51.熊の山

1.動 機
62会下山学校の4月例会は三鈷室山の山菜採りで予定されていたが、下山先生が事前に下見したところ三鈷室山頂は山菜にはまだ早いことが分かり、急遽、熊の山ハイキングに変更された。熊の山には、私は今まで雪の季節と紅葉の季節と2度登っているが、今回は花の季節、はるばる平塚から大内ご夫妻が参加、浪野ご夫妻も久しぶりの参加で楽しみいっぱいの山行でした。

2.データ
a)山域:熊の山(300m)
b)登山日:2004/05/02(水)曇後晴
c)コースタイム:
日立自宅 8:15 = 8:55山方ミニストップ 9:00 = 9:10 R118下小川 9:20 ---- 9:40 登山道入口 9:45 ---- 10:15 見晴台 10:20 ---- 10:40 分岐 10:45 ---- 11:00 熊の山 11:50 ---- 12:35 山野草店 12:55 ---- 13:10 R118下小川(解散) 13:20 ---- 14:00 沓掛峠 16:00 ---- 16:30 R118下小川 ---- 17:45 日立自宅
d)同行者:下山夫妻、浪野夫妻、大内夫妻、小佐野、三澤、和子
e)地形図:1/25000「山方」

3.山行記録
9時定刻前に山方町のミニストップに到着したが、参加者はみんな揃っていた。下山先生ご夫妻、浪野ご夫妻、大内ご夫妻、三澤さん、小佐野さん、それに川本夫妻の合計10人。ここからR118を少し走って、下小川橋への分岐にあるカラオケ店の駐車場の端に駐車して身仕度をし、少し大子方面に進んだところから右手に分岐する車道を登り始めた。「今日の登山道には花がたくさんあるので、どれだけ分かるか数えてみよう」と指示あり、奥様が初めのうちは書きとめていたが、話が弾んできて途中でやめてしまった。ヒメジョン、ハルジョン、カキドオシ、ニガナ、オドリコソウ、ムラサキケマン、ミミガタテンナンショウ--- と登山道入口までだけで17ありました。
登山道を少し登ったところにコシアブラの木があり、山菜を採るのが初めての大内さん夫妻に採取の実習が始まった。少し育ちすぎており、もう少し早ければ若々しい新芽がたくさん採れてもっと楽しめただろうと残念だった。急登を頑張ったところが展望所になっていて、ここで盛金富士など眺めながら一休みした。さらに261mの三角点を過ぎて急坂を下りたところが下小川キャンプ場との分岐になっていて、ここからは熊の山や三角点のあるアンテナの山、後在所の集落が見えた。ここから先の登山コースの説明を聞き、一休みして少し進むと格式ありそうな鳥居の先に苔むした石段が続いており、数えながら登っている人もいたが、200段以上はゆうにあった。
息を切らして登ったところが山頂だった。4年前に登ったときとは大分様子が変わっており、周りの立木が伐採されて展望が開けていて、「熊野山」の山名を刻印した立派な石柱や、筑波山や富士山の名も書いてある展望盤が設置されていた。神社前の広場は先客に占められていたが、立木がなくなって岩場に行きやすくなっていたので、みんな岩場まで進んでそれぞれの昼食の場所を確保した。新緑の展望を楽しみながら楽しい話も弾んで美味しい時間を過ごした。山名同定したり、鳴き声から鳥の名前を推測したり一時間ばかりゆっくりと過ごして、また石段を下りて、今度は下小川キャンプ場への道を辿った。下りではタラボの芽がところどころにあり、浪野さんが頑張って急坂を上り下りしながら今晩の天婦羅パーテイーの材料を確保した。
R118に下りたところに山野草の店があり、しばらくお邪魔してクマガイソウ、セッコク、トキソウなど珍しい草花を鑑賞した。駐車場所に戻る途中の民家の庭にはボタンが見事な花をいっぱい付けていてカメラの被写体になった。
駐車場所に戻ったのはまだ午後1時、早すぎるので、我家は大子の沓掛峠にワラビを採りに走った。目当ての場所に登る途中でリュックを丸々と膨らませたご婦人二人に出会ったので、嫌な予感はしたが、いつもの場所には取り残ししかなかった。それでも、駐車場所近くで2時間ほど頑張ってレジ袋2袋分収穫して満足したのでした。
気がつくとストックがない。下小川の駐車場所に忘れてきたのだ。このままでは、また高価な山行になってしまうと奥様のご機嫌斜め。自宅に帰るにはR349の方向に走るのだが、また、R118を走って駐車場所に戻ってみると、幸いストックはそのまま残っていた。奥様のご機嫌も戻り、ラッキー! 
帰途、水府あたりの道路沿いにフキの葉っぱが目に付いたので、翌日、また出かけてフキもいっぱい採取して帰った。当分、ワラビのおひたしや卵とじとキャラブキの常備菜で食が進みます。同居の息子は「草ばっかり!」といってそっぽを向いています。



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