Y94 黄葉のカナデイアンロッキーハイキング(4)

4日目;9月28日 ラーチバレー 

レイクルイーズイン 9:00 = 9:30 モレーンレイク駐車場 9:45 ---- 10:50 分岐 11:00 ----11:10 テンピークス展望所 11:30 ---- 12:15 ミネステイマレイク 13:00 ---- 14:35 モレーンレイク駐車場 ---- 14:50 モレーンレイク展望台 15:00 ---- 15:10 モレーンレイク駐車場 = 15:40 レイクルイーズ湖畔 16:00 = 16:10 レイクルイーズイン 18:00 = 18:20 ステーションレストラン 19:40 = 20:00 レイクルイーズイン(泊)

今日は今回のツアーのメインイベントのラーチバレーハイキング、ラーチとはカラマツのことで、黄葉のカラマツ越しにテンピークスを眺める素晴らしい展望が待っているとのこと、期待に胸を膨らませていつもの9時発のバスに乗った。今日からはバスの中で昼食用にサンドウイッチとお八つが入った袋が渡される。
美しい山並みを眺めながら30分走ってモレーンレイクの駐車場に着くと、もう観光バスも入っていて多くの観光客が歩いていた。
観光客と一緒に美しいモレーン湖の湖畔を歩いて、テンピークスの岩山を眺めたり、記念写真を撮ったりしばらく楽しんだ。湖岸にせまったテンピークスの山肌がなかなか迫力があった。
登山道の入口には「ここから先は4人以上の団体のみ入山可」の熊の写真付きの立札のあった。登山道に入って橋を渡るとモミの樹林帯の中の登る。
(モレーンレイク湖畔)
(元気いっぱいに登る)

ジグザグに登って行くと、樹間からコバルト色鮮やかなモレーン湖が見えてきた。日の当たり具合で変わるのだろうが、下で見た時の湖面の色とは全く違う鮮やかさで、同じ湖とはとても思えない美しさだった。
樹間にはテンピークスの山並みも見えており。その高さが段々と目線の高さに近づいてきた。フェイ氷河の白い雪面が眩しい。
(樹間にモレーンレイク)
(フェイ氷河)

登り始めて1時間ばかりでエッフェルレイクへの分岐に着いて一休み、我々は右のラーチバレー・ミネステイマレイクに向かって進んだ。
ラーチ(カラマツ)の美しい黄葉を眺めながら10分も登ると突然目の前が開けてテンピークスが一列に並んだ姿を目の前にすることができた。みんな歓声を上げ、カメラを取り出してひとしきりシャッタータイム。
(フェイ氷河)
(テンピークス展望所)

山の名前は、東から順に、 Mt.フェイ、Mt.リトル山、Mt.ボウレン山、Mt.トンサ、Mt.ぺレン、Mt.アレン、Mt.トゥゾ、Mt.デルタフォーム、Mt.ネプチュアク、Mt.ウェンクチェムナ。全部3000mを少し超える山ばかりである。
(黄葉とテンピークス)

お八つを食べながらじっくりと展望を楽しみながら一休みして、またなだらかに登り始める。
足元の草原も草紅葉が綺麗になっていた。
(黄葉の中を登る)
(草黄葉)
後ろのテンピークスがカラマツ林の上にだんだんとせり出してきて、一段と見栄えが良くなってきた。パノラマ写真も取り直し。
(少し高いところから)

目の前にバベルの塔の三角峰が見えてくると目的地のミネステイマレイクは近い。草原に雪も見られるようになってきた。
ここで思わぬ人のお顔が目に入った。お世話になっている九大山岳部OB会の植田さんだった。年に1,2度お会いする人に日本から離れたこんな山中でお会いするとは何と言う奇遇。お互いに元気なことを祝い合い、湖に登り着いた時にツーショットの記念写真を撮りあった。
(バベルの塔)
(奇遇)

薄く雪の積もった草原との組合せも面白く、テンピークスのパノラマをここでも撮った。
(雪面とテンピークス)

ミネステイマレイクはバベルの塔などの絶壁の直下にあり、そこに陣取って昼食をとった。この先のセンチネルパスまでのジグザク道を登って行く登山者の姿も見えていた。
(Mtピナクルとエッフェルピークの下で昼食)

皆さんのお休み中、湖の反対側まで歩いて、湖越しのテンピークスの写真も撮って見た。
(ミネステイマレイクとテンピークス)

おしゃべりしたりゆっくりと休んでから下山開始。下りはテンピークスを目の前にしながら歩くので登りよりも気分がもっと良い。
途中、登山道に左下の小さな湖が見え、湖面も静かなので、湖面に映るテンピークスの姿を見ようと思ってそちらに下り始めたら、「登山道を外れると罰金だよ!」と呼びもどされた。
モレーン湖まで下った時のGPSのデータは歩行距離9km、落差500mだった。
(下山)
(小さな湖)

モレーン湖まで下って、今度はモレーン湖の展望台まで登った。こちらは観光名所にもなっていて、道は行列になっていた。
展望台の上も満員で、記念撮影は日本の名所と同じように順番待ち、集合写真は観光客の方にシャッタを押してもらった。
(モレーン湖展望台へ行列)
(満員の展望台)

展望台からはテンピークスも綺麗に見渡せて素晴らしい景色。湖面の色が登山道で見たコバルト色でないのが少し残念だった。
(モレーン湖とテンピークス)

可愛いナキウサギを見付けたりしながら展望台から下って駐車場に戻り、今度はレイクルイーズの湖畔に回った。18年前に泊った豪華ホテルの前からは昔と変わらない静かな湖が見えていた。対岸の雪渓のところまで歩いて行ったのを思い出した。
(レイクルイーズの豪華ホテル)
(レイクルイーズ)

街中のホテルに戻って一休み後、廃止になった駅舎を使ったレストランに向かった。線路脇を歩いているときに、廃線だと思いこんでいた線路を貨物列車が驀進してきて驚いた。ここの駅だけが使われなくなっただけだったようだ。駅舎の横に古い客車が展示してあったが、中には入れなかった。
こじんまりとした静かなレストランでサーモン料理を頂いたが、柔らかくて滑らかな舌触りで美味しかった。
(線路脇を歩いて)
(旧駅舎を使ったレストラン)



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