Y46.浅間山・大政山ハイキング

1.動 機
先日の加波山縦走で深谷さんから借用したカメラを返却しに行かなければならないが、筑西市まで出かけてカメラを返しただけで引き返しては勿体ない。2年前に案内してもらって「その時は別々に登った阿部岡の浅間山と大政山とを繋ぐ縦走ハイキングルートを真岡市が整備した」との連絡を今年の年初めに貰っていたのを思い出し、この際このコースを一緒に歩いてもらおうと勝手なことをお願いした。気のいい深谷さんは即座に快諾、この縦走コースを歩いた後に近くの南高岡の浅間山も案内して貰えた。小さい山ながら小さなアップダウンを何度も繰り返すコースだったが、若葉が綺麗な花曇りの一日、おしゃべりしながら気持のいいハイキングを楽しむことができた。

2.データ
a)山域:阿部岡浅間山(208)、大政山(284)、南高岡浅間山(236)
b)登山日:2011/4/21(木)曇
c)コースタイム:
日立自宅 7:00 = 7:20 日立南IC = 7:55 桜川筑西IC = 8:00 桜川RP 8:10 = 8:30 鏡ヶ池P 8:40 = 8:50 仏生寺P 9:10 ---- 9:30 分岐@ ---- 9:45 阿部岡浅間山 10:00 ---- 10:10 分岐@ ---- 10:30 分岐A ---- 10:40 参らず池 10:45 ---- 10:55 分岐A ---- 11:35 まんさくの丘(昼食) 12:15 ---- 12:30 分岐B ---- 12:35 大政山 13:00 ---- 13:05 分岐B ---- 13:35 鏡池P = 13:50 南高岡公民館 ---- 14:15 尾根 ---- 14:30 南高岡浅間山 15:20 ---- 15:55 南高岡公民館 16:00 = 16:05 仏生寺P = 16:20 桜川筑西IC = 16:30 笠間PA 16:50 = 17:15 日立南IC = 17:30 日立自宅
d)同行者:深谷さん、和子
e)地形図:「岩瀬」
(浅間山・大政山ハイキングルート)

(浅間山・大政山ハイキングの標高差)


3.山行記録
日立南ICまで通勤渋滞があったが、高速道が快調で約束の時間8時ぎりぎりに桜川ロードパークに到着した。待っていた深谷さんから今日のコースの説明を受けて、2台の車で今日の下山口になる鏡ヶ池の駐車場に向かった。二年前には、ここから南コースで大政山に登って北コースを下ってきた。今日の深谷さんの計画では、仏生寺から浅間山に登ってから大政山まで縦走して中コースでこの鏡ヶ池に下って来ることになっている。深谷さんの車をここにデポして川本車で仏生寺に向かった。2年前に浅間山に登った阿部岡の清掃センタの前を通ってから小貝川の橋を渡って南高岡に向かった。
仏生寺の入口にはしだれ桜の列植が綺麗な山あいの里公園があったが、ここを通過して仏生寺の門前まで入った。一台停めるのがやっとの駐車場に車を入れて、振り返ってみると山あいの里のサクラが綺麗だった。サクラの向こうに低い山並みが見えており、深谷さんからあれが南高岡の浅間山でハイキングコースができている。この縦走が終わったらあっちの山にも登ってみようと嬉しい御提案。
山歩きの前に仏生寺にお参りして行くことになった。門前の両側に推定樹齢700年と言われる栃木県天然記念物になっている2本の大きな欅の木が聳え立っていた。
境内に入って薬師堂にお参りしていると、管理者(?)住職(?)の奥さんが出てきて、格子戸の中を覗かせて、中に並ぶ仏さまの由来などを説明してくれた。仏像は朽ちてきたので2年がかりで修理して昨年秋に戻ってきたもの、大地震の後、修理屋さんが心配して電話してきたが、何の異常もなかったよと返事したら喜んでいた。などなど。サクラが盛りを過ぎて残念だとおっしゃっていたが、何本もあるカエデの若葉が新鮮でとても綺麗だった。秋にはこれが紅葉してまた一段と綺麗になることだろう。ニリンソウの群落も見事で、白い花をたくさん咲かせていた。
(山あいの里と南高岡浅間山)
(仏生寺)

奥さんの丁寧な案内にお礼を言って、登山道に入って歩き始めた。信仰の浅間山らしく登山道の両側には仏像を彫り込んだ平版の石が続いていた。東京の人の寄進のものが多いらしい。
(桜沢源流を下る)
(仏画石)

分岐@から右の浅間山に向かうと、新緑の綺麗な道になり、間もなく2年前に清掃センタから登ってきた時に出くわした記憶のある大岩に突きあったった。ペンキで「阿部岡」と書かれて道標になっているが、紙垂を飾った注連縄も渡してあるので、ご神体にもなっているのだろう。
大岩から一登りで阿部岡の浅間山山頂に着いた。山頂には石の祠と栃木の山紀行の「浅間山、標高208m」の山名板があった。天気が良ければ日光連山の眺めが素晴らしいらしいが、今日は厚い雲の中、代わりにヤマザクラやツツジが綺麗だった。2年前に登っているので、長居はしないで分岐@に引き返して大政山に向かった。
(前回径路との合流点)
(阿部岡浅間山:前回の写真)

分岐@から縦走路を進むと、枯れた松の木が左右の斜面に大量に倒れているところを通過した。松食い虫の被害らしいが、なんとも痛ましい風景だった。さっきの浅間山など眺められるところを過ぎると「参らず池」の道標があり、深谷さんも行ったことがないとおっしゃる。面白い名前だし、コース説明図には片道15分とあり、今日の時間にゆとりはありそうなので寄道してみることにした。
左の分岐に入ってどんどん下って行くと思いがけず大きな池が見えて来た。すぐ下に田圃や民家も見えたので、田圃用の用水池のようだった。周りにヤマザクラも咲いていて、なかなか雰囲気の良い静かな池だった。
(分岐@)
(参らず池=高岡池)

分岐Aまで往路を引き返したが、途中の鉄塔点検路に入れば大政山まで近道出来たみたいだった。分岐Aから縦走路をいくつも小さなポコを越えながら進むと、二年前に鏡が池に下った北コースの分岐を通過、さらに進むと「まんさくの丘2分」の道標があった。丘に上がると明るくて気持が良く、先ほど登った浅間山も目も前に見えており、少し早いがここで弁当を広げることにした。楽しいお話に花が咲き和子も嬉しそう。
食事を終って縦走路に戻ると、少し下ってから次に凄い急登が待っていた。補助にロープも張ってある急坂で、気温は12℃と低めだが汗を絞られた。
(まんさくの丘から)
(ロープもある急登)

急坂を登り切ると鏡ヶ池への中コース分岐Bがあり、これを見送って少し下って登り返すと見覚えのある大政山の山頂だった。山頂部は前より立木が切り払われて広くなったようで、山名板と三角点があり、ベンチ代りなのか丸太の切れ端が何本も転がっていた。周りの木も少し切り倒されたようで、雨引山や加波山が良く見えていた。もちろん、三人で登った城山や丸山羽田山も確認した。
充分に展望を楽しんでから、大政山の山名板の前で深谷家得意のポーズで記念写真を撮って下山にかかった。
(加波山展望)
(大政山山頂)

分岐Bからの下りは急坂の連続、下りでも滑りそうで怖い、ここを登る人は難儀だろう。新緑が綺麗なので立ち止まってはシャッタを押しながら下って行った。
(分岐B)
(新緑が綺麗!)

急坂を下り切って沢を2度渡ると篠竹を切り開いた道になり、その先に白いチゴユリや赤いボケの花の群落があって何度もシャッタを押した。
南回りコース分岐の先の右手の高みに小さな建物が見えたので上ってみると、古い木造の建物の中には薬師如来の石碑があり、その脇には地元出身の司法大臣を湛える立派な顕徳碑も立っていた。
鏡ヶ池まで出ると、湖畔にはカキドオシが青い絨毯のように花を開いており、向かい岸には静かな湖面に糸を垂れる一人の釣り人がいた。
(ボケの花)
(鏡ヶ池:深谷さん撮影)

デポしていた深谷さんの車で次の南高岡浅間山の登山口にある公民館に向かった。南高岡の公民館は仏生寺のすぐ手前の小学校跡地に建っていて、校庭が駐車場になっている。学校の校庭なので数本のサクラの大木が花を開いていて賑やかで、建物の前には二宮金次郎の銅像も残してあった。金次郎さんに出合うのは久しぶりでなんだか嬉しくなった。
近くの民家に綺麗な白い花が咲いていたので、なにサクラ?オオシマザクラ?と話し合っていると、家を修理中だった男性が梨の花だよと教えてくれた。梨の花ってこんなに大きな花弁だったっけ。
その先にも山道に入るまでナシやサクラが花咲き、ダイコンソウやスミレの大群落があって、このあたりは花を大事にする集落のようだった。
(二宮金次郎)
(花いっぱいのハイキング道)

花の里の道を花景色を愛でながらゆっくりと歩いて行くと、始め孟宗竹の竹林の中の道になり、ここを過ぎると段々と急な山道になったが、道には落葉がくるぶしまで積もっていて気持ちのいいハイキングになった。
地形図を見て、尾根まで上ると向かいにゴルフ場が見えると思っていたのだが、尾根筋には両側に篠竹などが繁茂していて展望は良くなかった。最後の急登を頑張ると、三角点と小さな祠がある山頂に到着、山頂部は広く刈りはらわれていて、正に360度の大展望だった。
(落ち葉踏んで登る)
(山頂は360°の大展望)

深谷さんはここから見る日光連山はすばらしいのだとおっしゃるが、今日は残念、靄の中だった。芳賀富士雨巻山、高峰、加波山など確認したが、筑波山も頭を隠していた。
南西方向に、朝歩いてきた阿部岡浅間山から大政山縦走路の山並みが見渡せ、歩いているときにはおしゃべりに夢中で余り距離を感じなかったが、知らないうちに結構な距離を歩いたものだと、今更ながら自分達の元気な足に感謝した。
(南高岡浅間山から阿部岡浅間山〜大政山を展望)

浅間山の山頂でコーヒを飲みながら長がーいおしゃべりを楽しんでから、記念写真を撮って下山にかかった。
咲き始めのヤマツツジの花など愛でながら急坂を下ると、サクラの木がある民家裏の斜面に出て、その下がすぐに舗装された車道だった。
(山頂でハイタッチ)
(花の里)

道沿いには菜の花、タンポポ、アヤメ、ダイコンソウ、ツバキや紅白のハナモモなど色々な花が咲いていて、車道歩きも苦にならなかった。
公民館入口に立派な鳥居を構えた鹿島神社があったので、お参りをしようと鳥居をくぐった。入るときには気がつかなかったが、本殿にお参りをして振り返ると駒犬さんがこちらを向いている。駒犬さんは中向きに向き合って顔は入口に向けていると思っていた。近づいてみると土台とのつなぎ目がずれている。地震で動いたものを戻す時、いたずら心(?)で反対向きにおいたのだろうと断定したが、所によってはこんな置き方もあるのかなあ。
その積りで周りを見ると、灯籠は頭がずれているし、寄進者の名前を掘った石の列柱も半分崩れ落ちていた。近くの仏生寺には何の被害も見られなかったので、真岡の地では地震は余り大きくはなかったのかと思っていたが、やはり結構な揺れが襲っていたのだと認識した。
(花の多い車道歩き)
(鹿島神社)

神社裏の公民館に戻って仏生寺まで深谷車で送ってもらい、R50まで先導してもらってバイバイ、桜川ICから高速に乗って無事日立に帰ってきた。大事なカメラを借りた上に、一日楽しいハイキングをプレゼントしていただいて有難うございました。




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