H11.カナダナイアガラ観光ツアー この年は銀婚式の年、30年勤続で一週間の褒賞休暇を貰ったのでその記念に、東部のナイアガラから西部のバンクーバーまでカナダを横断するカナダナイアガラツアーに参加してきた。最初はカナダ東南部のナイアガラに2泊して、ナイアガラ滝をアメリカ側とカナダ側からゆっくりと見物。次は、カナデイアンロッキー山中のバンフに3泊して、レイクルイーズ、ボー湖、コロンビア氷原、マウンテンバイクやヘリコプター搭乗体験など。最後にカナダ西南端のバンクーバに2泊して、スタンレー公園やブッチャードガーデンを歩いてきた。 6/5(土)自宅=(マイカー)成田=バンクーバ空港=トロント空港=ナイアガラホテル
6/6(日)ナイアガラホテル=ナイアガラアメリカ滝=乙女号=スカイロンタワー=南ナイアガラ=渦=花時計=オンタリオ湖=ナイアガラホテル----アメリカ滝----橋の上----カナダ滝----ナイアガラホテル 6/7(月)ナイアガラホテル=トロント空港=カルガリー空港=レイクルイーズ=バンフホテル 6/8(火)バンフホテル=ベイト―レイク=コロンビア氷原=ボウレイク=バンフホテル 6/9(水){自由行動}バンフホテル=(マウンテンバイク)=サプライズドポイント=バンフホテル=ヘリ乗り場=山(高山植物)=バンフ(夕食)=ポー滝=バンフホテル 6/10(木)バンフホテル=カルガリ―空港=(ロッキー山脈)=バンクーバ空港=バンクーバ観光(スタンレー公園)=バンクーバホテル=グランビルアイランド----バンクーバホテル 6/11(金)バンクーバホテル=(舟)=バンクーバ島ブッチャードガーデン=コロンビア州議事堂=(舟)=バンクーバホテル 6/12(土)バンクーバホテル----シーバス往復----スカイトレイン往復----バンクーバホテル=バンクーバ空港= 6/13(日)=成田着=自宅
1.出国ナイアガラ1993/06/05(土) 自宅11:00=14:30成田17:52=(日付変更線)=10:10バンクーバ空港12:10=(時差3hr)19:30トロント空港=21:30ナイアガラホテル
マイカーで自宅を昼前に出発し、国道沿いのレストランで昼食をとって、成田のパーキングに車を預けて空港まで送ってもらう。託送荷物を預け出国手続きをして夕刻離陸、日付変更線のお陰でその日の午前中にカナダのバンクーバー空港に到着したが、入国手続きをして国内便に乗換えてトロント空港に着いたのは時差が3時間あって夕刻になり、託送荷物のトラブルがあって専用バスでナイアガラのホテルに着いたのは夜になっていた。 2.ナイアガラ滝1993/06/06(日) ナイアガラホテル9:00=二階建てバス=ナイアガラアンリカ滝=乙女号=11:30スカイロンタワーレストラン=13:15南ナイアガラ=渦=花時計=オンタリオ湖=お土産屋=ナイアガラホテル----レインボーブリッジ----ゴート島----レーンボーブリッジ20:30(まだ明るい)----水車小屋(夕食)----ナイアガラホテル
朝起きるとホテルからアメリカ滝とカナダ滝が見えていて感激、屋上に上がって写真を撮ると、二つの滝が一枚の写真に入ってこれまた嬉しい。
バス駐車場から脇の游歩道から、ナイアガラ滝を入れて記念写真。
「テーブルロック・ウェルカムセンター」内からエレベーターに乗って下ってトンネルを進むと、50m下の展望台に出た。そこからは、50m上から真っ直ぐに落ちてくる滝を真横から見上げることができた。水煙も吹き付けてきて、バスの中で支給されたポンチョをバタバタと暴れさせる。これぞ、ナイアガラの滝! ここから滝裏に入り込んで、迫力ある滝を裏側から見ることもできたようだが、写真は残っていない。
NETで調べてみると、水源は五大湖のひとつエリー湖、ここから四国ほどの面積を持つこれまた五大湖のひとつオンタリオ湖へと流れるのがナイアガラ川、オンタリオ湖からは大西洋へと流れ出ている。このナイアガラ川の中心にカナダとアメリカの国境線が引かれている。 そのナイアガラ川の途中、川がU字に曲がる角に出来たのがナイアガラの滝、曲がり角の少し上流に分岐ができてその下流にも滝ができた。主流の流れの多い方がカナダ滝、分岐の滝がアメリカ滝です。分岐流で切り離された陸地がゴート島と呼ばれている。
このスカイロンタワーから撮ったこのナイアガラ滝の風景を、もっときれいに撮った写真がないかなとNETで探してみたら、下の写真が見つかった。手前に遊歩道が通る陸地が写っていて、川がU 字に曲がっているのが良くわかる。U字の外側がカナダ領、内側がゴート島を含めてアメリカ領になっている。 U 字の流れでは物理的に外側の流れが強くなるので、カナダ滝に多くの水が流れ込んでアメリカ滝が淋しくなる。これを平均化するために、ゴート島の少し上流に、ナイアガラ川のカナダ側に川幅半分を占める堰が造られて、カナダ側の流れを制限しているのが、これらの写真でも見ることができる。 写真の左端にナイアガラ川を跨ぐレインボーブリッジという橋の一部が写っている。この橋の真ん中にカナダとアメリカの国境標識がある。
そのまた下流には、対岸に水力発電所のダムがあり、手前側の岸辺にも同じようなダムがあり、手前のパークウエー沿いに「ロバート モーゼス ナイアガラ パワープラント」の門柱が建つ巨大な建物が建っていた。
もっと下ったところに小さな教会が立っていて、標識には「リビングウオーターズ・ウエイサイドチャペル」となっていた。中の席は9人で満席で、世界一小さい教会だとして有名らしい。
ホテルでアメリカ入国カードを記入してレインボーブリッジまで歩き、出国手続きをして渡橋料を払ってから橋に入った。橋の中ほどに「左ユナイテッドステート・右カナダ:国際境界線」の標識が立っていた。 国境の脇の橋の上からも二つの滝が格好良く見えていた。
3.レイクルイーズ1993/06/07(月) ナイアガラ滝ホテル9:30=11:00トロント空港12:45=(時差2hr)14:45カルガリー空港15:30=18:00レイクルイーズ=バンフホテル
(バンフに泊まって観光したカナデイアンロッキーの名所の地図を添付します。)
ナイアガラのホテルからバスでトロント空港に移動して、飛行機でカルガリー空港まで移動して、高速道トランスカナダハイウエーを走った。初めは湖の間を縫うような道だったが、バンフを辺りからは両側にキャッスルマウンテンに代表されるような岩山を見て走るカナデイアンロッキーらしい雰囲気の道になった。
レイクルイーズの湖畔に着くと、湖の入口に観光写真でよく見るレイクルイーズシャトーの看板が立っていた。
4.ベイトーレイク・コロンビア氷原・ボウ湖1993/06/08(火) バンフホテル9:00=ベイト―レイク=コロンビア氷原=ボウレイク=バンフホテル
4日目朝は少し雨模様だったが、バンフのホテルを出てトランスカナダハイウエーを西走、レイクルイーズICの先でトランスカナダハイウエーが南に曲がるところでアイスフィールドパークウエーに入った辺りまでは周りの山は雲の中だったが、そのまま40km西走下あたりで山が見え始め、ぺイトー湖の展望台に上がってみた。今日は曇り、靄に包まれて色もはっきりしない。少しブルーがかって見えるが--- ぺイト―湖は季節によって湖面に色が変化する湖として有名とのこと。春はコバルトブルー、夏は青色、秋はエメラルドグリーン、冬は白:水面が凍って雪が積もって白くなる。
窓の外には大きな虹が現れて祝ってくれた。
5.ヘリ観光・ボウ滝・サルファー山1993/06/9(水) 自由行動:バンフトホテル=(マウンテンバイク)=サプライズドポイント=バンフホテル10:30=11:00ヘリ乗り場=山(高山植物)=ヘリ乗り場=バンフホテル=(マウンテンバイク)=バンフ(夕食)=ポー滝=バンフホテル(皇太子雅子様結婚式ニュース)
バンフ3日目は自由行動だった。乗馬、ゴルフ、ヘリコプター搭乗、マウンテンバイクなどから自由に選んで一日中勝手に遊べる。我家は先ずマウンテンバイクを借りて、ボウ川沿いのサプライズコーナービューポイントまで走って、バンフ一の格式高い高級ホテルをバックの記念写真を撮り、移動途中には乗馬を楽しんでいる仲間の写真を撮り、
「緊張したけど怖くはなくて、景色を楽しむことができた。」と和子談。
6.バンフ発バンクーバ:エリザベスガーデン・スタンレー公園1993/06/10(木) バンフホテル9:15=11:00カルガリ―空港=(ロッキー山脈)=12:50バンクーバ空港=14:00昼食=バンクーバ観光(スタンレー公園)=18:00バンクーバホテル=20:00グランビルアイランド(ロブスタ夕食)----22:10バンクーバホテル
この日はバンクーバに移動して観光する予定、日本食の朝食をとっていると、テレビニュースで皇太子夫妻のパレードが写っていた。 9時過ぎにバンフのホテルを出て11時にカルガリーに到着、12時過ぎにカルガリー空港を出てロッキー山脈を越えて13時前にバンクーバ空港に着いた。中華料理の昼食を頂いてからバンフ観光。 カナダで最初の市立植物園と言われるクイーンエリザベスガーデン、1940年にバンクーバーを訪れたイギリスのエリザベス王妃を記念して名付けられた。バンクーバの街中に作られきれいに手入れされた庭園で、芝生と木々の合間に色とりどりの花が美しく、巧みに作られた小川には石の橋もかかり、小さな滝も作られていた。
バンクーバ港の入口にある島のようなスタンレーパークに入ると自然林の広い公園だったが、公園中には遊歩道が整備されており、中でもインデイアン部族のトーテムポールの立ち並ぶ広場が気に入った。
ここからは、ノースバンクーバーのグラウスマウンテンなどの山々が見え、その手前にヴァンクーバ港入口を跨いでノースバンクーバに繋がるライオンズゲートブリッジが見えていた。
7.ブッチャードガーデン・コロンビア州議事堂1993/06/11(金) バンクーバホテル7:15=8:30(舟渡)9:00=10:30バンクーバ島ブッチャードガーデン=コロンビア州議事堂=(舟渡)=バンクーバホテル
今日はバンクーバ島南端、バンクーバ市の南西にある、ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアのブッチャードガーデンの一日観光。バンク―バーの港から観光船に乗ると、小さな島々の間を縫って向かいのバンクーバ島に向かった。海上からの景色も楽しませてもらいながら、ビクトリア市のシドニー港に入るとバスが待っていて、すぐにブッチャードガーデンに向かった。
公園入口には円い大きな花の展示窓が付いたブッチャードガーデンの標識があって、ここからすでに赤い花が咲いていた。 ローズガーデンには今を盛りと、色とりどりの花が咲いていて綺麗だった。
ビクトリアの街中には観光バスならぬ、観光馬車も通っていた。
1897年、ビクトリア女王陛下の即位60周年に作られました。左の窓に書かれている1837という数字は、ビクトリア女王18歳の際、即位した年。右の窓に書かれている1897は、即位60周年の年です。1898年に完成したブリティッシュコロンビア州議事堂。弱冠25歳の若手建築家フランシス・ラッテンベリー Francis Rattenbury の設計が建築コンペで選ばれました。当初の建築予算60万ドルを40万ドル以上も超過したため、当時は税金の浪費と批判されました。現在はビクトリアを代表する建築物として愛されています。無料の英語ツアーに参加すれば、内部も見学することができます。入場には空港のような手荷物検査があり、パスポートや運転免許証など写真付きの身分証明書が必要です。
議事堂の中にはエリザベス2世の実物大の座像があり、隣の席が空いていたが恐れ多くて隣に座っての記念写真は差し控えた。禁止事項だったかも。
物々しい感じの色彩の議長席や議員席も解放されていて、上の視聴者用の2階席や天井は、上から吊るされた円いランプでやわらかい雰囲気になっていた。
8.シーバス・スカイトレイン・帰国1993/06/12(土) バンクーバホテル----シーバス往復----スカイトレイン往復----バンクーバホテル=バンクーバ空港=06/13成田着=自宅
最終日は、ウオータフロント駅から市民の足であるシーバスとスカイレインに往復乗車して、バンクーバの市街を海からと陸からと眺めて、カナダ最後の思い出にした。 シーバスは、ダウンタウンのWaterfront 駅とノース・バンクーバーのLonsdale Quay駅を結ぶフェリーです。所要時間は約12分。最大400人乗船できる大型船で、通勤・通学でバンクーバー市民の足として利用されています。シーバスは2つの駅を往復するだけなので、駅はWaterfront 駅とLonsdale Quay駅のみになります。
運行時間は朝6時過ぎから午前1時前までで、ピーク時は15分間隔、それ以外は30分間隔になります。日曜・祝日は終日30分間隔です。運賃は2ゾーン分が適用されます。 ノース・バンクーバーには、バンクーバー五輪の会場になったことで有名なグラウス・マウンテンなど自然溢れる見所が沢山ありますが、実はこのシーバスも観光スポットとして密かな人気を集めています。晴れた日は、フェリーから眺めるダウンタウンのビル群やノース・バンクーバーの山の景色を楽しむことができます。夜の夜景鑑賞にもおすすめです。
観光にはもちろん、ショッピングモールなど郊外へ行く際に便利な移動手段です。バンクーバー国際空港からダウンタウンに移動する場合は、終点のWaterfront 駅まで約25分、運賃は2ゾーン分(現金で4.20ドル)なので、早くて格安な手段としておすすめです。 乗り方は日本の電車と同じです。駅の券売機で購入した1回用のチケットかコンパスカードを改札口のカードリーダーにかざしてゲートを通過します。目的地に到着後、改札を出る際はしっかりとタッチしないと1番高い運賃(3ゾーン分)が引かれる可能性があります。
和子の日記に書いてあった旅行中のメモを頼りに、たくさんの写真を取捨選択している間にすっかり日数がかかって、前報とずいぶんと間が空いてしまいました。 |