24.初春花めぐり

1.動 機
今年の冬は暖かかったので、そろそろ福寿草やザゼンソウが咲いているのではと落ち着かなくなった。良いお天気が続いたので、2月16日、ザゼンソウの小川町と太田原市、フクジュソウの黒羽町に出かけてきた。少し早めだったが、期待にたがわず綺麗な花を見ることができました。

2.データ
a)山域:小川町、太田原市、黒羽町
b)登山日:2004/02/16(月)晴
c)コースタイム: 
森山 8゚35' = 9゚45' 馬頭道の駅 10゚00' ---- 10゚15' 小川町カタクリ公園P 10゚20'---- 10゚35'展望台 ---- 11゚20' ザゼンソウ群生地11゚30' ---- 11゚55' カタクリ公園P =ラーメン屋 =13゚00' 太田原市北金丸ザゼンソウ群生地 13゚25' = 13゚35' 黒羽町役場 13゚40' = 13゚50' 寒井の池沢さん宅 14゚00' = 14゚25' 雲岩寺の鈴木さん宅 15゚00' = 15゚05' 雲厳寺 15゚25'
d)同行者:和子
e)地形図:

3.山行記録
a)小川町三輪:ザゼンソウ
小川町役場に電話で問い合わせたところ、「今咲いてはいるが、見頃がいつとは言えないことになっている。」とのことで、とにかく出かけてみない事には始まらない。途中道を聞きながら、10時15分に三輪部落の三和神社前の広い駐車場についた。看板にはカタクリのほか季節によりミズバショウやショウジョウバカマなどの花が楽しめるとあった。早速カタクリ公園に入ったが、入口近くのカタクリ群生地の木道や階段を歩き、頂上の展望台を過ぎ、下ってミズバショウ群生地を過ぎて、奥の駐車場まで歩いたがザゼンソウの群生地は見つからなかった。ここにも案内板があり、手書きでザゼンソウ群生地の場所が公園の外400mと書き込んであった。引き返して、分岐を民家側に分かれ林道を5分歩いたところにザゼンソウ群生地の立札があった。
季節がまだ早すぎて、花は数輪しか見ることが出来なかったが、今年初めて見る派手ではないが奥ゆかしい姿の花に感激した。この群生地は谷間の湿地だが管理されておらず、一本の踏み跡が沢沿いに奥まで通じていたが、ほかに木道もないので歩くところに迷った。もっとも、今回は花を求めて歩きまわりたかったが、見頃になれば一本の道を往復するだけで満足できるのかもしれない。

b)太田原市北金丸:ザゼンソウ
R461の北金丸交差点を右折しライスライン分岐を過ぎて右折した先に、ザゼンソウ群生地の立札が立っていた。ここを左折した先に大きな看板が見えた。10台ほどの駐車場があり、民家の庭先を通って行くと木道で回遊路を作った湿原があった。
ここのザゼンソウは、小川町よりも少し早いようで、まだ満開とまではいかないが、沢山のザゼンソウの花を見ることが出来た。平日なのに結構な人が入っており、10台の駐車場はほぼ満杯の状況で回転していた。

c)黒羽町:フクジュソウ
黒羽町HPでフクジュソウの群生地が沢山あることを知ったが、具体的な場所が今ひとつはっきりしないので、町役場に立ち寄って案内図を貰った。案内図には詳しい場所のほかに(午前中)とか(10時から15時までなど)時間制限が書いてあった。
すでに2時半なので3時制限の寒井の池沢さん宅に向かった。R294を北上して諏訪製作所のところで右折して狭いコンクリート道を通って池沢さん宅の庭に入った。新宅と旧宅の間が一面黄色くなっていた。 家事作業中の奥さんが、「もう一週間もしたら2倍ぐらい咲いてくるよ。道までまっ黄色だよ。」とおっしゃっていた。それでも八重のフクジュソウが一面咲いている光景は見事だった。黄色い花は畦道にまで咲いていた。「もう少し早い時間の方が綺麗だったがね。」と言われて、案内図の時間制限は、日光のもとで綺麗に花を見るためのお奨めタイムであることを知った。
次は午後がお奨めの雲岩寺部落の鈴木さん宅に向かった。明神トンネルの手前で八溝山方向に走って雲厳寺の先5分で鈴木さん宅に着いた。前庭に駐車させていただき、おじいさんの自慢話を聞き、裏の山裾のフクジュソウ群落地を見せていただいた。
丁度おばあさんが見回り中で、説明しながら案内してもらえた。おじいさんと二人とも歩くのが不自由になってきて、今日は人が少ないのでゆっくり歩けるので今年初めて様子を見回っているとのことだった。娘さんが親戚の人達を案内していた。順回路は以前は畑地だったが、勤人のお婿さんが花木が好きとのことでで色々な樹木を植えてあった。
ここのフクジュソウは山裾一面に咲いていたが、まだ、まばらだった。珍しく一重で清楚な感じなので、まばらに咲いているのでは少し物足りない感じがして、来週あたりまた来て見たいと思った。山の中にあった大きな桜の木も見せてもらった。
帰りに挨拶したとき、「昨日の日曜日は何百人も見物客が来て前の道路は車でいっぱいになったが、役所は宣伝だけやって何もしてくれない。盗掘する人もいて大変だ。」のぼやきを聞いた。今度来るときは手土産を持参しようかな。

帰途、芭蕉ゆかりの雲厳寺に立ち寄って、立派な堂宇や天然記念物の大杉を見たりしたが、名物のボタンの冬木がきちんと手入れされて数え切れないほどずらりと並んでおり、5月には見事だろうと思われた。フクジュソウやロウバイが綺麗に咲いていた。



戻る

inserted by FC2 system