Z43.イワウチワ探検隊

1.動 機
 シモンさんの4月の探検隊は「盛金富士から青麻山の方向へ向かい、稜線に出た後は寄藤沢の峠へ、そこから・255や三角点椢平を経て下小川駅へ戻ります。イワウチワの群生地が何ヶ所かあります。行動時間は5〜6時間程度となる予定です。」と案内されていた。盛金富士から青麻山へはボトクさんとの筑波への道で歩いたことがあるが、その後が未知の世界、満開のイワウチワを期待して参加した。総勢14名で賑やかに歩いて、「横根山を思い出すねえ」との声が出るほどの大群生地に出会い、満開のイワウチワをたっぷり眺めて満足して帰ってきた。

2.データ
a)山域:盛金富士(341m)、椢平三角点(175m)
b)登山日:2012/04/08(日)晴
c)コースタイム:日立自宅 7.55 = 8:45 下小川駅駐車場 8:50 ---- 9:40 盛金富士 9:50 ---- 11:00 ・401 ---- 10:20 昼食 11:50 ---- 12:10 沼の上三角点分岐 10:35 ---- 11:10 ・255 11:15---- 13:45 椢平三角点 ---- 14:00 追加群生地 14:10 ---- 14:50 下小川駅駐車場 15:00 = 16:00 日立自宅
d)同行者:シモンさん他探検隊隊員(男3、女9)、和子
e)地形図:1/25000 「山方」「常陸大沢」「大中宿」
(イワウチワ探検コース)

(イワウチワ探検コースの高低差)


3.山行記録
 8時前に我家を出発して集合時間の15分前に下小川駅に到着したが、遠来の参加者はとっくに到着済みで準備万端整っていた。各自勝手にイワウチワを鑑賞して盛金富士山頂に再集合ということで出発、我家も一足遅れて歩き始めた。
 登山口から植林の中を登るうちに追いついて、イワウチワの群生地では皆さんと一緒にシャッタを押しながら歩きまわった。
(盛金富士登山口)
(植林を登る)

 4月2日には3分咲き程度だったが、今や満開! 寒い日も続いたので盛りを過ぎていないのが幸いだった。
(イワウチワは満開でした)

(何枚も撮りました)

 奥久慈男体山の雄姿を眺めたりして山頂に登り着いて一休み、集合写真を撮って次に向かった。盛金富士からの下りはなかなかの急坂、立木に掴まりながら下る。
(生瀬富士山頂にて)
(急坂を下って)

 尾根通しに歩くものと思っていたが、一旦左の谷間に下ってから登り返した。倒木があったりで大変な道だが、探検隊の人達は平気である。
 手入れされた杉の植林の中を登って行くと、雑木の明るい尾根道に出る。まるっこい盛金富士を振り返りながら歩いて行く。
(谷間の道を辿って)
(尾根に戻る)

 道傍にはところどころシュンランが新鮮な色で咲いていて一行を喜ばせてくれる。
(シュンラン)

 稜線の右の北斜面にはところどころ、イワウチワが咲いているが、この先にはもっといいところがあるらしく、シモンさんはどんどんと先へ進んでいく。
(ところどころにイワウチワ群生地)

 ・401のピークの先で進行方向を北に変え、いくつかピークを越えて行って、日当たりのいい所で昼食休憩、賑やかなランチタイム。
 昼食を終わって下ったところが沼の上三角点への分岐点、下に見覚えのある荒れた林道が見えていた。手前の斜面がイワウチワの群落だったが、今は葉っぱばかり、花はまだ淋しかったのでそのまま通過。
(昼食)
(沼の上ではまだ一分咲き)

 ここから北東方向に向きを変えて馬力神が立つ広い道を歩くが、途中からまた山道に入って行く。やがて、左斜面にイワウチワが賑やかに咲いている広い群落が見えて来た。みんなで斜面に下って大撮影会。「スッゴーイ!横根山のミニ版だね。」と嬉しい声を上げながらシャッタを押しまくる。
(馬力神を通過して)
(大群生地)

 満開の群落はその先、・255の先にもあって、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」かもと、やみくもにシャッタを押した枚数は80枚。和子も15枚撮っていた。






 今回はピークハントが目的ではないので沼の上三角点はパスしたが、175.0mの椢平三角点には立ち寄って、今日歩いた稜線の山々を眺めた。
(椢平三角点)
(椢平三角点からの展望)

 椢平三角点からは赤土の作業道を歩き、少し籔を漕いでから林道に降り立った。林道脇には別荘らしき洒落た建物が数軒建っており、中にはバルコニーから外人さんが手を振ってくれる家もあった。
(作業道)
(林道)

 林道から車道に出たところで、これでもう登りはないなと思っていたら、もう一ヶ所群生地を案内するとV字に引き返す林道を登り始めた。少し登るとその群生地があったが、先ほどの群生地で満足した目には規模も小さく華やかさもないので、シャッタを押す人は少なかった。
(林道脇には色々別荘らしき建物あり)
(追加の群生地)

 少し歩くとすぐに明るい田舎の風景になり、道端のタンポポやフキノトウ、庭先の梅やスイセンの花など眺めながら下小川駅までのんびりと歩いて行った。
(タンポポ)
(気持のいい田舎道)

 



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