C113.袋田の滝・自然研究路と月居山

1.動 機
 高校の同窓会や吹矢の行事等でしばらく山歩きから遠ざかっているとき、今日11日が絶好の秋日和になるとの天気予報を聞いて、久し振りの山歩きに出かけることにし、袋田の滝展望台と袋田自然研究路の周回路に加えて、去年真っ盛りの紅葉を見た月居山に登ってみることにした。これなら近所のKoさんやOmさんも一緒してもらえるだろうとお誘いを掛けると、Omさんは膝の具合が悪いからと研究路の階段道を敬遠して不参加だったが、Koさんは喜んで参加すると言ってもらって三人での紅葉狩りを楽しむことができた

2.データ
a)山域:月居山(404)
b)登山日:2015/11/11(水)晴
c)日程:
日立自宅 9:00発 = 10:05 町営駐車場 10:25 ---- 10:45 トンネル入口 ---- 10:50 袋田滝展望台 10:55 ---- 11:05 上階展望台 11:10 ---- 11:15 吊橋 ---- 11:15 袋田自然研究路入口 ---- 11:40 生瀬滝展望台 ---- 12:25 前山 ---- 12:35 観音堂 ---- 12:40 鐘撞堂(昼食) 13:15 ---- 13:30 月居山 13:45 ---- 13:55 鐘撞堂前 ---- 14:20 滝見茶屋 ---- 14:45 町営駐車場 14:55 = 16:15 森山
(月居山・袋田滝周回コース)
(月居山・袋田滝周回コースの標高差)

d)同行者:Koさん、和子
e)地形図:1/25000 「袋田」

3.山行記録
 我家を9時に出発し、Koさんを乗せて一路袋田へ。1時間ほどで袋田の滝入口に着くと、多くの人が滝に向かって歩いており、車もひっきりなしに通っている。無料の町営駐車場に入ると、周りの白線の引かれたスペースはほぼ満杯、かろうじて一番奥のスペースに苦労して車を入れた。駐車場の向こうに前山と月居山が並んで綺麗に見えていて、あれが今日登る予定の山ですよとKoさんに説明する。
 トイレを使って身支度をして歩き始めようとすると、多人数の団体さんが二グループ通過して行った。後を追うように、目の前の立神山の紅葉した岩壁を見上げながら歩いて行った。 
(駐車場からの前山と月居山)
(袋田の滝への観光客の列)

 袋田滝展望台へのトンネル入口で入場券\300を買う時、黄門様のもんどころ(いばらきシニアカード)を提示して50円引きにして貰う。茨城県は年寄りに思いやりがあって嬉しい。トンネルの中に入ると、通路の天井はLEDライト装飾がしてあって綺麗だった。
 入って少し行くと、間もなく右に別れたところに展望所があり、ここからでは滝はまだ見えなかったが、代わりに一本の紅葉の樹が綺麗に枝を張っていた。
(トンネル内部)
(最初の展望所から)

 第一展望台に入ると、丁度団体さんの集合写真の撮影中、カメラマンが皆を並ばせるのに大声を上げながら頑張っていた。
 集合写真が終わっても、次々とやってくる観光客が我も我もと前に押し寄せて、豪快な滝を眺めて悦に入ったり、カメラやスマートフォンを構えて記念写真を撮ったり、大変な人気ぶり。ちょっとしたチャンスを狙って、和子とKoさんとのツーショット写真を撮ることができた。
(袋田の滝第一展望台)
(仲良し)

 第一展望台入口まで第二展望台のエレベータへの行列が伸びてきていたが、最後尾を纏めている係員に「エレベータに乗るまで何分かかりますか」聞くと「6分ぐらいですよ」とのこと。Koさんはまだエレベータに乗ったことがないので、これなら待つ価値ありと列の最後尾に並んだ。
 第二展望台、そこから階段を登った第三展望台とも第一展望台よりも混みあっている。人垣の間から四度の滝の最上段までを眺めて先ずは満足したが、滝の写真は右前から直射日光が射しこんできてハレーションで上手くいかず、人物を入れた記念写真も諦めた。
 ここでの下りエレベータにも行列に並んで乗り込み、第一展望台を通過して吊橋側の入口から外に出た。ここからの四度の滝の眺めが好きで、ここでもツーショット写真のシャッタを押した。
(エレベータで第二展望台へ)
(吊り橋手前から)

 吊橋は人が歩く調子に合わせてよく揺れるが、これをものともせずシャッタを押す人も多い。ちょっとだけ後を通過するのを待ちましょう。
 吊橋を渡って遊歩道を下流側に少し歩いたところから袋田自然研究路の鉄の階段が始まる。少し登ったところに(月居山ハイキングコースポイント 14地点 1番目)の道標ががあり、鐘撞き堂のところに8番目、滝見茶屋の上に14番目があって周回コースになっている。
(吊橋渡って)
(袋田自然研究路の鉄の階段)

 登口の案内板には手書きの「生瀬の滝まで20分」案内があり、鉄の階段からは石の階段になり、左下に紅葉越しに四度の滝の上部が見えていた。
(続いて石の階段)
(袋田滝上部)

 天狗岩から下は格好のいい鉄の階段になる。20分登って生瀬の滝展望台への分岐になり、平らな道を歩いて生瀬の滝を正面から眺める展望台に着いた。小ぶりだが、周りの黄葉に映えて、袋田の滝に負けない美しい滝である。
 分岐に戻ってからが長い階段登りになる。崩れそうなところや、手摺がないところもあって気が抜けない。
(生瀬の滝)
(また階段)

 右に袋田温泉の街並みの上に、紅葉に飾られた立神山が綺麗に見えていた。
 生瀬の滝上流部への道を左に見送ってもうひと登りしてやっと前山の山頂に登りついた。数人の女性グループが弁当を広げるところ、時間も丁度昼時だったが、展望がよくないので我々はそのまま通過して下りにかかった。急坂のところもあって気を遣うが、周りには紅葉も始まっていて気持ち良く下っていけた。
 途中、登ってくる合計100人近い二グループに出合ってしまい、これだけの大人数をやり過ごすのは随分と待たされた気分になった。多分駐車場出発時に見送ったグループにここで再会したようだった。
(錦秋の立神山)
(前山から下って)

 気持ちよく下って展望の良い月居観音堂のところに着いたが、観音堂の入口には「すずめ蜂の巣があります」の注意札が立っていて、観音堂周りの舞台の半分が立入り禁止になっていた。舞台からは奥久慈の山々の向こうに日光方向の山並みも綺麗に見えていたが、お二人は気持ち悪がって観音堂にちょっとお参りしただけで退散したので、私も展望写真だけ撮って後を追った。
(月居観音堂からの展望)

 すぐ下の鐘撞き堂で鐘を打ち鳴らしてボケ防除のお願いをしてから、傍で遅い弁当を広げ、ゆっくり休んでから月居山への登りにかかった。
(鐘撞堂)
(月居山へ)

 月居山山頂近くには岩場や根っ子道のロープ場があって、山登りの経験はないというKoさんがここに取付く勇気があるかどうか心配していたのだが、心配ご無用、和子の後に付いて危なげなく登って行かれた。御見それしました。
(岩場も平気)
(根っ子道もなんのその)

 山頂広場に着くと、周りの木々は紅葉が始まったところで、新鮮な色合いがとても綺麗だった。
 三角点のある山頂に登って、小さな山名板の前でツーショット写真を撮ろうかと思っていたら、3人の若い女性グループが登ってきて、お互いにシャッタの押し合いをすることになった。三脚を忘れたので、二人の美女と一緒の写真は諦めていたのだがラッキーでした。
(月居山の紅葉)
(月居山山頂)

 月居山からの下りはKoさんが先頭で下っていったのだが、その早いこと、岩場などを下る写真を撮りたかったが、付いて行くのがやっとで、とてもシャッタを押すゆとりはなかった。
 鐘撞堂前で一息入れて、ここからは和子が先頭になってスギ林の中の整備された遊歩道を下っていった。
(難所もすいすい下る)
(鐘撞堂からの杉林)

 滝見茶屋まで下ってからは、駐車場まで車も走れる舗装道をゆっくり歩く。紅葉の時期の袋田滝のライトアップに合わせてか、道傍にはぼんぼりがぶら下げられていた。
(滝見茶屋)
(ぼんぼり道)

 駐車場に戻ったのはまだ15時前、途中、竜神峡などの紅葉を眺めて帰ることも考えられたが、二人とも家に洗濯物を干したままになっているのでとNO! 森山まで寄道しないで走った。


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