Y71.茨城初夏の花巡り

1.動 機
材料不足や梅雨の雨続きで延び延びになっていた我家の震災被害の修復が、やっと仕上がった。丁度梅雨の合間の一日だけの好天気になり早速どこかのお山に登りたいが、気温は真夏の様な35℃近い高温が続いている。低山は暑く、高山にはまだ足が向かない。手軽に近くの公園を巡って初夏の花を楽しんできた。

2.データ
a)山域:桃源庭園、辰ノ口親水公園、茨城県植物園
b)登山日:2011/7/1(金)晴
c)コースタイム:日立自宅 9:40 = 10:00 西山の里庭園 10:20 = 10:40 辰ノ口親水公園 11:40 = 13:00 茨城県植物園 14:15 = 15:00 日立自宅
d)同行者: 和子
e)地形図:「常陸太田」「山方」「石塚」

3.山行記録

1)桃源庭園
黄門さまの隠居所の西山荘の入口に桃園というお休み処があり、その周りに小さいながら綺麗な菖蒲園がある。そろそろ花の最盛期は過ぎて、「花菖蒲 花柄摘み」及び「花菖蒲の苗 植替え作業」のボランティアを募集の知らせが流れている。NETの情報をみて、まだ大丈夫だろうと隣町の常陸太田市にある西山荘に向かった。駐車場に入ると、平日の朝なのにもう半分以上車で埋まっていた。
桃園の裏に回ると、菖蒲園は綺麗な菖蒲の花で埋め尽くされていた。最盛期に写した写真程ではないが、なかなか見ごたえがある。木の遊歩道の上を歩いて園内を周回しながら色々な色合いの菖蒲の花にカメラを向けた。駐車場の車の台数の割には随分と静かな公園だった。
(花菖蒲園)

園内の奥に休憩舎があり、丁度朝の作業が終わったらしいボランテアの人達が集まって打ち上げの挨拶を交わしていた。別のところにももう一グループが見えたので、駐車場の車の主の多くはこのボランテアの人たちだったらしい。
(ボランテア)

園内には小さな池があって池を埋め尽くす蓮が数輪のピンクの花を咲かせており、池の傍にはアジサイも花を付けていて水面に紫の影を落としていた。

2)辰ノ口親水公園
次は震災修復なったR293を西走して常陸大宮市の辰ノ口の親水公園に向かった。久慈川を堰とめる辰口堰の下流に広がる公園で、アジサイ園ではモデルを呼んで撮影会も行われるらしい。駐車場に入ると、周りのバラの花は盛りを過ぎてシャッタは押せなかったが、久慈川と堰と里山との組み合わせは私の好きな構図だった。
(辰ノ口堰)

駐車場と道の反対側にあじさい公園がある。公園に入ると、板で出来た遊歩道が谷合の奥深くまで広がっていてびっくりさせられた。この親水公園には何かのついでに立ち寄ったことがあるが、あじさい公園がこんなに奥深くまで広がっているとは思いもしなかった。
色々なアジサイを愛でながら歩いて行くと、奥から下ってきたご夫婦が「今年は花数が少なくて淋しいわ。去年は凄かったのよ!」と言いながら通り過ぎていった。そう言われれば葉っぱの緑が少し多いかもしれないが、この広さに圧倒されて十分満足。
(あじさい庭園)

あじさい園脇のも専用の駐車場があり、そこから斜面に向かって遊歩道が登っていた。「少しは斜面も登ってみようよ」と暑さに辟易としている和子を誘って登って行った。遊歩道はジグザグに切ってあってなかなか終点にならない。幸い木陰の道なので直射日光の暑さは凌げて、和子のボヤキも聞かないで済んだ。
高度100mも登ると休憩舎があり、その先に鋼鉄製の立派な展望台が見えた。あそこまで頑張らずばなるまいと、もうひと頑張りして展望台の広場まで登っていき、いざ20mもありそうな展望台の上からの大展望を楽しもうと展望台に近づいてがっくり。展望台の登り口の扉が閉まっていて施錠までしてある。広場の端から久慈川の流れのほんの一部を眺めるだけだった。
この展望台にはあじさい園から車道が登ってきていて、あじさい園の先で鎖で通行止めがしてあり「展望台の駐車場が震災で危なくなっているので展望台を入場禁止にしてある」と訳のわからない理由の閉鎖の張り紙がしてあった。車でなくたって展望台のところまでなら誰だって歩いて行けるでしょ!
(自然観察路を登って)
(展望台は閉鎖中!)

3)茨城県植物園
次は県植物園の花を眺めに向かった。途中で美味しい手打蕎麦を頂いて植物園の窓口に向かう。茨城県は年寄りを大事にしてくれる。70歳以上は入場料無料である。和子だけ入園料を払って入った。
丁度水彩画展が開かれていて、近くの同好の人達の展覧会のようだったが、久しぶりに本物の水彩画を見せていただいた。油絵にない清新な色合いやタッチで描かれた作品の数々を見て回って気持が明るくなってきた。
入場ゲートのすぐ先の沈床園が、赤、青、黄と色とりどりの花を寄せ植えしてあって綺麗だった。噴水が吹き上がると一層見事な光景になった。
(県植物園の沈床園)

バラやキンシバイも綺麗に咲いていたが、あじさいロードのあじさいに花は今盛りだった。
(アジサイロード)

巨大温室の熱帯植物園も入場無料。普段なかなか見ることができないランなど色々な花を眺めながら一階から三階まで歩きまわった。三階は少々暑かったが---
(サンゴハナ?)
(アンスリウム)

水戸の保和園のアジサイも見に行きたいと思ったが、昨日まで我家とお隣の塀の修理を一生懸命やってくれた業者さんが待っている。代金を払うためにそのまま我が家に直行した。




inserted by FC2 system