Z56.奥久慈男体山から袋田へ(九大山岳会)


1.動 機
 九大山岳部OB会関東支部の今年春の山行は茨城在住の方々が担当して、奥久慈の男体山から袋田までの縦走コースが計画された。我家はこのコースを今年1月に亀楽会で歩いたばかりだったが、山岳会の方々と顔を合わせるのが楽しみで準会員として参加させてもらった。
 男体山へは健脚コースの岩場を登り、男体山から白木山分岐までなだらかな尾根歩き、そのあとの何度も繰り返す山越え、と変化の多かったコースに、参加者の皆さんからは「山高きが故に貴からず」「標高の割には岩登り的な要素あり、起伏も多くしかも急登降の連続かと思えばプロムナード…変化に富んだ良い山歩きでした」と茨城の山を見直したという、茨城県人としては嬉しい声が多く聞かれた。

2.データ
a)山域:男体山(654m)、鍋転山・後山(423m)、月居山(404m)
b)登山日:2012/05/26(土)晴
c)日程:
5/25:日立自宅14:00 = 15:20 ホテル奥久慈館(泊)
5/08:ホテル奥久慈館 7:40 = 大円地駐車場 8:25 ---- 健脚コース ---- 男体山 ---- 月居山 ---- 15:00 袋田駐車場 = 17:00 日立自宅
d)同行者:九大山岳部OB会会員23名(男19、女4)、和子
e)地形図:1/25000 「大中宿」「袋田」

3.山行記録
前日
 昼食を済ませて我家を出発して15時20分ホテル奥久慈館に到着すると、半分ぐらいの会員が到着済、3〜4人づつの部屋割で指定された部屋に入った。18時からの夕食時間の前に温泉に入ってお持込みの酒を頂き、休憩室に移って翌日の縦走の要領の説明を聞き、台湾山行の計画経緯やパタゴニア山行をした会員からの報告などを聞いて過ごした。
 夕食はバイキングでアルコールも飲み放題、温泉付きで6950円、私が新聞折り込み広告で見付けて幹事さんに連絡したのだが、酒豪の多い九大の人には特に「飲み放題」が大好評だった。席も一ヶ所に纏めて指定されたので、バイキングなのに立派な宴会になった。
 夕食後も部屋に戻って、持ち込み酒を舐めながら深夜まで話が尽きなかった。
(ホテル)
(晩餐)


当日山行
ホテル奥久慈館 7:40 = 7:50 袋田駐車場 = 8:20 大円地駐車場 8:25 ---- 9:25 展望岩 9:30 ---- 10:15 四阿 10:20 ---- 10:25男体山 10:35 ---- 10:40 四阿 ---- 11:20 白木山分岐(昼食) 11:45 ---- 13:05 第二展望台 13:15 ---- 13:25 第一展望台 13:30 ---- 14:05 月居山 14:15 ---- 14:45 車道出合 ---- 15:00 袋田駐車場 15:05 = 15:25 大円地駐車場 15:30 = 17:00 日立自宅
(男体山袋田縦走ルート)
(男体山袋田縦走ルートの標高差)

 当初は西金駅から袋田駅まで16kmを歩く計画だったが、幹事さんが下見歩きをした結果、参加者の体力を考えて車道歩き分はタクシを利用することにして、歩きは大円地から袋田温泉までと短縮された。貧乏性の私はこれを聞いて、ホテルから大円地までのタクシ代を節約するために、袋田無料駐車場にマイカーをデポすることを提案した。縦走時に登山口と下山口に車を置いておく私の仲間内では常識のようになっているこの方法が、意外にも九大の人には初耳らしく「素晴らしい考え」とお褒めの言葉を頂いた。マイカー4台が集まり、車廻しの組合せに幹事さんが頭を悩ませて2台分のタクシ代を節約できたが、セレブな九大の人には面倒が増えただけのことだったかも。
 朝もバイキングの朝食を腹いっぱい頂いて、Am車とタクシ3台で直接大円地に向かう20人以外の5人は一足早くマイカー3台で出発して、袋田の無料駐車場に川本車とAs夫婦車をデポしてFj車で大円地の駐車場に向かった。滝倉入口で買い物している間にタクシーが追いついてきて合流、大円地駐車場に8時20分に到着してFj車とAm車はここに駐車した。
(袋田駐車場から生瀬富士と立神山)
(大円地駐車場から男体山)

 身支度をし男体山の絶壁の写真を撮ってから大円地山荘前の登山口に向かうと、タクシ組の人達は既に準備運動を始めていた。しっかり準備運動して、男体山を目の前にしながら茶畑のそばの登山道を歩いて行った。25名の大部隊は、後ろから見ていても迫力がある。
(準備運動始め!)
(茶畑の道)

 今日は一般道を右に見送って健脚コースを登って行く。岩場のクサリ場も始まるが、会員は勿論、御夫人達も問題なくこなしていく。
 滝倉コースと合流して大岩の展望台に上がる。日光や那須の山々は見えないが、後ろの男体山の絶壁を見上げ、眼前の奥久慈の山並みを眺めながら一休み。
(健脚コースへ入る)
(展望岩にて)

 南に伸びる奥久慈縦走路の稜線を見ながら「ここから見えている表縦走路も変化があって面白かったが、裏縦走路も歩きたいな」と奥久慈に詳しい人もおられた。
(表縦走路の山並み)

 ここから岩場は更に険しくなり、鎖場などでは大部隊ではどうしても時間がかかる。山岳部の人には植物学者が多く、ところどころで可愛い花を見つけては、花図鑑を片手に花談議が賑やかだ。袋田縦走路の四阿に上がるまでの歩行時間が105分、コースタイムの5割増しはやむなしだろう。
(岩場多し)
(渋滞気味)

 繰り返し現れる岩場をこなして四阿に登り着いて一休み、ここにザックをデポして男体山の山頂に向かった。今日は土曜日だが、山頂にいたのは家族グループだけ、お互いに集合写真のシャッタ押し合いをした。
(四阿にザックをデポ)
(男体山山頂)

 ゆっくりと山頂の雰囲気を味わってから、四阿に下ってザックを担いで縦走路を袋田に向かった。しばらくなだらかな上り下りの稜線歩き、緑に染まりそうな気持のいい樹林の中を気分良く歩いて行く。
 40分のプロムナード気分で白木山への分岐点に着いて昼食休憩、宿で手配してくれた弁当は普通の山小屋のものよりもずっと豪華で美味しかった。
(緑に染まる尾根歩き)
(白木山分岐で昼食)

 昼食場所から先は、ここまでのプロムナード気分とは一味違ってくる。早速岩っぽい急坂の下りから始まり、狭いトラバース道や危なっかしい橋を渡ったり、小さいながらもいくつものピークを登り越えることになった。その上、袋田温泉発15時10分発のバスを気にしてリーダがペースを上げたので、グループは少し分散気味。
(下ったり)
(登ったり)

 時々隊列調整をしながら歩いて、第二展望台と、更に一つ下って登り返した第一展望台で休憩が入った。日光や那須の雪山はやはり見えないまま、さっき登った男体山もここからは見えず、目の前の奥久慈の山々については説明のしようがない。
(第一展望台から)

 最後の月居山への100mの登りはやはりきつかった。やっとの思いで登り着いた月居城址の広場で最後の休憩。我家もコーヒを作って一息入れた。
(月居山へ最後の登り)
(月居城址で一休み)

 ここから後山へは登らないで直接袋田温泉に下る。ここからもペースは速く、鐘撞堂の鐘を打つこともなく通過してどんどん下る。途中、通行止めになっていた滝見茶屋への道が開通していたが、左の袋田温泉へ直接下って行った。
 月居山から30分で温泉街の車道に降り立ち、バス停まであと200m、滝見物する人、バスに乗る人、マイカーに乗る人、ここで一応の解散になった。
(後は下るだけ)
(袋田バス停近くに下山)

 As車と川本車でマイカー運転者他を大円地駐車場まで移動して、マイカー組もここで解散となった。久しぶりの九大OBの方々との山行は期待通りに賑やかで楽しく、満足いっぱいの一日でした。


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