73.黄 龍

1.動 機
黄竜は、白や黄色の石灰岩でできた3,000以上の棚田状の池が連なる、大自然が数億年をかけて造り上げた奇観で、「人間瑶池(この世の仙境)」と言われる。標高3,100m〜3,500mの高所にあるが、道は桟道で整備され、その両側に蓮の葉のような形の池が続いている。トラピクスの格安ツアー「四川省3大絶景九賽溝・黄龍・四姑娘山の旅」に参加して、綺麗な景色を満喫してきた。



2.データ
a)山域:黄龍寺(3570m)
b)登山日:2004/06/29(火)曇
c)コースタイム: 
九賽溝発8:05 = 10:05 川主寺10:50 = 11:35雪宝頂峠 = 12:00黄龍山荘(昼食)13:00 ---- 13:05黄龍入口 ---- 13:40 争艶池 ---- 15:00中寺 ---- 15:20黄龍寺 15:25 ---- 15:25五彩池 ---- 15:40黄龍寺 ---- 15:50展望台 ---- 16:00 黄龍寺 ---- 16:30 争艶池 ---- 17:10黄龍入口17:35 = 18:10雪宝頂峠18:35 = 18:55 川主寺 = 19:25 松藩(泊)
d)同行者:和子、他24名

3.山行記録
(入口の石碑)
4日目は朝九賽溝のホテルを出発して、黄龍への分岐点川主寺の宝石店で猫目石の本物と偽者の見分け方のご指南を受ける。4200mの宝頂山峠を霧の中で通過して丁度12時に黄龍山荘に到着して昼食をとる。
午後は黄龍の観光。普通登り2時間半強、下り1時間半弱ぐらいで観光しながら往復出来るとのこと。入口で既に標高が3100mあり富士山の七合目、黄龍寺までの道のりは階段で約一万段(高度差450m)以上あるとのことだった。登りと下りは一方通行で混雑を避けおり、登りに見所が多くありました。石灰質が龍の鱗のような形に配列されたところに水が流れて、たくさんの棚田のような池を作ったり、さまざまな滝やせせらぎの美しい風景を作っていました。


(蓮台飛漠)

(争艶彩池)

(五彩池)

整備された登山道の周りに色々な花も咲いていて、奇観を楽しみながら登るので気分はいいのだが、高所に弱い和子は息切れして辛かったようで、配布された酸素ボンベ缶を吸っていた。
黄龍寺山門の額が面白い。正面から見ると「黄龍古寺」、右から見ると「飛閣流舟」、左からは「山空水碧」と見る角度によって異なる文字が見える。


(黄龍寺と酸素ボンベ)

(駕篭屋さん)

黄龍古寺裏の五彩池は何とも艶やかな華やかさで迎えてくれた。遊歩道を一周してその明るいコバルトブルーの湖沼群を見るだけで、疲れはいっぺんに吹き飛ばされた。ここまで来て良かったとつくづく思う。この上100mのところに展望台があり、和子はもうたくさんと言って登らなかったので一人で登ってみたが、五彩池全体を眼下に見渡す絶好のビューオイントだった。
登山道では度々駕篭屋さんに出合った。二人一組で一人のお客を乗せて元気良く上り下りしていた。駕篭屋さんは往復とも下山用道しか利用しないようだ。駕篭屋さんは300元とのことだが、辛くて五彩池まで登れなかった人にはあり難いだろう。
下り道での争艶彩池と迎賓彩池の展望台で奇観の見納めをして1時間ほどで入口に戻り、バスに乗って、再び宝頂山峠を通って松藩まで走った。



戻る

inserted by FC2 system