Y22.月居山から男体山(MAC)

1.動 機
冬の間の水戸アルパインの例会は茨城の山が中心で、2月は月居山から男体山までの縦走である。平野さんが巧みな話術でみんなを賑やかな笑いに引き込みながら細かい気配りでみんなをリードし、去年11月に下見して計画したコースタイムをきっちりキープしながら楽しく歩き通した。今年の冬は例年よりも気温が低かったが、3日前から急に気温が上がり、当日は曇り空だったが風がなくて助かった。

2.データ
a)山域:男体山(654m)、鍋転山(423m)、月居山(404m)
b)登山日:2011/2/6(日)曇
c)コースタイム:日立自宅 6.25 = 6:35 日立電鉄南営業所 6:40= 6:50 東海駅 7:00 = 7:20 勝田駅 = 7:35 水戸駅 = 8:30 水ぐるま 8:35 = 9:05 月居トンネル駐車場 9:15 ---- 9:30 峠(観音堂分岐) 9:35 ---- 9:50 月居山 9:55 ---- 10:00 月居峠 ---- 10:30 鍋転山 10:45 ---- 10:55 第2展望台 11:00 ---- 11:50 鞍部(昼食) 12:25 ---- 12:50 #5白木山分岐 13:00 ---- 13:40 滝倉分岐 ---- 13:50 健脚コース分岐 ---- 14:00 男体山 14:15 ---- 14:55 大円地越 15:10 ---- 15:45 健脚コース分岐 ---- 15:55 大円地登山口 16:10 = 16:45 水ぐるま = 17:35 水戸駅 = 17:50 勝田駅 = 18:15 東海駅 = 18:25 日立電鉄南営業所 = 18:40 日立自宅
(月居山・男体山縦走ルート)
(月居山・男体山縦走ルートの高低差)

d)同行者:水戸アルパイン会員13名(男7、女6)、和子
e)地形図:「袋田」「大中宿」

3.山行記録
早起きして我家を出発し、7時前にバス会社を出発する小型バスに乗り込んだ。東海、勝田で今回のリーダの平野さんと下山さんが乗り込み、仲間をピックアップしながら水戸を通ってR118に入り、山方特産品センター「水ぐるま」に立ち寄ってトイレ休憩。ここで最後の仲間が乗って総勢15名が揃い、賑やかに走って9時過ぎに月居トンネルの出口の駐車場に到着した。
駐車場で平野さん号令の準備運動をして車道沿いを歩き、月居山への登山道に入るとなだらかな登山道が続いてウオーミングアップに丁度いい。
(月居山登山口駐車場)
(なだらかに登る)

15分で峠に到着して、大きな銀杏の老木や西行法師の句碑、苔むした石仏や石塔などを眺めながら一休みした。下見の時は観音堂まで登って展望を楽しんだが、今回は曇り空で展望が期待できないので、、鐘突堂の鐘を鳴らして月居山に登って行った。
ジグザグの急登を15分頑張って月居山の山頂に着き、図根石と山名板の両方を入れた平野さん工夫の集合写真を撮った。
(峠で一休み)
(月居山頂)

集合写真を撮ってすぐに次に向かったが、月居峠への下り坂が記憶よりも急だった。次の登りも急で下見の時には鍋転山まで気持よく歩いたと思っていたが、登っても登ってもなかなか着かない。後ろに月居山が見えだしてやっと鍋転山についてほっとした。鍋転山は月居山よりも高かったのだ。
(急坂下り)
(急坂登り)

鍋転山の展望台からの眺めは広いが、今日は遠望は利かない。すぐ下に袋田・大子の町が広がり日陰の田圃にはまだ白い雪が残っていた。
(鍋転山第二展望台からのパノラマ)

第二展望台からは尾根通しの気持のいい道が続き、向かいから歩いてくるグループや単独行の人にも何度も出合った。3人組の山ガールもいたが、みんな西金駅から袋田駅までの縦走だと云う。われわれよりもお元気だ。
そろそろお腹が空いてきて小さなアップダウンもきつくなってきたころ、大きく下ったところでやっと昼食になった。めいめい陣取って弁当を広げた。
(今日は対向者も多い)
(鞍部で昼食)

昼食が終わると、平野さんがみんなよりも先に出発して行った。車中で「3日前に再度下見にやってきたのだが、全面凍結したところがあったので、ステップを切っておこうとピッケルを持参した」と云っていた。
ゆっくり食事を取ってから歩き始めると、谷間の壁に滝の様な巨大なつららが一面にぶら下がっていて綺麗なところがあった。こんな所に流れはなかったと思うので、浸み出した水が次々と凍って成長して出来たつららなのだろうか。
白木山分岐の前の急登に近づくと登山道に凍っているところが現れて来た。危なそうな所には平野さんがステップを刻んでくれていたので我々は楽々通過できたが、山ガール達がステップを切っていない段階でよくこんなところを通過したもんだと話しながら歩いた。
(崖にはつらら?滝?)
(登山道には氷結もあり)

鞍部の氷結部分を通過したら急登になり、何度も岩場も出て来たが、皆さんいつも山で鍛えたベテラン揃い、難なく登っていく。最後尾の私は追いつくのが大変だ。
昼食後30分で白木山分岐について一休み、更に60分歩いて男体山の山頂に到着した。鉄塔脇の広場に陣取って大休憩。わいわい煩いので、一人静かに休んでいたイケメンの若者は席を移してしまった。お八つのやり取りをしながらゆっくりと休んでから、平野さん指導でリハビリ運動をしイケメンの若者に集合写真のシャッタを押してもらって下山にかかった。
(崖登りも平気)
(男体山山頂)

一般道を下ったが、この道も右は断崖絶壁で何度も転落事故が起こっているらしい。平野さんがみんなの気を引き締めながら下って行き、30分で大円地越について一休み。ここでも平野さんのリハビリ体操の講習があった。
(一般コースを下る)
(大円地越)

大円地越からの下り道がいつもじめじめしているので氷結していないかと心配したが、暖かい日が続いて氷結なし、気持よく下って大円地の登山口に50分で到着した。
待っていたバスの前で整理運動をし、トイレを使ってから帰途に着いた。
(氷結なしで快適下山)
(大円地登山口で整理体操)

帰りのバスでは、これからの山行計画の宣伝があったり、それぞれの山歩きの話が出たり、水戸に着くまで賑やかだった。




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