H42.那賀のカタクリと辰の口のサクラ堤
1.動 機 
 茨城県にもコロナが入ってきて「不要不急の外出は控てください。」の声が聞こえてきたが、家の中で顔を突き合わせていてもしようがない。7年前に見に行った那賀のカタクリ(A43.那賀のカタクリ)を思い出し、「今日行かないと終わりになりそう」と口実を付けて、14時過ぎになってから出かけることにした。那賀に着いてマスクをかけて山に入ると、カタクリの花が一面に咲き誇っているのを目にして大満足だった。今は閉鎖された雰囲気で人っこ一人姿なく、三密は論外だった。帰りに立ち寄った辰の口のサクラ堤にも観光客は少なく三密にはならず、満開の花を咲き誇っている140本のサクラ並木をゆっくりと眺めることができた。

2.データ
a)山域:常陸大宮市那賀町、常陸太田市辰の口
b)登山日:2020/04/04(土)

3.山行記録
 車のナビに従って国道293を走って常陸大宮の街中に入り、県道12に乗換えて那賀集落に向かうと、運転する和子の記憶にある山裾に着いた。
 山裾の前の畑で農作業中のカタクリ山の地主さんに確認すると、「その山のカタクリの花はまだ咲いているよ。でも、今は見に来る人はいないから、足を滑らさないよう気を付けてな。」とご注意があった。空き地に車を停めさせてもらって、わき道から山を見あげると、崖の上にカタクリの花がいっぱい咲いているのが見えていた。崖の上まで攀じ登ってみようかと思ったが、手前の小川を渡る唯一の手段である丸太橋が老朽化していて通行止め。ロープが張られて山止めになっている県道側に回って、隙間を通って藪の中のかすかな踏み跡をたどって登っていくとカタクリ群生地にたどり着いた。
 笹や雑草が生えている間に、可愛い紫色のカタクリの花が一面にチラチラと咲いているのが見えてきた。
(一面にカタクリの花)
 カタクリを傷めないように踏み込んで、色々な角度からシャッタを押しまくった。和子はスマホに随分慣れてきたが、私は相変わらずカメラをぶら下げてパチリパチリ。
(スマホ便利だよね)
(カメラ派)
 藪の中にはボケの株が一本だけあって、真っ赤な花を付けていた。派手ではないが、紫の花ばかり見慣れている目には目立って可愛く見えた。
(スマホの作品)
(ボケもありました)
 カタクリの花の写真を3枚だけ紹介します。
(作品@)
(作品A)
(作品B)
 カタクリ山から下りると、駐車場所の隣にモモの花とナノハナが咲いているのが新鮮だった。
(モモの花)
(ナノハナ)
 那賀のカタクリを眺めて満足し、農作業継続中の地主さんにお礼を言って帰途につき、途中で久慈川の辰の口親水公園のサクラ並木に立ち寄ってみることにした。途中何か所もの交差点で曲がりながら走っていき、久慈川を渡る辰の口橋からサクラ堤を眺めると桜並木は満開に見えた。辰の口橋を渡って堤のサクラ並木を遠くに眺めながら走っていき、親水公園が近くなると車道沿いのサクラ並木も満開だった。
(辰ノ口親水公園へ)
 親水公園入口のふるさと館の駐車場にも空きがあって有難く駐車した。皆さん、外出を控えておられるようだ。ふるさと館前から広場に下りて久慈川の堰堤に上がると、そこはサクラ並木の始発点、どこまでも続く綺麗なサクラ並木を眺めながらいい気分。
(久慈川岸辺のサクラ堤)
 サクラ堤からのサクラ並木越しに、車道沿いのサクラ並木も綺麗に見えていた。。
(県道沿いのサクラ並木が見える)
 シャッタを押しながら歩いた。
(写真撮りながら)
(写真撮りながら)
 綺麗なサクラ並木を眺めながら歩くのは気持ちがいいが、どこまで歩いても終点の辰の口橋は見えてこない。
(辰の口橋が見えてこない)
 サクラ並木の中間あたりで並木の外側に出ていくと、サクラ並木が遊歩道側が白色のサクラ、外側が紅色のサクラと2列になっているのがよくわかった。
(サクラ並木は二列)
 外側の畑地まで下りてサクラ並木を見あげると、堤が外側に円弧を描いて曲がっているので、長い紅色のサクラ並木がこれから先まで美しい円弧を描いて続いているのを見ることができた。
(辰の口橋方向)
 来し方を見返すと、こちらもスタート地点までのサクラ並木が綺麗に見えていた。遊歩道から見るよりも長く見えていい眺めだった。
(親水公園方向)
 先がまだまだ長いことを実感させられて、辰の口橋まで歩くのは止めにして、もう少し歩いたところで引き返すことにした。
(途中で引き返す)
 サクラ並木を眺めながら復路を歩いていくと、遊歩道のナノハナの黄色とサクラの白色の組み合わせが綺麗に見えた。
(菜の花も綺麗)
 スタート地点近くまで引き返してくると、久慈川の辰の口堰が見えてきて、サクラ並木との組み合わせを見ながら何枚かシャッタを押した。
(辰の口堰)
 次はアルバムでの思い出話に戻り、1996年初めからの国内観光と、1996年年末のベネズエラ出張までの写真を紹介します。


inserted by FC2 system