H35.ベネズエラ出張(1)他

 このシリーズの目的は、海外出張の記録を使って昔の外国事情を紹介することだったが、アルバムをめくって見ていると、山行記を書き始めた2000年以前にも紹介したい写真が次々と出てきて、海外出張記録の間に国内旅行の写真も紹介することにしました。今回は、1.中国電力俣野川発電所、2.羽鳥湖、3.花園神社を追加し、4.にベネズエラ出張(1)を書きました。

1. 中国電力俣野川発電所 1995/10/11〜13
 俣野川揚水発電所は鳥取県の大山隠岐国立公園の裏にあり、猿飛湖を上ダムにする最高落差529m、309MWの超高落差、大容量の揚水発電所です。商用運転を始める前の確認試験実施のために往復含めて3日間の出張をしたが、試験は夜実施したので昼間はゆとりがあったようで、現地責任者や営業の人と近くの観光地を渡り歩いた写真が色々残っていた。
 現地指導員と「大山隠岐国立公園・蒜山国民休暇村・蒜山高原キャンプ場入口」標識前での記念写真。
(蒜山高原キャンプ場入口)
 日本百名山・標高1729mの大山はもう雪山模様。
(大山隠岐国立公園)
 大山環状道路を表側(日本海側)に回って、大山町の御幸参道奥の石段を登ったところに大山寺の本堂があり、大勢の生徒がお参りしていた。修学旅行だったのかも。
 下には観音堂が見えていたが、記念写真には屋根だけしか写っていない。

(大山寺本堂)
(下に観音堂)
 石段の途中には「別格本山 角磐山 大山寺」と刻された古びて立派な石碑が立っていた。
 米子市の海辺にある皆生温泉での記念写真も残っている。短時間で随分と走り回ったものだ。

(別格本山角磐山大山寺)
(皆生温泉)

2. 羽鳥湖 1995/10/15
 お天気のいい日曜日、久しぶりに二人でロングドライブをしてみることにした。
 日立南IC=常磐道=いわきJCT=磐越道=三春PA=磐越道=郡山JCT=東北道=須賀川ICと高速を走って、一般道R118に下りて天栄村に入ると、丁度進行中の福島国体の競技場があった。マスコットキャラクタのキビタンが乗っている四方形の花壇に「歓迎 ふくしま国体」「森と湖とい出湯の里天栄」の垂れ幕。
 天栄競技場のテニスコートでは熱戦が繰り広げられていた。
(福島国体:天栄競技場)
(テニス競技場)
 R118を走って羽鳥湖展望台に立ち寄り、
(羽鳥湖畔の緑:羽鳥湖展望台)
 そのままR118を走っていくと今度は羽鳥ダム。堰堤の上からの羽鳥湖の眺めがなかなか良い。天栄村のHPによれば、羽鳥湖はこのダムで造られた人造湖だとのこと。NETには
     周囲16km、最大水深31.2m、総貯水量2700万立方メートルの人口湖。水不足に悩む矢吹ヶ原一帯のかんがい用及び発電用として、昭和31年に完成。
     鶴沼川をせき止め、約15年の歳月をかけて作られました。以来、村を代表する豊かな自然のシンボルとして親しまれています。「羽鳥湖」の名前の由来は、ダムを造るにあたってダムの底に沈んだ羽鳥集落からつけられています。
     現在では、サイクリングロードやキャンプ場など周辺に観光施設が整備されリゾートエリアとしても注目されています。
(羽鳥ダム)
 R118から分かれて湖畔の道を景色を眺めながら南下した。
(羽鳥湖)
(羽鳥湖)
 羽鳥湖湖畔を南下して、羽鳥湖を過ぎてすぐのところがエンゼルフォレスト那須白河で、その中の公園に立派な「レジーナの森」の表示板があった。
     エンゼルフォレスト那須白河は、ありのままの大自然を活かした広大な敷地の中に「コテージ」をはじめとする愛犬と一緒に楽しめる多彩な施設が点在する複合リゾート施設です。
     愛犬と一緒に旅をしたり大自然の中で楽しむことで、愛犬との信頼関係を深め、愛犬ともっともっと仲良くなれるリゾートを目指しています。
(レジーナの森(エンジェルフォレスト))
 白河から棚倉まで東走して、R349で矢祭-大子-里美-常陸太田と南下して、R293で日立の我が家に帰ってきた。330kmのロングドライブでした。

3. 花園神社 1995/11/05 
 この日は日曜出勤、それでも仕事の都合をつけて途中抜け出し、和子の車に拾われて北茨城市の山奥、花園神社に向かう。山道途中の「童謡の森ふれあいパーク」にあるガラス工房・シリカ館に入って見学した。
(シリカ館入場券)
(ガラス工房シリカ館)
 その先の腰越峠から、磯原の町や太平洋の眺めを楽しみながら一休み。
 すぐ先に花園川を堰き止めた水沼ダム湖もいい眺めだった。
(腰越峠)
(水沼ダム)
 花園川沿いの県道を走って行って、花園キャンプ場のところからの支流沿いの枝道に入って花園神社の駐車場に車を停めて、神社にお参りし、花園渓谷の紅葉を堪能した。
 この後、中里、入四間経由で日立工場に戻り、午後からの仕事に戻った。紅葉を見たくての脱出劇でした。

(花園神社)
(花園渓谷)

4. ベネズエラ・マカグア発電所 1995/12/09〜17
 ベネズエラ出張の話が今回の報告の最後になりました。マカグア発電所は出力21万6千kWの水車12台を備えた巨大な発電所で、設備については、このマカグア発電所がまだ建設途上だった3年前・1992年、ベネズエラに出張した時の報告(G123.ベネズエラ出張・トルコ出張)に詳しく報告しています。
 今回のベネズエラ出張はSさんと二人、飛行便はロスアンゼルス経由便。ホテル屋上からの夕方と早朝のロスアンゲルス市街展望を楽しむことができた。
(午後のロスアンゼルス)
(朝のロスアンゼルス)
 マカグア発電所の入口に発電所の案内所があり、看板の下で案内者と記念写真。看板に何と書いてあったのか?
(マカグア発電所入口)
 展示室には、ボーキサイトの大きな鉱石が展示されていた。ダム建設時に掘り出されたものだろう。
 この発電所の立体模型もおいてあった。見学者説明用で、日本人的着想の断面模型と思われ、多分日立がサービスで提供したものではないか。
(ボーキサイト)
(発電所解説用模型)
 出来上がった発電所建屋を横から撮った写真がある。高い展望所から撮った写真では、後ろにダムの壁も見え、この中に入口鉄管が埋まっている。
(発電所建屋)
(発電所と上ダム)
 三年前の出張時の写真では水車の据付中だったが、今回の写真では建屋上部の発電機の据付がほとんど終わっている。直径20m以上もある発電機カバーが12台も並んだ光景は壮観。
(発電所内部・)
 出張出発の前に完成した、マカグア発電所納め最後のランナーが工場で完成した時の記念写真です。ここの水車の巨大さをアピールするために付けました。
(マカグア発電所の中で回る巨大なランナ:1995年)
 ランナの下に入って、観察記録をとっているSさんの姿です。これも水車の大きさを実感してもらうために付けました。
(ランナ出口)
 マカグア発電所のために、カロニ川を堰き止めてできた人造湖・マカグア湖です。広大で静かな湖です。
(上ダム:マカグア湖)
 下流側ダムはもともとあったカロニ川です。静かな上ダムに比べて、すでに運転に入っている水車が吐き出す水の勢いで水面は大荒れ、水煙が巻い上がっています。
(下ダム:カロニ川)
 カロニ川は深い谷間を流れる川ではなくて、凹凸の少ない土地だったので、マカグアダムの建設で近くの低地を縫って何筋もの川ができた。下流のオリノコ川まで、マカグアダムと同じ落差があるので急流になり、段差のあるところには滝ができた。その代表がラリョビズナの滝で、滝幅が物凄く広く、あちこちに岩がむき出しになり自然美溢れる滝になっていた。世には余り知られていない滝だが、結構見ごたえのある滝だった。
(ラリョビズナの滝@)
(ラリョビズナの滝A)
 帰りはシカゴ経由、シアーズタワーの上からシカゴのビル街を上から見下ろすことができた。
(観光旅行組)
(シアーズタワーからの展望)
 夜には街に出て、ライトアップされた並木など美しい夜景を楽しむこともできた。
(シカゴの夜景)
  

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