H11.カナダナイアガラ観光ツアー

 この年は銀婚式の年、30年勤続で一週間の褒賞休暇を貰ったのでその記念に、東部のナイアガラから西部のバンクーバーまでカナダを横断するカナダナイアガラツアーに参加してきた。最初はカナダ東南部のナイアガラに2泊して、ナイアガラ滝をアメリカ側とカナダ側からゆっくりと見物。次は、カナデイアンロッキー山中のバンフに3泊して、レイクルイーズ、ボー湖、コロンビア氷原、マウンテンバイクやヘリコプター搭乗体験など。最後にカナダ西南端のバンクーバに2泊して、スタンレー公園やブッチャードガーデンを歩いてきた。 
    6/5(土)自宅=(マイカー)成田=バンクーバ空港=トロント空港=ナイアガラホテル
    6/6(日)ナイアガラホテル=ナイアガラアメリカ滝=乙女号=スカイロンタワー=南ナイアガラ=渦=花時計=オンタリオ湖=ナイアガラホテル----アメリカ滝----橋の上----カナダ滝----ナイアガラホテル
    6/7(月)ナイアガラホテル=トロント空港=カルガリー空港=レイクルイーズ=バンフホテル
    6/8(火)バンフホテル=ベイト―レイク=コロンビア氷原=ボウレイク=バンフホテル
    6/9(水){自由行動}バンフホテル=(マウンテンバイク)=サプライズドポイント=バンフホテル=ヘリ乗り場=山(高山植物)=バンフ(夕食)=ポー滝=バンフホテル
    6/10(木)バンフホテル=カルガリ―空港=(ロッキー山脈)=バンクーバ空港=バンクーバ観光(スタンレー公園)=バンクーバホテル=グランビルアイランド----バンクーバホテル
    6/11(金)バンクーバホテル=(舟)=バンクーバ島ブッチャードガーデン=コロンビア州議事堂=(舟)=バンクーバホテル
    6/12(土)バンクーバホテル----シーバス往復----スカイトレイン往復----バンクーバホテル=バンクーバ空港=
    6/13(日)=成田着=自宅
(カナダ観光地点MAP)

1.出国ナイアガラ1993/06/05(土)
    自宅11:00=14:30成田17:52=(日付変更線)=10:10バンクーバ空港12:10=(時差3hr)19:30トロント空港=21:30ナイアガラホテル
 マイカーで自宅を昼前に出発し、国道沿いのレストランで昼食をとって、成田のパーキングに車を預けて空港まで送ってもらう。託送荷物を預け出国手続きをして夕刻離陸、日付変更線のお陰でその日の午前中にカナダのバンクーバー空港に到着したが、入国手続きをして国内便に乗換えてトロント空港に着いたのは時差が3時間あって夕刻になり、託送荷物のトラブルがあって専用バスでナイアガラのホテルに着いたのは夜になっていた。
 
2.ナイアガラ滝1993/06/06(日)
    ナイアガラホテル9:00=二階建てバス=ナイアガラアンリカ滝=乙女号=11:30スカイロンタワーレストラン=13:15南ナイアガラ=渦=花時計=オンタリオ湖=お土産屋=ナイアガラホテル----レインボーブリッジ----ゴート島----レーンボーブリッジ20:30(まだ明るい)----水車小屋(夕食)----ナイアガラホテル
 
 朝起きるとホテルからアメリカ滝とカナダ滝が見えていて感激、屋上に上がって写真を撮ると、二つの滝が一枚の写真に入ってこれまた嬉しい。
(ホテルから:ゴート島を挟んで左アメリカ滝・右カナダ滝)
 朝2階建ての観光バスが迎えに来て、ナイアガラの滝見物に出発。
 バス駐車場から脇の游歩道から、ナイアガラ滝を入れて記念写真。
(2階建て観光バスに乗って)
(遊歩道からカナダ滝)
 先ずはカナダ滝の右寄りの展望台・テーブルロックに上がって、幅が広く落差も53mもある世界最大級の滝の見物。ごうごうと流れ落ち、もうもうと水煙を巻き上げる迫力に圧倒されながら、みんなで滝壺を覗き込んだ。
(テーブルロックからナイヤガラフォールズ)
 少し上流側によると、滝に流れ落ちる寸前の流れにも迫力があった。
(カナダ滝の落ち口)

「テーブルロック・ウェルカムセンター」内からエレベーターに乗って下ってトンネルを進むと、50m下の展望台に出た。そこからは、50m上から真っ直ぐに落ちてくる滝を真横から見上げることができた。水煙も吹き付けてきて、バスの中で支給されたポンチョをバタバタと暴れさせる。これぞ、ナイアガラの滝!
 ここから滝裏に入り込んで、迫力ある滝を裏側から見ることもできたようだが、写真は残っていない。
(ジャーニー ビハインド ザ フォールズ入口)
 次は、観光船・霧の乙女号に乗って、下からの滝見物航行。アメリカ滝、カナダ滝の近くまで入っていって滝を間近から眺めるツアー。下から見ると立ち昇る水しぶきが雲のよう。「そんなに近づかなくてもいいよ」と思っても乙女号はどんどん滝に近づき、身の周りは真っ白、何も見えなくなった。ポンチョもずぶぬれ、吹き飛ばされそうだった。確かにナイアガラ滝の迫力を存分に実感させていただきました。
(霧の乙女号に乗って:左アメリカ滝・右カナダ滝)
(霧の乙女号に乗って:カナダ滝)
 霧の乙女号の次は、両滝の向かいを歩く遊歩道の中央辺り立つスカイロンタワーに登っての滝見物。タワーは1時間一回のペースで回転していて、テーブルについて次の滝見物までゆっくりサーモンステーキの昼食会。
 NETで調べてみると、水源は五大湖のひとつエリー湖、ここから四国ほどの面積を持つこれまた五大湖のひとつオンタリオ湖へと流れるのがナイアガラ川、オンタリオ湖からは大西洋へと流れ出ている。このナイアガラ川の中心にカナダとアメリカの国境線が引かれている。
 そのナイアガラ川の途中、川がU字に曲がる角に出来たのがナイアガラの滝、曲がり角の少し上流に分岐ができてその下流にも滝ができた。主流の流れの多い方がカナダ滝、分岐の滝がアメリカ滝です。分岐流で切り離された陸地がゴート島と呼ばれている。
(スカイロンタワーから眺めたナイアガラ滝全貌)

 このスカイロンタワーから撮ったこのナイアガラ滝の風景を、もっときれいに撮った写真がないかなとNETで探してみたら、下の写真が見つかった。手前に遊歩道が通る陸地が写っていて、川がU 字に曲がっているのが良くわかる。U字の外側がカナダ領、内側がゴート島を含めてアメリカ領になっている。
 U 字の流れでは物理的に外側の流れが強くなるので、カナダ滝に多くの水が流れ込んでアメリカ滝が淋しくなる。これを平均化するために、ゴート島の少し上流に、ナイアガラ川のカナダ側に川幅半分を占める堰が造られて、カナダ側の流れを制限しているのが、これらの写真でも見ることができる。
 写真の左端にナイアガラ川を跨ぐレインボーブリッジという橋の一部が写っている。この橋の真ん中にカナダとアメリカの国境標識がある。
(スカイロンタワーから眺めたナイアガラ滝全貌:NET広角カメラによる撮影)
 展望タワーを下りて、そのままカナダ側の岸辺のナイアガラパークウエーをたどってどんどん下流側へ下って行った。滝の少し下流側にまた川がUターンするところがあり、川面の大きな渦がうごめいているのが見えた。ワールプールと言われるところで、上からこの渦を眺めるためのロープウェイが川の上を渡っていた。
 そのまた下流には、対岸に水力発電所のダムがあり、手前側の岸辺にも同じようなダムがあり、手前のパークウエー沿いに「ロバート モーゼス ナイアガラ パワープラント」の門柱が建つ巨大な建物が建っていた。
(ワールプール)
(発電所ダム)
 発電所のすぐ下流が公園になっていて、脇に大きな花時計があった。驚いたことに、この時計は実際に動いていて、時刻も私の腕時計と合っていた。
 もっと下ったところに小さな教会が立っていて、標識には「リビングウオーターズ・ウエイサイドチャペル」となっていた。中の席は9人で満席で、世界一小さい教会だとして有名らしい。
(フローラルクロック)
(世界最小の教会・ウェイサイドチャペル)
 チャペルから少し下ったところがオンタリオ湖への河口だった。ここで2階建てバスとはさようならし、公園で一休みしながら、オンタリオ湖の展望を楽しんだ。
(公園)
(オンタリオ湖)
 オンタリオ湖湖畔のお土産屋で買い物したら、店の車でホテルまで送ってくれた。
 ホテルでアメリカ入国カードを記入してレインボーブリッジまで歩き、出国手続きをして渡橋料を払ってから橋に入った。橋の中ほどに「左ユナイテッドステート・右カナダ:国際境界線」の標識が立っていた。
 国境の脇の橋の上からも二つの滝が格好良く見えていた。
(アメリカカナダ国境線)
(レインボーブリッジから)
 橋を渡って入国審査を受けてアメリカ領に入り、アメリカ滝上流の橋を渡ってゴート島に入った。ゴート島ぐるりと回る遊歩道から、カナダ滝の上流と水煙を噴き上げるカナダ滝が見えていた。草原を歩いて島の先まで行けば、カナダ滝全体も見えそうに思えたが、時間は既に夕暮れに近く帰りを急いだ。
(ゴート島からカナダ滝)
 遊歩道の端からアメリカ滝が綺麗に見えるところがあり、レインボーブリッジと合わせて綺麗な写真を撮ることができた。レインボーブリッジの手前にある塔はアメリカ滝展望台。
(ゴート島からアメリカ滝と展望塔とレインボーブリッジ)
 ゴート島から橋を渡って、レインボーブリッジを渡り返す前に、その手前にあるアメリカ滝展望台に上ってみた。アメリカ滝が夕日に映えて綺麗な写真を撮ることができた。
(アメリカ滝展望塔からのナイアガラ滝)
 レインボーブリッジを渡ってカナダに帰るときは8時半になっていたが、まだ明るかった。そのままツアー会社お薦めのレストランに入って天ぷらうどんの夕食を頂いてホテルに帰った。部屋に入ったら、今日はへとへと、シャワーを浴びてすぐにベッドイン。

3.レイクルイーズ1993/06/07(月)
    ナイアガラ滝ホテル9:30=11:00トロント空港12:45=(時差2hr)14:45カルガリー空港15:30=18:00レイクルイーズ=バンフホテル 
    (バンフに泊まって観光したカナデイアンロッキーの名所の地図を添付します。)
    (バンフからカナデイアンロッキーの見どころ)

 ナイアガラのホテルからバスでトロント空港に移動して、飛行機でカルガリー空港まで移動して、高速道トランスカナダハイウエーを走った。初めは湖の間を縫うような道だったが、バンフを辺りからは両側にキャッスルマウンテンに代表されるような岩山を見て走るカナデイアンロッキーらしい雰囲気の道になった。
(カルガリー空港からトランスカナダハイウエーを走り)
(キャッスルマウンテン)
 レイクルイーズICからは一般道に下りたが、湖までは結構な距離を走った。
 レイクルイーズの湖畔に着くと、湖の入口に観光写真でよく見るレイクルイーズシャトーの看板が立っていた。
(レイクルイーズロード)
(シャトーレイクルイーズの看板)
 その後ろに回ると、向かいのビクトリア山の雪山をバックにレイクルイーズの美しい湖面が輝いていた。
(レイクルイーズ北側湖畔からビクトリア山)
 ここから湖の周りのトレイルを一回りのハイキングになった。岩山と湖に挟まれた道をセコイヤ樹々を眺めながら歩くのは気持ちがよかった。
(レイクルイーズ湖畔トレイル)
 北側湖畔に建つ大きなホテル・レイクルイーズシャトーを西側湖畔から眺めている時など、あちこちで可愛いリスが遊歩道まで出てきた。
(西側湖畔からシャトー)
(遊歩道に可愛いリスちゃん)
 レイクルイーズを一周した証拠に、南側湖畔から湖越しにレイクルイーズシャトー撮った写真や、後ろの雪山を撮った写真が残っている。
(南側湖畔からリチャードソン山リダウト山)
(南側湖畔からビクトリアの雪山)
 ICまで引き返して、高速道に乗ってバンフICで降りて、高級ホテルバンフスプリングホテルに入って夕食をとった。

4.ベイトーレイク・コロンビア氷原・ボウ湖1993/06/08(火)
    バンフホテル9:00=ベイト―レイク=コロンビア氷原=ボウレイク=バンフホテル
 4日目朝は少し雨模様だったが、バンフのホテルを出てトランスカナダハイウエーを西走、レイクルイーズICの先でトランスカナダハイウエーが南に曲がるところでアイスフィールドパークウエーに入った辺りまでは周りの山は雲の中だったが、そのまま40km西走下あたりで山が見え始め、ぺイトー湖の展望台に上がってみた。今日は曇り、靄に包まれて色もはっきりしない。少しブルーがかって見えるが---
 ぺイト―湖は季節によって湖面に色が変化する湖として有名とのこと。春はコバルトブルー、夏は青色、秋はエメラルドグリーン、冬は白:水面が凍って雪が積もって白くなる。
(ぺイトーレイク展望台)
(ベイトーレイク全景)
 2011年の9月に山の会のカナデイアンロッキーハイキングに行った時には、天気が良くて真っ青いベイト―湖の湖面を見ることができた。
(2011/09のベイトレイク全景)
 更に100km走ってカナデイアンロッキー最大のコロンビア氷原のグレイシャー・ディスカバリー・センターの駐車場に着き、身長ほどもあるタイヤを履いた雪上車に乗って、正面のコロンビア氷原の中心のアサバスカ氷河の奥まで運んでもらった。帰りも氷河見物が終わった観光客を乗せて帰っていった。
(雪上車)
(アサバスカ氷河)
 そこでは前のバスでやって来た人達が大勢歩き回っていた。我がグループも私が持参のウイスキーを提供して、みんなで氷原の氷を使ってオンザロックで乾杯!
(コロンビア氷原)
 時間いっぱい氷河の眺めを楽しんで雪上車に乗ってビジターセンターに引き返し、そこの展望台からアサバスカ氷河を中心にしたコロンビア氷原を展望。
(展望所からのコロンビア氷腹)
 記念写真は、正面のアサバスカ氷河の外に、後ろ側にあったこの辺りでは珍しい雪のない風景をバックの写真も撮った。
(展望所からアサバスカ氷河)
(氷河のない記念写真)
 展望を楽しみビジターセンターでカレーライスや焼きそばの昼食を頂いてから、アイスフィールドパークウエイをバンフに向かって引き返した。途中、左右の窓に次々と色々な形の雪山が見えてきて飽きることがなかった。
(カナデイアンロッキードライブ)
 ベイト―レイクを過ぎたところのボウレイクに立ち寄った。ボウレイクの水源は氷河で、氷河が解けた水が流れ込んでいるにで、氷河が削り出した細かい粒子が含まれているので、日が当たるとトルコ石の青色を反射させるとのことだが、この日はお日様は射してくれていなかった。それでも綺麗な湖で、写真が何枚も残っている。
(ボウレイク:バックにボウ氷河)
 ボウ湖のすぐ近くにクロウフット氷河が見えていた。カラスの足のように三本足に見えるからだという。
(クロウフット氷河)
 カナデイアンロッキーの美しい景色を存分に堪能してホテルに戻り、夕食時にはみんなでカンパーイ!
 窓の外には大きな虹が現れて祝ってくれた。

(バンフスプリングスホテルで乾杯)
(大きな虹)

5.ヘリ観光・ボウ滝・サルファー山1993/06/9(水)
    自由行動:バンフトホテル=(マウンテンバイク)=サプライズドポイント=バンフホテル10:30=11:00ヘリ乗り場=山(高山植物)=ヘリ乗り場=バンフホテル=(マウンテンバイク)=バンフ(夕食)=ポー滝=バンフホテル(皇太子雅子様結婚式ニュース)
 バンフ3日目は自由行動だった。乗馬、ゴルフ、ヘリコプター搭乗、マウンテンバイクなどから自由に選んで一日中勝手に遊べる。我家は先ずマウンテンバイクを借りて、ボウ川沿いのサプライズコーナービューポイントまで走って、バンフ一の格式高い高級ホテルをバックの記念写真を撮り、移動途中には乗馬を楽しんでいる仲間の写真を撮り、
(サプライズコーナービューポイントからスプリングスホテル)
(乗馬する仲間も)
 カスケード公園まで移動して、バンフの街越しにカスケード山をバックの記念写真も撮った。
(カスケード公園からカスケード山をバックに)
 一旦ホテルに戻って、車でヘリコプター乗り場まで送ってもらい、今度はヘリコプターに乗せてもらう。
 「緊張したけど怖くはなくて、景色を楽しむことができた。」と和子談。
(ヘリコプターに乗ってお花畑へ)
(お花畑の山)
 10分ほどで山頂に着き、カナダ在住の日本人ガイドさんの説明で、高山動植物や岩石を見て楽しみ勉強した。昼食の弁当もここで広げた。

(ヘリコプター山頂)
(高山植物・鉱石の観察会)
 ヘリコプターを終わってホテルに戻り、次は人気の高い目の前のサルファー山に登ってみることにして、またマウンテンバイクに乗ってロープウエー乗り場までの急坂をペダルをこいだ。山頂まではロープウエーに乗った。
(マウンテンバイクでロープウエー乗場まで)
(バンフロープウエー)
 あいにくのお天気で、360度のカナデイアンロッキー展望とはいかなかったが、カスケード山とバンフの街を望むことができた。
(サルファー山山頂から)
 ロープウエー乗り場に戻ってからは下り坂なので、街まで一気に帰り着いて日本食食堂で夕食、ボウ滝に立ち寄って一登り、スプリングホテルも綺麗だった。
(ボウフォールズ)
(ボウフォールズからスプリングスホテル)
 今日は過密行動、くたくたでシャワーを浴びてテレビを付けると、皇太子様と雅子姫との結婚のニュースが流れ、十二単で賢所に入られるシーンを見たらしい。

6.バンフ発バンクーバ:エリザベスガーデン・スタンレー公園1993/06/10(木)
    バンフホテル9:15=11:00カルガリ―空港=(ロッキー山脈)=12:50バンクーバ空港=14:00昼食=バンクーバ観光(スタンレー公園)=18:00バンクーバホテル=20:00グランビルアイランド(ロブスタ夕食)----22:10バンクーバホテル
 この日はバンクーバに移動して観光する予定、日本食の朝食をとっていると、テレビニュースで皇太子夫妻のパレードが写っていた。
 9時過ぎにバンフのホテルを出て11時にカルガリーに到着、12時過ぎにカルガリー空港を出てロッキー山脈を越えて13時前にバンクーバ空港に着いた。中華料理の昼食を頂いてからバンフ観光。
 カナダで最初の市立植物園と言われるクイーンエリザベスガーデン、1940年にバンクーバーを訪れたイギリスのエリザベス王妃を記念して名付けられた。バンクーバの街中に作られきれいに手入れされた庭園で、芝生と木々の合間に色とりどりの花が美しく、巧みに作られた小川には石の橋もかかり、小さな滝も作られていた。
(クイーンエリザベスガーデン)
 公園は小高いところに作られていて、ダウンタウンや海の眺めもよかった。
(クイーンエリザベスガーデンからバンクーバの街)
 バンクーバ港のウオータフロント駅のすぐ前に、バンクーバー発祥の地として知られる石畳のレトロな感じのガスタウンが広がり、そのシンボルである蒸気時計が立っていた。蒸気時計は蒸気を動力として動く珍しい時計で、15分おきに蒸気で笛が鳴る。この蒸気時計のレトロな雰囲気には、レンガ造りの建物やアンチークな街灯がうまく調和していた。
 バンクーバ港の入口にある島のようなスタンレーパークに入ると自然林の広い公園だったが、公園中には遊歩道が整備されており、中でもインデイアン部族のトーテムポールの立ち並ぶ広場が気に入った。
(ガスタウンのスチームクロック)
(スタンレーパークのトーテムポール)
 スタンレーパークにはプロスペクトポイントと言う展望台があり、「VANCOUVER PIONEERS AREA 1993」の文字を植えこんだ花壇があった。
 ここからは、ノースバンクーバーのグラウスマウンテンなどの山々が見え、その手前にヴァンクーバ港入口を跨いでノースバンクーバに繋がるライオンズゲートブリッジが見えていた。
(プロスペクトポイント)
(ライオンズブリッジ)
 ライオンズブリッジの左には、バラ―ド海峡の向こうにウエスとバンクーバの街並みとサイプレスマウンテンが見えていた。
(プロスペクトポイントからウエストバンクーバ)
 一旦ホテルに帰って一休み、夕食はバスでバンクーバー港の一つ南の入江にあるグランビルアイランドに行き、シーフード専門店に入ってロブスターなど美味しいカナダ料理を頂いた。
(グランビルアイランド)
 食後はバンクーバの夜景を見ながらゆっくり歩いてホテルに帰った。

7.ブッチャードガーデン・コロンビア州議事堂1993/06/11(金)
    バンクーバホテル7:15=8:30(舟渡)9:00=10:30バンクーバ島ブッチャードガーデン=コロンビア州議事堂=(舟渡)=バンクーバホテル
 今日はバンクーバ島南端、バンクーバ市の南西にある、ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアのブッチャードガーデンの一日観光。バンク―バーの港から観光船に乗ると、小さな島々の間を縫って向かいのバンクーバ島に向かった。海上からの景色も楽しませてもらいながら、ビクトリア市のシドニー港に入るとバスが待っていて、すぐにブッチャードガーデンに向かった。
(観光船に乗って)
 ブッチャードガーデンは花の街ビクトリアを代表する観光地で、四季折々に綺麗な花や庭園が見られる広い公園で、サンクンガーデン、ローズガーデン、イタリアンガーデン、日本庭園、地中海の庭と大きく5つに分けられるとのこと。
 公園入口には円い大きな花の展示窓が付いたブッチャードガーデンの標識があって、ここからすでに赤い花が咲いていた。
 ローズガーデンには今を盛りと、色とりどりの花が咲いていて綺麗だった。
(ブッチャードガーデン入口)
(ローズガーデン)
 ローズガーデンからジャパニーズガーデン、イタリアンガーデンと見て回り、
(ローズガーデンからジャパニーズガーデン)
(ジャパニーズガーデン)
(ジャパニーズガーデン)
イタリアンガーデン)
 サンクンガーデンに入って奥まで歩くと、綺麗な形で大きく吹き上げるロスファウンテンがあった。NETでは「この噴水は、ブッチャート夫妻の孫イアン・ロス氏が開園60周年記念に建設したもので、21mの高さにまで吹き上げます。」とのこと。
(見事な噴水:サンクン・ガーデンの奥まった所にあるのが、ロス・ファウンテン。)
 ブッチャードガーデンを出て、バンクーバ島の南端にある美しいビーコンヒルパークにあるマイル0標識に案内された。ここは、太平洋岸のカナダ横断高速道路の象徴的な出発点の1つです。
 ビクトリアの街中には観光バスならぬ、観光馬車も通っていた。
(マイル0標識)
(観光馬車)
 ビーコンヒルパークの少し北にブリテイッシュコロンビア州議事堂(Legislative Assembly of British Columbia )があった。ここは現役の議事堂だが、物々しさはなく、内部の見学も自由。議会が開かれるのは月1回あるかないかで、NETには
     1897年、ビクトリア女王陛下の即位60周年に作られました。左の窓に書かれている1837という数字は、ビクトリア女王18歳の際、即位した年。右の窓に書かれている1897は、即位60周年の年です。1898年に完成したブリティッシュコロンビア州議事堂。弱冠25歳の若手建築家フランシス・ラッテンベリー Francis Rattenbury の設計が建築コンペで選ばれました。当初の建築予算60万ドルを40万ドル以上も超過したため、当時は税金の浪費と批判されました。現在はビクトリアを代表する建築物として愛されています。無料の英語ツアーに参加すれば、内部も見学することができます。入場には空港のような手荷物検査があり、パスポートや運転免許証など写真付きの身分証明書が必要です。
 議事堂の中にはエリザベス2世の実物大の座像があり、隣の席が空いていたが恐れ多くて隣に座っての記念写真は差し控えた。禁止事項だったかも。
(コロンビア州議事堂)
(エリザベス2世と並んで)
 ドームの丸天井の上には美しいステンドグラスが見られた。
 物々しい感じの色彩の議長席や議員席も解放されていて、上の視聴者用の2階席や天井は、上から吊るされた円いランプでやわらかい雰囲気になっていた。
(ドーム)
(議会本会議場)

8.シーバス・スカイトレイン・帰国1993/06/12(土)
    バンクーバホテル----シーバス往復----スカイトレイン往復----バンクーバホテル=バンクーバ空港=06/13成田着=自宅
 最終日は、ウオータフロント駅から市民の足であるシーバスとスカイレインに往復乗車して、バンクーバの市街を海からと陸からと眺めて、カナダ最後の思い出にした。
     シーバスは、ダウンタウンのWaterfront 駅とノース・バンクーバーのLonsdale Quay駅を結ぶフェリーです。所要時間は約12分。最大400人乗船できる大型船で、通勤・通学でバンクーバー市民の足として利用されています。シーバスは2つの駅を往復するだけなので、駅はWaterfront 駅とLonsdale Quay駅のみになります。
    運行時間は朝6時過ぎから午前1時前までで、ピーク時は15分間隔、それ以外は30分間隔になります。日曜・祝日は終日30分間隔です。運賃は2ゾーン分が適用されます。
    ノース・バンクーバーには、バンクーバー五輪の会場になったことで有名なグラウス・マウンテンなど自然溢れる見所が沢山ありますが、実はこのシーバスも観光スポットとして密かな人気を集めています。晴れた日は、フェリーから眺めるダウンタウンのビル群やノース・バンクーバーの山の景色を楽しむことができます。夜の夜景鑑賞にもおすすめです。
    (ウオーターフロント:シーバス乗り場)
    (シーバスに乗ってバンクーバのダウンタウン)
     スカイトレインは無人運転の電車で、ダウンタウンの Waterfront 駅を起点に「エキスポライン」「ミレニアムライン」、市内と空港を結ぶ「カナダライン」の3路線が運行されています。路線や時間帯によって多少異なりますが、電車の間隔はおおよそ2?4分ごと。始発は朝4時台、終電は午前1時台となっています。
    観光にはもちろん、ショッピングモールなど郊外へ行く際に便利な移動手段です。バンクーバー国際空港からダウンタウンに移動する場合は、終点のWaterfront 駅まで約25分、運賃は2ゾーン分(現金で4.20ドル)なので、早くて格安な手段としておすすめです。
    乗り方は日本の電車と同じです。駅の券売機で購入した1回用のチケットかコンパスカードを改札口のカードリーダーにかざしてゲートを通過します。目的地に到着後、改札を出る際はしっかりとタッチしないと1番高い運賃(3ゾーン分)が引かれる可能性があります。
(スカイトレイン)
(ガスタンク)
 シートレイン、スカイトレインが終わって、三日間お世話になったフェアーモントホテルに戻ってサヨナラして、バンクーバ空港に向かった。


(フェアーモントホテルバンクーバ)
(バンクーバ空港)
 バンクーバ空港で出国手続きをして飛行機に乗り、無事成田空港に着いたのは、日付け変更線を通過して6月13日(日)なっていた。入国手続きをしてツアーの皆さんとも別れて、マイカーを預けた駐車場に電話して迎えに来てもらい、マイカーを運転して無事我が家に帰りついた。いい銀婚式記念になりました。
 和子の日記に書いてあった旅行中のメモを頼りに、たくさんの写真を取捨選択している間にすっかり日数がかかって、前報とずいぶんと間が空いてしまいました。


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