Z62.風神山周回

1.動 機
 近所の人の目にとまって「また山かいな」と言われないよう、足慣らしに風神山に登る時には、国道沿いや研究所上の駐車場まで車で移動してから歩き始めていたが、そろそろ我家の山行狂いは近所の公認になってきたようなので、我家から登山装束で歩き始めてもいいかなと思いだした。いつも歩く一般コースは手入れが良くて歩きやすいが、日陰がないのでこれからの季節は辛い。我家から近い新ルートを見つけるべく地形図を眺めて見当をつけて、浄水場の北を通って登る道を実地踏査した結果、住宅街から山頂まで木陰が続く歩きやすいコースがあることが分った。

2.データ
a)山域:風神山(242m)
b)登山日:2012/6/7(木)晴
c)コースタイム:自宅 10:10 ---- 10:20 R6 ---- 10:30 行止 ---- 10:35 登山口 ---- 10:50 山側道路橋脚 ---- 11:05 風の広場 ---- 11:10 芝の広場 11:15 ---- 11:20 神の広場 ---- 11:25 山の広場 11:30 ---- 11:55 山側道路出合 ---- 12:05 登り返し ---- 12:20 登山道合流 ---- 12:25 ゴルフ場 ---- 12:40 登山口 ---- 12:50 R6 ---- 13:00 自宅
(風神山周回コース)
(風神山周回コースの標高差)

d)同行者: 和子
e)地形図:「常陸太田」

3.山行記録
 洗濯など済ませて山靴をはいて我家を出発、近所の人一人だけに出会って「どこへ行くの?」「ちょっと風神山へ」と挨拶を交わして国道に出る。国道を山靴で渡るのは初めてだ。
 浄水場の北沿いの道を登って行くと、今日は浄水場の見学会がある日らしく、数台のバスも停まっていて賑やかな声も聞こえて来た。
(国道6号横断)
(日立市浄水場)

 先ずは、浄水場裏の尾根筋に道がないだろうかと住宅街の南外れの踏跡に入ってみたが、すぐに籔に覆われて行止り。
 されば、その北の谷筋に道がないかと住宅街の道を下って行くと、住宅街の北のはずれの道の奥に登山道が見つかった。
(この先行き止り)
(登山口)

 登山口の奥に金網で囲われた貯水池があり、はっきりとした道が金網沿いに登っている。その奥、植林の中の沢沿いに道が続き、快い沢音を聞きながら登って行く。やがて目の上に山側道路が見えるようになり、右からはゴルフ練習場の球を打つ音が聞こえて来た。
 山側道路の橋桁の間を抜けて登って行くと、道は雑木林の尾根筋を通るようになり、後ろに山側道路を走る車の音が聞こえるようになってきた。山側道路に下るらしい分岐が何ヶ所かあったが、そのまま木陰の中を気持ちよく登って行った。途中で下って来る男性に出会うと、この道をいつも歩いているとのこと。
(気持のいい登山道が続く)

 登り着いた所は、一般コースが風の広場へ分岐する地点だった。風の広場は太平洋が広く見渡せて、ちっぽけな我家も確認できるところで好きな休憩場所だ。今日はここまで一台の車が入り込んでいて、昼寝のためにクーラを利かそうとエンジン音を響かせていて煩くてしようがない。「車は駐車場へ移動して頂戴」と言いたいところだが、喧嘩になっては余計不愉快になる。隣の芝の広場に移動して一休み。
(風の広場)
(芝の広場)

 三角点のある風神山山頂の神の広場に立ち寄り、隣の山の広場でコーヒタイム。
(神の広場:風神山山頂)
(山の広場)

 下りは山の広場から下っている道を歩いてみることにした。山側道路ができるまではどの道を下っても下の団地に出ることができたが、山側道路ができてからは登山道が分断されてしまって、今はどの道が生きているのか分らない。
 上の方ではつつじの植え込みがあり(花は終わっていた)、中段にはコアジサイの紫の花があちこちに咲いていた。
(つつじの道)
(コアジサイ)

 しっかりとした踏跡を花を愛でながら気持よく下って行ったが、山側道路の寸前で行止り。籔を強行突破しても、山側道路へ上がるにはコンクリートの段差が大き過ぎた。籔を漕ぎながら道路沿いを移動したが、今度は金網が通せんぼしており、その金網が尽きるところでやっと山側道路に出ることができた。
 しばらく車の音を聞きながら山側道路を南に歩いて行った。
(山側道路に出る)
(山側道路)

 車道をそのまま歩いていては、登ってきた登山道には入れない。大沼へ抜ける道が分れる信号のある地点まで来て、右に入る山道を見つけて入り込んでみた。少し山道に入るのが早過ぎたようで、笹籔を漕ぎながら汗をかきかき登山道に戻ったのは、随分と高度が上がった地点だった。「まったく当てにならないんだから」と和子の苦情が飛んできた。
(登山道へ登り返し)
(道が消えた)

 登山道を下って行き、山側道路に近付いてから、入口を確認するために分岐に入ってみた。山側道路から今回の道への入口は確認出来たのだが、来た道を分岐まで引き返すことはしないで、今度は一旦ゴルフ練習場に降りてから登山道へ下る道を探す。余りはっきりとはしていなかったが、籔を漕ぐほどではなく登山道へ戻ることができた。
 ここからは登ってきた沢沿いの道を気持よく下って住宅街はずれの登山口に出て、浄水場に寄道しないで真っ直ぐ国道に出て我家に帰ってきた。
(ゴルフ練習場経由)
(登山口に戻る)

 今回確認した道は、植林や雑木の中の道で、展望はないが常に日陰の中を歩くので、これから暑くなる季節の足慣らしにはうってつけの道が見つかったと喜びあった。




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