最後のハイキングはバンフ近くの黄葉の名所コリーパスだ。朝から雨模様でホテルで待機する一人を置いて9時前に発車してコリーパスに向かった。10分で登山口の駐車場に着いて橋を渡ってコリーパストレイルに入った。全員雨具をつけての出発だった。
しばらく樹林帯を歩いていくと、「ここの樹林に生えているロッジポールパインという木で、この地域に住むインディアンの人たちが小屋を建てるときに木を何本か立てて作っていたことからロッジポールパインという名前がついた。松ボックリには普通のものと、リスなども食べられないほど固いものと2種類あり、固いものは山火事になった時に熱っせられて初めて開いて種子を出し、山火事の後にも子孫を残すよう進化したもの」と面白い解説があった。
松の樹林帯を抜けると綺麗な黄葉のポプラの森になった。
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(コリーパス登山口) | (黄葉のポプラの森) |
30分歩いてエデイスパスの分岐になり、ここから登山道は急坂になるので一休み。
ここから登るにつれて展望が良くなり、15分頑張ると展望台についた。
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(少し急登) | (展望台) |
眼下には、一面の黄葉の中、うねって流れるボウ川があり、ところどころに池塘の様な水面も見えて、小雨に煙っているがなかなかの景色だった。
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(展望台からのパノラマ) |
展望台で10分休んで下りにかかった。その頃から空が少し明るくなり始めて、黄葉も登るときよりも綺麗になっていた。
35分で登山口に着いたが、GPSデータは歩行距離3.6km、標高差300mだった。
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(下りは快調) |
コリーパスから下山後ホテルに戻って待機していた一人を乗せて観光に出発した。最初はボウ滝、落差は10mに満たないが、主流のボウ川の水を集めて一気に流れ下る様は壮観だった。
次はバンフの豪華ホテル、フェアモント・バンフ・スプリングスを臨む展望台。18年前に泊ったホテルを眺めるのも変な感じではあった。
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(ボウ滝) | (バンフスプリングホテル) |
12時丁度にホテルに戻り、ビールでサンドイッチを流し込み、登山靴の掃除など帰国の支度をし、その後、同室の小澤さんと連れだって市内散策に出発した。
最初は街外れのカスケード公園、ここからのバンフ市街とカスケード山の眺めが良いと聞いていたのだ。
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(ホテルに戻って靴掃除) | (カスケード公園内、国立公園管理事務所) |
公園内に入って、評判の展望場所を探して歩きまわっていたら、事務所横の池の畔からの眺めが抜群で、ここに違いないとシャッタを押した。
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(カスケード公園からバンフの街とMt.カスケード) |
あとは落着いて公園内をぐるりと一周。結婚式の記念写真を撮るグループが二組あり、ちょっと盗み撮りして、めでたさのお裾分けを頂いた。
公園内にはあちこちに東屋や花壇が配置され色々な花も咲いていて綺麗だったが、1匹のリスが現れてこちらを恐れる様子もなくカメラにポーズを撮ってくれたのが嬉しかった。
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(結構式もあった) | (リストも遊ぶ) |
そのあと、カスケード公園の川向かいのセントラル公園に入って、楽しく遊ぶ子供連れの家族を眺めたり、ずっと隠れていたランドル山がやっと姿を現したところを写真にしたりした。
公園散歩の後、土産物店のウインドウショッピングをしてホテルに戻った。