E101-1.瀬戸内海と世界遺産3ヶ所を巡るクルーズ
(出港)

1.動 機
(にっぽん丸(見送りの長女撮影))

 船に泊るクルーズは初めて、22,000tonのにっぽん丸に魅かれての参加。当初は6月予定の同じにっぽん丸に乗る【大洗発着 小笠原クルーズ 5日間】を予約していたのだが、その説明会の会場でこのクルーズの説明があり、5泊6日のうち3日は、世界遺産”熊野古道”、”屋久島”、”上五島”をウオーキングするオプションがあり、こっちの方が断然面白そうなので切換えさせて貰った。
 にっぽん丸は大型客船で揺れが小さく、3度3度の食事がとても美味しく、乗組員の対応も丁寧で優しくて、オプションツアーのガイドさんの説明も詳しくて上手、天気予報を聞いてお天気が少々心配だったが、一日も雨に合うことなく、謳い文句通りの素晴らしいクルーズ旅を楽しむことができた。
 全部を纏めて報告するには時間がかかるので、一日づつ分割して報告します。クルーズ中張り切り過ぎたようで、今頃旅の疲れが出てきていて、全部が終わるのが何時になるか分かりませんが、気長に見守ってやってください。

2.データ
a)山域:新宮、屋久島、上五島、瀬戸内海
b)登山日:2017/10/04(水)〜09(月)
c)旅程:
 10月4日:森山町出発=(マイカー)= 大洗港= (日本丸クルーズ)
 10月5日:新宮港着= オプションツアー語りべと巡る熊野古道伊勢路 = (日本丸)
 10月6日:宮之浦港着 = オプションツアー屋久島半日観光 = (日本丸)
 10月7日:青方港着 = オプションツアー上五島写真家同行ツアー = (日本丸)
 10月8日:日本丸船上から瀬戸内海観光
 10月9日:(日本丸)=大洗港着=(マイカー)= 森山町帰着
d)同行者:旅行参加者370名、和子
(世界遺産クルーズ観光ポイント)

3.山行記録
3.1 一日目ー10月4日(大洗港〜太平洋)
    森山自宅発9:00 = 9:50大洗港駐車場 ---- 10:00にっぽん丸乗船・見送りセレモニー・ 出港11:00 ・オリエンテーション・避難訓練= にっぽん丸クルーズ
 ゆっくり朝食をとって我が家を出発、前もって下見ドライブをした通りにR245を南下して大洗港に向かうと、運転中の和子の携帯がなり始める。和子の携帯を受け取って出ると、見送りに来てくれると言っていた水戸在中の長女から「大洗駐車場に入ったよ」との電話だった。無事駐車場に到着すると大きなにっぽん丸が停泊しているのが見えていた。案内者の指示に従って車を停めてスーツケース二つを出していると、長女がやってきて大きな方のケースを持ってくれる。
 乗船口の広場には入口の受付でスーツケースを預けて手続きをすると、見送り者も乗船OK、2階の二人の部屋を覗いて確かめて、2階エントランスのサロンで一休み。
(駐車場から乗船口へ)
(見送りの長女も乗船可)
 しばらくおしゃべりして長女は下船し、二人で4階のプロムナードデッキに上がって乗船口広場で始まった大洗町による日本丸歓迎レセプションと歓送会を眺めた。町長や船長の御挨拶などに続いて大洗高マーチングバンド部による演奏が始まった。全国大会で日本一に輝いたグループだけに、バンド演奏しながら整然と右に左に交互に行進するマーチは素晴らしく気持ちの良い演奏だった。
 出港間近になるとみんなテープを貰って下の見送り者に向かって投げおろした。テープはすぐ下に落ちたが、若者が駆け寄ってきては見送り者の方へ運んでくれ、夥しいテープの帯が出来上がり嬉しい眺めになったところで銅鑼がなって出港、大洗町のユルキャラアライッペの近くで長女も手を振って見送ってくれていた。
(大洗高校マーチングバンドの演奏)
(テープ投げて出港)
 出港して日本丸バンドの迎えを受けてホールに集まると、主催者上毛新聞や船長などの御挨拶、このツアーへの参加者は370名にのぼり、上毛新聞社が130週記念で主催者になったツアーで、上毛新聞に申込みして参加した人は130名もいるとのこと、食事中などにお話した人にも群馬県からの参加者が多かった。
 オプショナルツアーの説明に続いてオリエンテーションが始まって船内生活のノウハウを色々と教わった。
(歓迎バンド)
(オリエンテーション会場)
 オリエンテーションの後、4階展望デッキに出ると目の前に独立峰筑波山と、きのこ山・加波山・吾国山の連山が見えてきた。しばしサヨウナラ。
 デッキで行われた避難訓練の実施説明を聞いた後自室に入って自分でも救命胴衣を装着してみた。
(筑波山・きのこ山・加波山・吾国山)
(救命胴衣装着)
 すぐにメインダイニングに入ってランチタイム、案内されたテーブルについて和食を選んで待っていると御膳の上に美味しそうなお皿が次々と並べられてきて、これを完食して腹いっぱい。この後もデザートでコーヒタイム、船上最初の食事に大満足。
 4階、6階、7階の展望デッキを楽しんでから八階の屋上に上がると、一周100mウオーキングトラックがあって四方の展望を短時間で確認することができた。
(ランチ)
(八階デッキ)
 6階のラウンジでピアノ演奏を楽しんだりして自室のベッドで横になってテレビに出る情報を見たりしているうちに陽も落ちてきて、外房総の岸辺の民家にも明かりが点いてきて展望時間はお終い。
 夕食は2グループに分けてのデイナー、次々出てくる食事を次々美味しく頂き、運ばれてくる食事の後もデザートが出てきてコーヒタイム。もてなしをしてくれる人はみんな東南アジア系の顔つきで言葉もたどたどしい人もいたが、みんな気が利いていていつも笑顔で接してくれる。気持のいいデイナータイムだった。
(外房の街に明かりが点く)
(デイナー)
 食後は上口龍生のマジックショウ、面白い手品が披露されたが、写真撮影は禁止、残念ながら紹介できません。
 寝る前に入浴、3階にある大浴場には横から吹きだすジェットバスと底から吹きだす泡風呂の二つの浴槽があり、すぐに身体が温められてくる。混んでいる時には周りの洗い場が満員、汗をかきながら待つことになった。大浴場は3階最後部にあり毎回200mウオーキングが必要。毎日PCの前に座りっぱなしの我家の生活では100歩に満たないこともあるが、船上生活では4千歩〜6千歩になり、毎食腹いっぱい食べているのに体重は却って少なくなっていた。

 次は2日目、新宮での「語りべと周る世界遺産熊野古道伊勢路」を紹介します。


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