D102.コキアの海浜公園

1.動 機

 海浜公園のコキアの紅葉が見頃に近いとの情報があり、早速出かけてきた。一部に緑のままの部分もあり、麓のコスモスもまだ三分咲き、一週間先がベストの感はあったが、お天気も良くて海浜公園の秋を十分に楽しむことができた。ここのところ私の神経痛が強くなっていて長く歩く自信がなく、海浜公園では車椅子に座って和子に押してもらう生まれて初めての体験もした。

2.データ

3.山行記録

 昼を過ぎて昼食をとらないで我が家を出発、海浜公園近くのレストランでランチタイム。何時もはここから海浜公園まで歩くところだが、最近、長く歩くと足腰の神経痛が出てくるので、歩く距離を減らすために、和子に車で海浜公園の西口前まで送ってもらった。和子は駐車場に車を戻して、ここからあらためて歩き始めることになる。
 私は先に西口ゲートを入って西池の噴水を眺めていると、手前に園内を周回するシーサイドトレインの案内板が目立つように立っていて、これを見て私はシーサイドトレインに乗って移動しようと思いたって、和子に携帯連絡して100m先の乗場まで歩いて一日周遊券を買ってトレインに乗り込んだ。トレインの発車間際に、和子から「やはり一緒に見晴らしの丘に登ってコキアを見ようよ」と呼び戻しの携帯。

 すぐに西口に戻って和子と合流、そこに貸出用の車椅子が置いてあるのが目に入り、見晴らしの丘入口まで和子に押していって貰うことにした。車椅子に初めて乗って押してもらって歩き始めると、同じように車椅子に乗ってやってくるご夫婦と行き合った。男女の組み合わせは逆だったが。
 和子は大変そうだったが、私は楽ちん、シャッタを押しながらご機嫌。写真を撮りやすいように右左に寄るように頼むと、ご機嫌斜めながらきいてくれる。お蔭で生垣越しの西池の噴水も、吹き出し口まで見えるように撮ることができた。

 途中にはマリーゴールドの花壇や、萩の花の群落などいろいろあって忙しい。

 シーサイドトレインの乗車口のあるソバ畑には白い花がほぼ満開に近くて綺麗。その上に見える見晴らしの丘のコキアの紅葉も、一部緑の残っている部分もあるが盛りに近い。遊歩道に大勢の人が歩いているのが見える。
 見晴らしの丘の下まで来ると、今度はコスモス畑がコキアの丘の前に広がっている。コスモスの花が満開になるとコキアの赤といい組み合わせになるのだろうが、残念ながらまだちらほら、三分咲き程度。

 シーサイドトレイン乗場のあるみはらし広場に着くと、見晴らしの丘に向かう道には紅葉したコキアを眺めに大勢の人が上り下りしていた。コキアの丘に一緒に登ってからここに戻り、私はトレインで西口に戻り、和子は散歩しながら西口に戻って合流することになった。


(みんなコキアの丘へ)

 車椅子に初めて乗った記念の写真を撮ってもらった。
 ここからの登り坂を私が乗った車椅子を押して登るのは無理、私は車椅子を下りて自分で押して登ってみることにした。やってみると車椅子が支えになってとても楽に登っていくことができた。写真を撮るのも自由。

 少し登ると右のコスモス畑の下に、車椅子を押してもらってきた道が見えていた。
 次の段では、登り始めたみはらし広場が見えてきて、丁度シーサイドトレインがやって来たところ、その向こうのはまかぜ橋の主塔が目立っていた。

 海側の見えるところからは、すぐ下に広いコスモス畑とすすき原があり、その向こうに港湾施設が立ち並ぶ那珂湊港と太平洋が見えていた。


(コスモスとすすき原越しに那珂湊港・太平洋)

 その上には見晴らしの鐘を通って頂上部へ登る分岐があるが、今日は見晴らしの鐘を叩くのは諦めて、ここから左の道に曲がった。
 コキア越しに見晴らしの鐘を上に見ながら下りにかかる。

 頂上近くでのコキアの写真を一枚だけ大きく残しておきましょう。頂上部にも人影が見え、その下を通る遊歩道には、見晴らしの鐘に向かう人、下ってくる人で賑わっている。


(山頂近くのコキア)

 見晴らしの鐘から下ってくる道と合流して、更に下っていくと、コスモス畑越しに古民家が見えていた。

 みはらし広場まで下ると、ここからシーサイドトレインに乗って西口に戻る私と、大草原を歩いて西口に戻る和子とはしばしの別れ。ここからはしばらくは和子の手記です。
 シーサイドトレインが来るまでこの辺を歩いているという一俊さんと別れて、私は大草原へ向かってはまかぜ橋を渡りました。

 はまかぜ橋から見たコキアの丘の写真を少し大きくしましょう。


(はまかぜ橋からのコキアの丘)

 大草原ではパンパスグラスの白いふわふわの穂がちょうど見頃でとても綺麗でした。


(大草原のパンパスグラス)

 大草原を過ぎると大観覧車のすぐ近くを通りました。パンパスグラスと組み合わせたいい写真が撮れました?。


(パンパスグラスと大観覧車)

 そのすぐ先にはキバナコスモスの花園があり、これまた満開に近くて華やかで綺麗した。


(キバナコスモス)

 西口に戻る広い道に出るとローズガーデンがあり、赤や青白いバラの花が咲き始めていました。
 ここで、一俊さんから携帯が入り、「いつごろ西口に帰って来るの」と催促、後は西口までひたすら歩くだけでした。

 和子を見送ると間もなくシーサイドトレインがやって来た。あまりに早く着き過ぎると思ったが、次の便を待つこともあるまいとこれに乗ることにした。
 西口で買った周遊券を見せると、「車椅子の人はこちらにどうぞ」とガラス窓付の車両に案内され、車椅子を乗せるのも手伝ってもらえた。

 車椅子で来たメイン通りを通るのかと思ったら、トレインは見晴らしの丘の裏を回って、ウオーキングコースになっている海と緑の爽やかコースを走ってくれた。ラッキー!
 始めは左の見晴らしの丘の麓にすすき原が続き、白い穂が逆光にキラキラ綺麗だった。

 
緑の森の袂にはセイタカアワダチソウの黄色い花が群落をつくっていた。どこの草地にでも我が物顔に繁茂する嫌われ者の外来種だが、見ているだけだと結構綺麗だ。  西口に近付くとトレインは国道245近くの道を走り、柵の外にガラ空の広い海浜公園西駐車場が見えていた。

 トレインは遠回りしても西口には15分足らずで到着した。和子が着くには大分時間がありそう、車椅子をゲートの係員に返してあたりをうろついたが、何時ごろ着きそうかと携帯を入れると、10分ほどで帰ってきた。
 和子は駐車所に戻って車で西口に迎えに来る。じっと西口で待っていてもしようがないので、国道まで出て、国道沿いの植え込み脇の遊歩道をしばらく歩いて、国道へ出る踏み跡を見付けて国道に出て和子の車を待っていた。無事ピックアップしてもらって我が家に向かい、途中、スーパで買い物をして我家には暗くなる前に到着した。久し振りの観光でした。

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