H112.名馬里ヶ淵の紅葉狩り

1.動 機 
 水戸に住む娘が、二人暮らしの老夫婦を元気付けに時々我が家に来てくれる。11月14日の日曜日に来てくれて、「Go To イート でどこかで昼飯食べて、紅葉狩りに行こうよ。」と日立市内のレストランが載っているマップのコピーを広げた。我家も久しぶりに外で食事をしようかと Go To イートプレミアム食事券を購入したばかり、候補の店がGo To イート に対応しているかどうかは娘がスマホですぐに調べてくれる。結果、昼食は日立市十王町の鵜の岬国民宿舎のレストランで食べ、鵜の岬海岸の景色を眺めてから、高萩市まで北上して花貫ダム近くの名馬里ヶ淵で紅葉を楽しむことになった。記憶にはなかったが、このHPを見直すと、3年前の(E114.光力の海鮮丼と名馬里ヶ淵の紅葉)と同じ筋書になっていた。

2.データ
a)山域:鵜の岬、名馬里ヶ淵
b)登山日:2020年11月14日(日)

3.山行記録
 話が決まって、娘の車でR245,R6と繋いで北上、十王物産センター鵜喜鵜喜のある十字路で右折して海岸近くの鵜の岬駐車場に車を入れ、国民宿舎と廊下続きのレストラン・シオサイに入った。受付に確認するとGo To イートには対応しているとのこと。体温測定され手の除菌をして、しばらく待ってレストラン内に入ると、間隔をあけて置いてある大きなテーブルに向かい合って3人づつの椅子が置いてあり、テーブルのまん中にはアクリル板の仕切りが立っていて、店員さんの対応も気持ちよく、コロナ対策は完璧に見え気持ちよく食事ができた。海鮮丼を注文すると、お刺身がどっさり乗った丼ぶりが出てきた。
(国民宿舎鵜の岬・シオサイ)
(海鮮丼)
 食事が終わって国民宿舎前に出て、海岸を見るとすぐ下に展望台が見えていた。展望台に立っている白い柱は「愛と絆の鐘」で、娘に二人で仲良く鐘を鳴らしている写真を撮ってもらったが、ここに載せるのは恥ずかしいので遠慮しておきましょう。
(鵜の岬愛と絆の鐘展望台)
 展望台に下りると、海の白波と松の木立や岩礁との組み合わせが美しい。右の岩礁の向こうにウミウ捕獲場があったはず。
(展望台からの鵜の岬海岸)
 鵜の岬の駐車場を出て、R6交差点の物産センタ鵜喜鵜喜で獲りたての魚や野菜、花の鉢など物色して、R6を高萩迄北上、R461に曲がって花貫川沿いを山に向かった。道沿いには綺麗な紅葉が見えていたが、後部座席からはなかなかうまく撮れない。
 花貫ダムを過ぎたところで、娘は花貫ふるさと自然センター へ車を入れたが、センターはお休みだった。センターから少し走ったところに名馬里ヶ淵の小さな駐車場があり、一台の車が出て行ったところ、娘は狭いところに大きな車を難なく入れた。下の公園に入ると真っ赤に紅葉した樹が数本あり、「高萩の観光百選」の立て札を入れて写真に撮った。
 その向こうに見える大きな看板には「名馬里ヶ淵の伝説」の言い伝えが書いてあった。
       名馬里ヶ淵の伝説
    昔、この川下の野々平にすむ伊兵衛の家に一頭のめす馬がいました。この馬はいつもこの辺りへきて淵で遊んでいました。この淵のぬしは大蛇でした。やがて、この馬は子馬を生みました。ふしぎなことにこの子馬は馬小屋の出入口にわたしてある棒の上に寝ていたり、樹の上に登って遊んでいたりしました。伊兵衛や村びとは、この馬は大蛇の子にちがいないと驚き淵の中へ投げこんで沈めました。すると、急に空が暗くなり、激しい風雨がつづき大洪水となり、野々平は流されてなくなりました。それ以来、この淵を名馬里ヶ淵と云われるようになったと伝えられています。
            高萩の昔話と伝説より
(花貫渓谷への車中から)
(名馬里ヶ淵 )
 娘は老夫婦二人が仲良さそうに笑顔で立っている写真を撮ってくれていた。
(名馬里ヶ淵の紅葉@)
 同じ樹を少し角度の違うところからアップで撮ってみた。
(名馬里ヶ淵の紅葉A)
 下を覗くと、岩肌を縫って淵に流れ下る小さな滝が見えていた。写真にして大きくしてみると、なかなか見事な滝に見える。
(淵に流れ込む小滝)
 娘からもっと上流の滝へも行ってみるかとの誘いはあったが、二人はここだけで十分満足してそのまま我が家まで送ってもらった。次はスペインの8日目、トレドとマドリードの名所観光の写真を紹介します。


inserted by FC2 system