3.山行記録
ナビに従って我家からR245に出て一路南に向かい、那珂川を渡って県道40号と繋ぎ、途中から海側に別れて涸沼自然公園に近付いてナビの案内はお終い。涸沼には来たことがある様な気がして、記憶を頼りに少し公園周りを走って引き返すことになってしまったが、家を出てから1時間で何んとか駐車場入口に着くことができた。私はナビゲータ専任、和子一人で休みなしでの運転、ご苦労さまでした。
駐車場の前には管理事務所の立派な建物があり、入口を入ると公園へのゲートがあったが、フリーパスだった。
園内案内図を貰ってゲートを通ると、目の前に広い道があったが「あじさい順路」の案内板は左の森に向かっていた。
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(涸沼自然公園管理事務所) | (公園入口:あじさい順路は左方) |
左の森沿いにも遊歩道があって、その道沿いにあじさいの花が続いていた。いろいろな色、形の花が咲いていて目を楽しませてくれた。
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(遊歩道にもあじさい) | (満開です) |
10分も歩くと「せせらぎ広場」の道標があって、左に入るとすぐに池があり、その奥に石で縁どられた小さな沢が流れていた。その上に赤い橋が目立っていて、案内図にはイトトンボ橋と書いてあった。あの橋まで歩いていって橋を渡ってみたいなと思ったが、今日はあじさいを見に来たのだ。
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(せせらぎ広場をちょっと覗く:奥に赤いイトトンボ橋が見える) |
あじさいの谷に近付くと、入口手前から斜面にあじさいの花が咲いていて踏み跡も付いていて分け入って見たい気も起きかけたが、身の程知らずと気が付いて、すぐ先のあじさいの谷に入っていった。あじさいの谷は名の通りあじさいで埋め尽くされており、その間を縫うように遊歩道がある。
左右のあじさいを愛でながら歩いていくと、あじさいの群落が終わりになる辺りに左の斜面に登る分岐に「あじさい順路」の案内板が立っていた。
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(あじさいの谷に入って) | (左斜面への案内板) |
案内板の手前までの左斜面いっぱいのあじさいが目に飛び込んできて素晴らしい眺め、斜面の利を生かした巧みな造園。
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(分岐手前の左斜面) |
案内板に従って左の道に入ると丸太の階段道になった。あじさいの中に作られたような道、あじさいのトンネルになっているところもあった。
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(あじさいの谷に入って) | (階段道を登っていく) |
登りつめて振り返ると、あじさいの間に歩いてきたあじさいの谷間が見えていた。
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(下に登り口が見える) |
谷の奥まで歩くと、先ほどまでのあじさいの斜面が右手に見えるようになり、これまたいい眺め。
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(右斜面はあじさいがいっぱい) |
期待以上にすばらしい眺めに喜んだ和子、お友達に「あじさいの森は種類は多かったけど、眺めはこっちの方が凄いわね。教えてくれてありがとう」と電話をしていた。
あじさいの斜面の反対側までくると板敷の遊歩道になっていた。
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(お礼の電話) | (板敷の遊歩道) |
下に下る歩道も板敷になっていて、さっき出会った女性二人が歩いていく姿があり、その谷向こうにさっき歩いてきた遊歩道とあじさいの斜面が見えていた。
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(下り道を行く人も:向かいの遊歩道の上に斜面のあじさい) |
その先で急な丸太階段があり、登ったところに広場があり、休憩舎があったので一休し軽食。この広場は「さくらの丘」と呼ばれて桜の季節に綺麗になり、奥の方から桜を眺めながら下に下っていけるらしかった。
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(また階段!) | (さくらの丘の休憩舎) |
さくらの丘でゆっくり休んでから、引き返すように尾根沿いの遊歩道を歩いていった。遊歩道沿いにはしばらく大ぶりなカシワバアジサイの花が咲き誇るように並んでいた。
その先を綺麗なヒメアジサイの花が引き継いであじさいの花が尽きない。
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(稜線の道にカシワバアジサイ) | (ヒメアジサイ) |
何度もシャッタを押したが、先ずはカシワバアジサイ。
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(カシワバアジサイ) |
色々なあじさいの花の下に「ダンスパーテイー」などの名板が置いてあったが、どの名前がどの花を指しているのか定かでなかった。綺麗なあじさいの花が咲いているその先に、あじさいの斜面が少し下に見えていて、この辺が尾根の最高部に近いと思われた。
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(ダンスパーテイ) |
稜線の曲がり角に来ると「わいわい広場」があった。どんなところかと少し入って見たら、一角に滑り台やシーソ、跳び箱などの遊具も置かれていて、子供連れで来ても楽しく遊べそうな広場になっていた。
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(わいわい広場) |
その先にもあじさいの中の遊歩道が続き、左に「あじさいの谷」右に「展望広場」への案内板が立つ分岐があったが、ひたすら真直ぐ歩いていくと「イトトンボ橋」の入口に着いた。
イトトンボ橋は細いワイヤで吊られた吊橋だった。念願の橋を渡ることができて行ったり来たりしたが、不思議に揺れは殆どなく、橋の上から「せせらぎ広場」の写真を撮るのに苦労はなかった。
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(イトトンボ橋) | (橋の上からのせせらぎ広場) |
橋を渡るとすぐのところにせせらぎ広場へ下る分岐があり、和子について下っていくと急な階段になってきた。私には上りより下りの方がぎこちなく辛い。
なんとか頑張って階段を下ると、緑の谷間に赤いイトトンボ橋がいい組み合わせになっていた。橋を間近に見ると、下からも太いワイヤで引っ張られていて、これが揺れを抑えているのだろうと考えた。
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(上りより下りが辛い) | (イトトンボ橋を振り返る) |
せせらぎ広場を沢に沿って下っていき、入口近くの池に近付くと、こちらから眺めてもいい景色を作っていた。
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(せせらぎ広場の池) |
せせらぎ広場入口まで出ると、目の前に広がる広い湿原の中に木道が作られている。これを歩いていっても管理事務所に戻ることができそうだ。少し左に歩いて湿原の遊歩道に入って歩いていくと、少し歩いては私を待つ和子の目にはヨシやマコモのに中にガマの穂も見えたという。
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(湿原の遊歩道) |
角を曲がりながら歩いていくと管理事務所に戻る広い道に出たが、左に「この先は有料」の立札が立っていたが、目の前の若宮川の向う側に数羽の白鳥が見えたので、シャッタを押したくて一寸侵入させてもらった。
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(若宮川に白鳥) |
引返して管理事務所に向かうと、正面に大樹が立っていて道の両側にマリイゴールドの花が綺麗だった。
事務所であじさいランチの案内図を貰ってその中の一店を選んで、車に戻って県道18号沿いの店に入った。もう2時に近かったのでお客の姿はなかったが、あじさいランチを注文すると「涸沼からお出でになりましたか。日立の人にも来てもらったことがあります。」と言って丁寧な応対を受けた。あじさいランチを美味しく頂いて、和子の運転も快調、馴染みのスーパで買い物して我が家に機嫌よく帰ってきた。
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(管理事務所に帰る) | (レストランで昼食) |