Y42.盛金富士と長崎沢三角点
(早春の花探訪)

1.動 機
過去の山行記を開いてみると、4月始めは茨城のイワウチワやカタクリの見頃の時期である。同期の仲間などと何度か行ったことのあるイワウチワの盛金富士と下檜沢、カタクリの那賀に出かけて来た。イワウチワは盛金富士ではほぼ満開、下檜沢では7分咲き、カタクリは5分咲き程度で、新鮮な春の花を楽しむことができた。

2.データ
a)山域:盛金富士(341)、長崎沢三角点(396)、那賀カタクリ園(70)
b)登山日:2011/4/5(火)晴れ
c)コースタイム:
日立自宅 8:35 = 9:45 下小川駅駐車場 10:00---- 10:55 盛金富士 11:10 ---- 11:20 アンテナ ---- 12:00 下小川駅駐車場 12:30 = 13:05 下檜沢@ ---- 籔漕ぎ撤退 ---- 13:30 下檜沢@ = 13:35 下檜沢A ---- 14:30 長崎沢三角点 14:35 ---- 15:20 下檜沢A = 15:45 那賀カタクリ群生地 16:10 = 18:00 日立自宅
d)同行者:和子
e)地形図:「山方」「常陸大沢」「野口」

3.山行記録
a)里美富士
地震被害の道路状況を心配しての出発だったが、下小川駅に着くまででもいつも走る松平の先で県道29号が通行止め、県道38号の山道に迂回させられた。駅の駐車場に停まっている車は1台だけ。登山口から登って行くと、急登のところで賑やかにゆっくりと登っている3人組の昔のお嬢さんに追いついた。道を譲られて尾根に上がって左の尾根道をイワウチワの群生地まで歩くと、右下の斜面のあちこちに白(ピンク)のイワウチワが咲いているのが目に入って一安心。ここのイワウチワは色弱の私には白としか見えないが、和子の主張を入れて白とピンクの併記になった。
イワウチワを踏まないように気を付けながら斜面に下って、せっせとシャッタを押した。三人組さんに「何を撮っているの?」と聞かれて「イワウチワ」と答えると、「あらあ!いっぱい咲いている!可愛い!」と大変な騒ぎ。少し先の急登前の右のずり落ちそうな急斜面で頑張ってシャッタを押していると、「ここは危なそう。見るだけにしよ」となかなか賢明である。
(撮影ポイントいっぱい)
(作品)

(満開のイワウチワ)

男体山や鍋足山など展望しながら急登を登って山頂に着くと、山頂にはダンコウバイが黄色い花を付けていた。白っぽい花ばかり見て来たので黄色い花が新鮮だった。
テーブルでコーヒを飲んでいると、3人組のお嬢さんが登ってき、次いで向かいの道から単独行の男性が登ってきて「下で祠が崩れていた。重いから直せなかったが、ひどい地震だったですねえ。」とのご挨拶。そう言えば、山頂直下の祠も屋根が落ちていたっけ。「次は下檜沢のイワウチワを見に行く」と言うと「下檜沢には通行止めのところがあるらしいですよ」との情報も頂いた。
(ダンコウバイ)

皆さんと入れ替わって下山についた。下りは久しぶりにアンテナルートを下ったが、落葉が厚く積もった急斜面の下りは滑らないように立木に掴まったりストックに頼ったり、鍛錬不足の足にはきつかった。採石場側にはひび割れがあり、崖下を覗きこむとあちこちに落石が散乱していた。やっと平地に下りて、梅やシュンランの花に慰められながら車道を下小川駅までのんびりと歩いた。
(満開の梅)
(シュンラン)


b)長崎沢三角点
下小川駅のベンチで弁当を食べてから下檜沢に向かった。R118の岩井橋から県道29に曲がると途中に「10km先下檜沢地内で全面通行止め」予告の立札が立っていた。覚悟はしていたことなので、ままよと走って行くと、その先の交差点で正面の29号が通行止めになっていて、目的地に行く右の県道321号は無事だった。危うくセーフ。
下檜沢にはシモンさんに案内してもらってイワウチワオフで歩いた「・331コース」と啓ちゃんや深谷さんと歩いた「長崎沢−沼ノ上コース」とがあるが、・331が1時間ぐらいで周回出来るので、先ずはこちらをトライしてみた。橋を渡って川で洗いものの奥さんにことわって、民家の庭先を通らせていただいくと見覚えのある谷間に踏跡があった。踏跡を20mも行かないうちに物凄い籔が立ちはだかり、さすがの我家の奥さんからもNOが出てしまった。
さればと、更に車を走らせて長崎沢三角点に登ってみることにした。登り口の土手にはキクザキイチゲの群落があり、その先には黄色い花を付けたミツマタの木が賑やかだった。民家のわきの部落の道を辿り、段差を攀じ登って尾根に取り付いて更に急登を登って行ったが、なかなかイワウチワの姿が現れない。「場所を間違えているんじゃない」と不信の声が出始めたごろやっと左斜面にピンクの花が見えてきてホッとした。イワウチワはまだ7分咲きと云ったところか、蕾も大分残っていた。ここのイワウチワには色の濃い花もあって、私にもピンクと認識できる花がたくさん咲いていた。
また急斜面を下ってはシャッタを押すのでなかなか進まないが、なんとか長崎沢三角点の山頂に登りついた。すでに午後2時半、沼ノ上三角点を回って周回していてはカタクリを見に行く時間が無くなるので、登った道を下ることにした。もう一度イワウチワを眺めながらゆっくりと下った。
(ミツマタ満開の登山口)
(長崎沢三角点)

(キクザキイチゲ)

(ミツマタ)

(白いイワウチワ)

(ピンクのイワウチワ)

c)那賀のカタクリ群生地
当初の予定は開店したばかりの美和のパパの薬局を訪問する予定だったが、県道29号の通行止めで断念、直接那賀に向かった。県道29、163、12と繋いで那賀のカタクリ群落園に無事到着した。
道路わきにはアズマイチゲやキクザキイチゲの白い花が目立つが、カタクリの花は殆んど見えなかった。心配しながら裏に回って木橋を渡って斜面に上がると、紫色のカタクリがいっぱい咲いていた。蕾も多くて5分咲きと云ったところだが、先日の足利の群生地とは比べ物にならない賑やかさだ。夕日を受けてそっくりかえっている。せっせとシャッタを押して回った。
(アズマイチゲ)

(キクザキイチゲ)

(カタクリ群生地)

(カタクリ群生地)

イワウチワとカタクリの花に出会えて満足して帰途についた。ここからの帰りでは、県道21号でもR293でも数箇所に通行止めがあって何回も迂回させられた。修復が終わって通行可になったところでもデコボコが多く、日本が壊れてしまった今は走れるだけ幸せなのだと言いきかせながら、ガタガタと走って帰ってきた。





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