Y94 黄葉のカナデイアンロッキーハイキング(1)

1日目;9月25日 出国〜キャンモア 

日立電鉄南営業所 9:10 = 11:15 水戸駅 = 11:50 水戸IC = 12:50 稲敷IC = 13:35 成田空港 16:10 =(時差−15時間)10:15 カルガリ空港 11:20 = 12:40 キャンモアホテル 12:50 ---- 13:30 河畔公園 14:00 ---- 14:55 キャンモアホテル(泊)

成田までは専用バスが用意されていて、自宅でゆっくりと朝食を済ませて日立電鉄南営業所まで和子に送ってもらう。今回の参加者は11名だが大きなバスが待っていた。小型バスではスーツケースが入りきらないからだ。市毛、水戸駅南と仲間が全員乗り込んでバスは賑やかになった。バスは水戸ICから常磐道に乗って筑波山を右に眺め、つくばJCTから圏央道に入った。圏央道は初めて通るので、みんな周りの地名を色々と推測し合う。水戸ICから1時間走って現状の終点稲敷ICで高速を下りて、更に1時間一般道を走って成田空港に到着した。
空港でATSの係員2名の出迎えを受け、eチケットや保険証書などを受け取ってチェックイン。ここからは小河原団長の先導で身体検査、出国審査を受けて搭乗口に入った。
今回はカルガリーまでの直行便なので、バンクーバでの乗り換えがないので随分楽だった。ビデオの映画を楽しみたいが、カナダエアなので日本語の映画は殆んどない。やっと見つけた映画は「岳」、見そこねた映画だったので有難く楽しませていただいた。
カルガリー空港に到着したのは日本時間で朝の1時、少し眠ったが眠気の盛りだが、現地時間に合わせると朝の10時過ぎ、これから活動が始まる。眠気を吹き飛ばして元気をだそう。

長い行列の最後尾に並んで入国審査を終えて託送荷物を受け取って外に出ると、今回のツアリーダの石塚さんが首を長くして待っていた。石塚さんはカナダに来て7年になるトレッキング専門のベテランガイドさん。個人ではザイルなど使って岩山を登るクライミングもやっているが、ガイド資格はまだ取っていないとのこと、カナデイアンロッキーの山は殆んど岩山なので、山の山頂には案内できないとのこと。その分、トレッキングコースについては精通していて、今回も臨機応変の対応で楽しいハイキングをさせていただいた。
外に待っていたバスに案内されて乗り込んだ。大体2席に1人座ることができた。バス自体は毎日同じバスが使われたが、運転する人は地域毎に入れ替わった。運転手さんもみんな日本人で親切で礼儀正しく、楽しい旅をサポートしてくれた。
(石塚ツアーリーダの出迎え)
(専用バス)

バスは空港を出てカルガリーの外環線を走り、トランスカナダハイウエーに入って一路キャンモアに向かって驀進する。カルガリのビル街を遠望し、郊外の住宅街が見えだすと、その住宅の大きさ、立派さに目を見張る。見えてくる周りの森の木々が黄色く色づいていて、今回のツアーの時期が丁度良くて、明日からのハイキングで山に入ると素晴らしい黄葉を見ることができるだろうと嬉しくなった。
やがてカナデイアンロッキーの山並みが見えだした。どの山も岩山ばかりで、白っぽくて樹木の生えている気配がない。山並みが段々と大きくなり、綺麗な山があると夢中になってシャッタを押す。立派な山容の山もあるのだが、カナダの山は名前が付いてないのが殆んどとのこと。広い国土では低山でも未登峰はいっぱいあるだろうし、全部に名前をつけていたらABCでは間に合わなくなるだろう。
(カルガリーからハイウエーを西走)
(ロッキーが見えて来た)

スリーシスターズなどの山並みを見るとキャンモアの街に入った。街外れのホテル「キャンモアロッキーマウンテンイン」に入ったが、荷物だけロビーにおいてすぐに外に出かけた。インとつくホテルは朝食だけが原則とのこと。近くのスーパに入って昼食の食材を買い込んだ。サンドウイッチや寿司などもあったが、中華の色々な食材を自分で選んでプラケースに入れ、レジでその重さを計ってお値段が決まるのが面白かった。
(キャンモアに到着)
(ロッキーマウンテンINN)

弁当を調達したら、街の反対側の街外れの」公園まで歩いて昼食になった。今日は日曜日、公園には家族連れなど屯していた。
(街中を歩いて)
(河畔の公園で昼食)

キャンモアはカナデイアンロッキーの南の始点、公園の川向こうには格好の良い岩山が並んでおり、展望図も立っていた。岩肌がもろそうに見えるが岩登りも出来るらしい。
(公園からの山岳展望:山名は案内板から)

弁当を食べて寝そべったりおしゃべりしたりしてからホテルに帰った。帰途はメイン通りを歩いたが、街路樹が真っ黄色に色づいていて綺麗だった。スポーツ店があると、後でショッピングに来ようよと話し合っている声も聞こえて来た。男性は酒屋に入って今晩のビールの調達。
ホテルの前には鉄道が通っている。まっすぐに伸びる線路が印象的だ。現役時代、カナデイアンロッキーの麓の発電所に入るのに大陸横断鉄道の寝台車に乗った記憶があるが、ジャスパーまででここまでは来なかった。
(黄葉のキャンモア市街)
(大陸横断鉄道)

ホテルに戻って部屋に入り、久しぶりに風呂に入って汗を流し、ビールで乾杯。スーツケースを開いて衣類や山靴を出して明日からのハイキングの準備をする。17時からホテルのワインサービスがあると聞いて食堂に入ると、白赤のワインに、色々なチーズが並べられている。ワインを飲みながらチーズの味比べを楽しんだ。
18時からバスに送られて街のレストランで夕食、目の前のスリーシスターズが夕日に焼け始めて綺麗になっていた。
(スリーシスターズの夕暮れ)

前菜の本場カナダのサーモンが美味しく、メインのチキンの胸肉も柔らかく滑らかな舌触りで絶品だった。美味しく頂きながら横の窓から見える山を見上げていると、「あの山なら登れそうね」との囁きが聞こえてきた。「土地が広いから低く見えるが高度差1500m、ロープなしで登れるが山頂部はリッジになっていて大変ですよ」と石塚さんの声。
バスでホテルに送ってもらい部屋に入って寝ようとするが、今は日本時間のお昼頃、なかなか眠りにつけない。明日のハイキングは3時間足らずと楽ちんなので、ぐっすり眠らなくても大丈夫だろうと腹をくくる。




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