H95.茨城の春の山と野の花

1.動 機 
 前報に予告しましたように、ここでは4月、5月の茨城の山歩きの山頂写真に花写真を付けて報告します。

2.データ
a)山域:御岩山、高鈴山、吾国山、筑波山、風神山、三鈷室山、竪破山、土岳、石尊山、篭岩
b)登山日:2000年4月〜5月

3.山行記録
4月9日(月) お岩神社
 花見でもしようと昼食後出発、書店の駐車場に車を停めて平和通りのサクラ見物。サクラ並木を眺めながら平和通りを往復。書店に入って「花の百名山」と「マイカーで行く山」の2冊を買い込んで、御岩山のイワウチワを見に行くことにした。
(平和通りのサクラ並木)
 本山トンネルの入り口に駐車して高鈴山コースを登り、途中から別れ岩を登って御岩山の頂上(492)まで登ったが、イワウチワは見つからなかった。
(御岩山岩壁際を登る)
(御岩山からの展望)
 岩の反対側を登り下りしたので、イワウチワが見つからなかったのだと気が付き、日を改めて再挑戦することにした。

4月11日(火) 御岩山・高鈴山
 二日後は平和通りをサクラ並木を車で通過して、神峰公園の頂上駐車場に車を入れて展望台から日立市街を展望した。写真は我家方向を撮ったもの。
 神峰公園も平和通りと並んで日立のサクラの名所。国道わきから山頂までサクラ並木が続いている。今がちょうど満開時期、素晴らしいサクラ見物を楽しむことができた。
(神峰公園展望台)
(神峰公園のサクラ)
 御岩山には、今度は本山トンネルを通過して御岩神社の駐車場に車を置いて神社にお参りし、山頂下の岩の反対側を登って行った。奥之院の岩に張り付いているイワウチワが沢山見えたがまだ固い蕾だった。
 犬を連れたおじさんに教えられて、少し登って十字路を右に進むと沢に出た。でもまだ蕾。出会った二人連れのご婦人が「この下には咲いてますよ」と言われて下ってみると、咲いていました!
(御岩神社奥の院)
(イワウチワ)
(イワウチワ)
 御岩山(492)で弁当を食べてから、高鈴山(623)へ往復した。
 途中には、花を鈴なりに咲かせたアセビの大木があった。
(高鈴山山頂)
(満開の馬酔木アセビ)
 御岩神社の駐車場に戻って、日立と反対方向西に向かい、中里町に出てからR349を常陸太田方向に向かうと、「玉簾の滝」への入口があった。わき道を入って行くと「玉簾の滝」があり、水戸の黄門さまが命名された滝だけあって、簾のように細い筋になって岩の上を流れ落ちる美しい滝だった。
高さが18メートル、幅が8メートルあり、岩肌の上を優美に流れ落ちる滝である。滝の命名は、水戸藩第2代藩主徳川光圀と言われており、滝を詠んだ詩に由来する。新緑の時期、紅葉の時期ともに見事な眺めである。
(玉簾の滝)
 R349に戻って常陸太田まで南下し、R293で東に曲がって日立に帰ってきた。

4月12日(水) 吾国山・筑波山
 今日は愛宕山と筑波山に登ることで出発。常陸太田、御前山、笠間からフルーツラインに入り道祖神峠から林道に入って洗心門駐車場へ。洗心門の狭き門が吾国山の登山口だった。
 狭き門を通って洗心館跡に入ると、その奥には吾国・愛宕ハイキングコースの案内図が立っていた。これを往復すると一日仕事、吾国山(518)にだけ登る。
岩間地区には愛宕山(標高 306m)から難台山(標高 553m)を経由して吾国山(標高 518m)までの縦走コースがあります。コースはアップダウンがあり健脚者向きです。途中には上郷地区に下りることのできる道路もありますので、ご自分に合ったコースをお楽しみ下さい。
(洗心館の狭き門)
(吾国・愛宕ハイキングコース)
 洗心館跡から吾国山はすぐだった。山頂の向こう側に少し下ったところにカタクリ園があった。
(吾国山山頂)
(カタクリ園)
 カタクリ園にはカタクリの花が見頃を迎えていた。
(吾国山のカタクリ)
 筑波高原キャンプ場で昼食をとって裏筑波コースを登って、最高峰女体山(877)と社のある男体山(871)に上がって下山したが、「キャンプ場にも登山コースや自然研究路にもカタクリが咲いていた」と和子の日記に書かれているが、アルバムには筑波山のカタクリの写真が一枚もない。残念至極。
(筑波山女体山)
(御岩山からの展望)
 帰りに筑西市の下館観音院に立ち寄って、名物のシダレザクラを鑑賞した。
(下館観音院のシダレザクラ)
 ピンクの可愛い花の写真も何の花?
(下館観音院の???)
 4月12日から次の5月4日風神山まで22日間写真なし!、我が家としては間が空きすぎている。4月15日から24日までスペイン10日間の旅に出ていて、ファイルが別冊になっていました。

5月4日(木) 風神山
 5月の連休中、我が家の裏山の風神山(242)に登った写真がある。午後3時ごろから登って、往復9700歩、我家のいいトレーニングコースになっている。
(風神山自然公園)

5月6日(土) 三鈷室山同期会
 同期会の山歩きグループで三鈷室山に山菜取り登山に出掛けた。収穫はタラボ・コシアブラ・ハリギリ・フキノトウetc。
 解散してから我家だけで花貫渓谷に入ってセリなど収穫して帰った。
(三鈷室山で同期会)
(花貫ダム)

5月8日(月) つつじが丘・竜神峡
 ワラビとりに出かけたら雨が降り出し、ドライブして奥久慈まで走ると雨がやみ陽が射し始め、つつじが丘の展望台に上がった。奥久慈の山々がおいでおいでと呼んでいた。
(つつじが丘展望台から長福山・男体山・鷹取岩・篭岩)
 つつじが丘公園にはツツジの真っ赤な花が綺麗に咲いていた。
(つつじが丘のツツジ)
 袋田でけんちん蕎麦の昼食、おしゃべり好きの女主人に花が咲いているリンゴ畑に案内されて、一緒に写真を撮った。
(袋田リンゴ畑)
 帰途、竜神峡に立ち寄り、ダム駐車場に車を入れて大吊り橋まで歩いた。大吊り橋は丁度竜神峡鯉のぼりまつりの最中で、1000匹近い大きなこいのぼりが泳いでいていい眺めだった。
(竜神峡大吊り橋のこいのぼり)
(竜神峡大吊り橋のこいのぼり)
(竜神峡大吊り橋のこいのぼり)

5月9日(火) 竪破山・土岳
 朝9時30分発、先ず日立市北部の十王パノラマ公園へ。公園に入ると賑やかな小学生の遠足に出会った。
 写真に写っている花はハナミズキ、公園名物のサクラの花は既に葉桜になっていた。
(パノラマ公園ハナミズキ)
(十王パノラマ公園:葉桜)

 パノラマ公園から石尊山に向かう登山道でワラビ採りしてから、県道十王里見線を西に走った。途中から米平林道に入って竪破山登山口駐車場に車を入れて、竪破山山頂の黒前神社まで登ってお参りした。
 辺りには弁天池や多くの巨岩が点在し、それぞれ曰くがありそうな名前が付けられていた。
(黒前神社拝殿)
(弁天池 楼門のすぐ下にあります。)
 不動岩、畳石
(不動石)
(畳石)
 兜石、胎内石
(兜石)
(胎内石)
 烏帽子岩、太刀割石など。太刀割石は竪破山(658)の山名のもとになった岩。
竪破山は標高658メートルの、市内で一番高い山です。大昔から神の山として崇められています。黒坂命が凱旋途中で病に倒れた地。八幡太郎源義家が奥州征伐へ向かう時に戦勝祈願した地など。
奇妙な岩や巨大な石がそれらの伝説を物語っています。その中の1つ太刀割石(たちわりいし)は八幡太郎源義家が大太刀を一振りすると、真二つに割れたという伝説があります。この地を訪れた徳川光圀が「最も奇なり」と驚いたと言われています。
(烏帽子石)
(太刀割石)
 竪破山山頂で展望を楽しみながら弁当を広げた。日立方面には滑らかな山並みが広がり、その中で目立つのは神峰山(587)と高鈴山(623)。
(竪破山山頂からの展望)
 昼食後駐車場に戻り、米平県道を西に向かい、戸川から坂上登山口から土岳(599)に登った。
(坂ノ上登山口)
(土岳山頂)
 土岳山頂からの展望写真に写っているのは竪破山(658)?
(土岳山頂からの展望)
 もう一枚の写真にはタラボの木が見られる。
(土岳山頂、タラボ林立)

5月16日(火) 土岳・石尊山
 週一の登山は加波山と足尾山の予定だったが、山菜採りしたくなって急遽土岳(599)と石尊山(386)に変更した。
(土岳山頂
 石尊山山頂には通信所があり、大きなパラボラアンテナが見えていた。
 山頂すぐ下に「(海軍航空隊員殉難之碑」が立っていた。この碑の謂れは
(石尊山通信パラボラ)
(海軍航空隊員殉難之碑)
 

5月30日(火) 篭岩
 朝の用事を済ませて10時出発、水府経由山方ー西金から林道で上山へ。案内板に従って歩いて篭岩に到着。断崖に大きな穴がいっぱい空いていて、その穴が中で繋がっていて「篭岩」の形になっている。
(篭岩@)
篭岩A)
(篭岩B)
(篭岩C)
 篭岩の高いところにある大きな穴に長い梯子が取付けられていた。ふらふら頼りなくて怖かったが、我慢して登り切って穴の窓から外を覗いた。見えた渓谷に「湯沢峡」と名付けた。
(篭岩から湯沢峡)
 篭岩からさらに篭岩山まで登ると展望が開け、北に奥久慈男体山が綺麗に見えていた。山頂で三角点石を探したが見つからず諦めて下ったのだが、一つ隣のピークを501mピークと勘違いしていたのだった。(cc.U122.上山ハイキングコース
(篭山山頂から奥久慈男体山)
 この日撮った花の写真はヤマボウシの写真だけでした。
(ヤマボウシ)
 次はスペインの旅行記になりますが、その前に、今日(9/29)見に行った赤羽緑地のマンジュシャゲの写真を紹介します。


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