:15 磐梯山SA 8:45 = 10:00 関本PA 10:10 = 10:35 日立南IC = 10:45 日立自宅

国民宿舎に入って、日帰り入浴代を支払うと、「泊った方からは入浴代は受け取れません」と嬉しい返金を受けた。帰ってきた代金で冷たいジュースを飲んで、広い浴室でゆっくりと汗を流した。夕食もここでと思ったが、午後4時ではレストランはまだ開いていなかった。
それではと近くの道の駅に立ち寄ると、今度は食堂の営業は午後3時までとなっていてまたお預け。お土産だけを買って、非常食をかじりながら恐竜のモニュメント(お祭りではこの恐竜が動くらしい)をながめて帰途に就いた。
白鳥ICで東海北陸道に乗り、小矢部JCTで北陸道に入ってから有磯海SAのレストランでやっと夕食にありつけた。ここで車中泊しようと思ったが、まだ外気温が高いのでも一つ先の米山SAまで車を進めることにした。
米山SAは広くて、大型車から離れたところに車を停めることができ、窓の目隠しをして眠り始めた。だが、しばらくすると、車を揺らすようなエンジン音が響いてきて目を醒まさせられた。なんと、隣に小さな車が停まって、エンジン全開でクーラをかけっぱなしで車中泊を始めていた。大型車以上の騒音に恐れをなして、また場所を移動して車中泊のやり直し。
朝起きると、今日も上天気。SAの海寄りに佐渡展望台があり、佐渡島がうっすらと見えていた。山の手には米山の格好の良い山容が見えていて「おいでおいで」をしていたが、平日の今日ここで高速を下りると、高速代が一気に1万円を超すことになる。それほどの魅力の山でもないので、朝食を食べてからそのまま帰途に就いた。
空いている高速道を走り、磐梯山SAと関本SAで休憩して日立南ICで1000¥也で高速を下り、我家に無事着いたのは御前11時前だった。
(恐竜街道)
(米山SAから朝の日本海)

帰宅してから予定表を見なおして驚いた。3日後だと思っていた山の会の黒部五郎−笠縦走の出発日が2日後に変更になっていたのだ。暑くて想定外にきつかった荒島岳の二日後に、3泊4日のロングコースの黒部五郎−笠縦走を歩くのは年寄りにはきついことになってしまったが、黒部五郎も笠ヶ岳も諦めたくない名山だ。すぐに次のパッキングにかかった。




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