Z47.青麻山からもりがね富士見公園まで

1.動 機
 水戸アルパインクラブの来年春の山行候補として、3月に「イワウチワ鑑賞」を謳い文句に青麻山から盛金へ縦走するルートが計画され、その下見に平野さんと一緒にチーフの下山さんに案内されながら歩いて来た。途中で眺めたヤマザクラがとても綺麗で、先日の吉野の千本桜に負けないほどだと感じ入り、謳い文句を「ヤマザクラ鑑賞」とし、実施時期を4月末に変更することになった。

2.データ
a)山域:青麻山(395m)、椢平三角点(175m)
b)登山日:2012/4/25(水)晴
c)コースタイム:日立自宅 8:00 = 8:55 下小川駅 = 9:00 富士見公園 9:05 = 9:35 竹之内公民館 9:45 ---- 11:05 青麻神社(昼食) 11:45 ---- 12:40 ・401 ---- 14:50 椢平三角点 ---- 15:10 富士見公園 15:30 = 15:55 竹之内公民館 16:00 = 17:20 日立自宅
(途中、何度も休憩しながら歩いたがメモしておらず、ポケナビデータも誤って削除してしまったので、休憩時間が記録から抜けている)
(青麻山富士見公園山縦走ルート)
(青麻山富士見公園山縦走ルートの標高差)

d)同行者: 下山さん、平野さん(和子は不参加)
e)地形図:「常陸大沢」「大中宿」「上小瀬」

3.山行記録
 集合場所の下小川駅に集合時間9時の少し前に到着すると、平野さんを乗せた下山車も到着済、すぐに近くのもりがね富士見公園に向かった。集落の狭い道を走って公園に着くと広い駐車場があった。そこにあった案内板によると、富士見公園は階段道の遊歩道が縦横に整備された広場や四阿もある山の公園のようだった。
 公園の駐車場に川本車をデポして、下山車で竹之内の公民館に向かった。公民館には今日は平日のためかゲートボール場にも人影がなかった。
(もりがね富士見公園)
(竹之内公民館)

 ゲートボール場前の広場に下山車を停めて、トイレを使わせてもらって、右の林道を歩き始めた。ここまでは3年前に夫婦で青麻山に登った時と同じだが、ニリンソウを愛でながら林道を10分も歩いたところで、下山さんは右の沢にかかる橋を渡った。
(見覚えのある林道)
(途中から右の沢を渡る)

 踏跡は尾根まで急斜面をジグザグに登っていったが、途中、ベニヤマタケという始めて見るキノコを教えて貰って有難く収穫した。尾根にあがると、尾根上にもはっきりとした道型があり、ところどころ倒木が遮る所もあったが、3年前に林道を終点まで歩いて行ったコースよりも籔が少なくてずっと歩きやすかった。
(尾根上に道あり)
(時々倒木など)

 尾根上にはミツバツツジやヤマツツジの木が続いていたが、今はミツバツツジがところどころでやっと咲き始めているところ、「1週間もたったらツツジのトンネルの中を歩くようだろうな」と言いながら、ツツジの茂みを掻き分けながら歩いて行った。
 さらに登って行くと、左隣の斜面にヤマザクラが何本も咲いていて綺麗だった。「奥吉野の千本サクラはもっと綺麗だったよ」と奥駆不参加だった平野さんに二人で吹聴する。
(ミツバツツジは咲き始め)
(ヤマザクラが美しい)

 尾根道から左に曲がって行くと青麻山の山頂で青麻神社が建っている。神社前の広場にはヤマザグラがが綺麗に咲いており、3年前は倒れそうだった木の鳥居は真新しい丸太で作りなおされていた。
 本殿にお参りしてその前にある三角点にタッチし、神社の由来碑や茨城45景指定記念碑を一読してから、前庭に座り込んで弁当を広げた。
(新しい鳥居とヤマザクラ)
(記念写真)

 来た道を引きかえして尾根道に戻り、そこから何度も上り下りをくり返しながら歩いて行くと、向かいから3人組の男性がやってきた。こちらも仲間内のハイキングの下見のようだったが、山菜がいっぱい入った籠や袋を腰に付けていた。色々話しているうちに、一把のワラビを頂戴することになった。山菜にはまだ不慣れな平野さん、下山さんから我々の今日のコースにはワラビの群生地がないと告げられてがっかりしていたのだが、これを受け取って満面の笑顔になった。
(下ったり)
(登ったり)

 ・401のピークの手前の尾根道からは、右の杉木立の間に盛金富士が見え、その手前の山にびっくりするほど多くのヤマザクラの花が咲いていて賑やかだった。吉野の千本サクラを見て来たばかりの二人も、「スッゴーイ!」と声を上げた。
 その先、沼の上分岐を過ぎるあたりからは、右の樹間に別のヤマザクラの群生地が見えてきて、またまた感動。
(盛金富士と千本サクラ)
(樹間から千本サクラ)

 下山さんからこの先に「コシアブラの群生地があるよ」と言われて期待させられたが、群生地が林道に近いためか裸同然に摘み撮られれていてがっかりさせられた。
 一旦別荘地がある林道まで下ってから椢平三角点まで登り返し、目の前の展望を楽しんだ。そこから尾根近くを歩いて行って富士見公園に辿り着き、公園内のベンチで今回の下見の総括会議、来年の春の山行では今回綺麗だったヤマザクラを謳い文句にしようと三人の意見が一致した。下山さんはこのヤマザクラをもっと近いところから眺めることができるルートを御存じらしかったので、コース設定が楽しみである。
(椢平三角点からの展望)
(富士見公園に到着)

 長い丸太の階段道を下って駐車場に入り、デポしていた川本車で竹之内公民館っまで走って解散となった。





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