I81A ヨーロッパアルプス横断ハイク14日間(10)

10.8月26日(木) サンモリッツからフネス谷経由コルチナダンベッチオへ

 今日はスイスのサンモリッツからイタリアのコルチナダンベッツオへ移動の日である。夜中の風雨の音が気になって朝起きて外を見ると、周りの山は雪を被っている。昨日の好天気が嘘のようだ。


 チャータバスで8時にホテルを出発し、チロル地方を走る。雪を被ったチロルエッタールアルプスの下に、緑輝く広い牧場と小さな村、その中に目立つ端正な教会、高台に聳える古城や城砦、バスの中から何度もシャッタを押した。
 10時に突然バスが止まった。行く手を城壁が阻み、出入口の門は狭くてバスは通れそうにもない。丁度近くにあった観光案内所でトイレ休憩をしながら調べると、ここはグロレンツオ城壁の囲みの中だった。30分の休憩中に運転手は寸法を測って検討したようで、ぎりぎりの隙間を見事に通過して拍手を受けた。


 岩壁が目立ってきた山々の間を次々続くりんご畑を眺めている間に、賑やかなボルツアーノの街に入り、ここのレストランで昼食を撮った。馬車が走り、立派な教会の前庭に綺麗な花が咲く街の写真を撮って、バスは再び、緑の牧場と古城とブドウ畑の道を走って、今日のハイライトのフネス谷に入った。ここは副会長拘泥のカメラポイントだった。

 まずフネス谷入口の観光案内所から少し登った展望台から、緑の牧場と岩山の連なりとの美しいコントラストを眺めて感嘆する。副会長の拘泥はここではなかったようで、バスで別の高みに移動した。

 ここからも岩山は綺麗に見えた。赤い花とのコントラストで写真を撮ったりしたが、遥か下に教会が見え、これが拘泥のカメラポイントだった。バスで回るかとの話も出たが、ハイキングに来たみんなはさっさと歩き始めた。

 教会まで下りて教会と岩山の写真を撮ったが、今ひとつピンとこない。教会に近付き過ぎたらしい。迎えに来たバスに乗って次に向かう途中で、牧場の柵越えに無事お奨めの写真を撮ることが出来た。
 ここからコルチナダンベッツオに向かう途中ドロミテ山群の間を走ったが、連なる高い岩山はヨーロッパアルプスのイメージとは別物の景色であった。明日のドライチンネンを楽しみにしながら眺めていた。

 イタリア随一のリゾート地、コルチナダンベッツオに到着した。

(ソルブスコミクスタ)

(スクテラリアアルピナ)
(アジュガインシサ?)





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